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練習で時々落ち込み、ふて腐れる

私の気ままな時間の中でよく時間をかけているのが、歌の練習です。

毎週クワイヤーで歌ってます


私はカソリックの教会のクワイヤー(聖歌隊)のメンバーで、毎週のミサで歌ってます。ミサでは5曲程度のミサ曲が毎回変わるので練習は必須です。

スケジュールで言うと

水曜日の夜:次回のミサ曲の確認練習(全体)
木曜日の夜:確定したミサ曲のプログラムのメールが届く
土曜の夜か日曜の朝:ミサで歌う(本番)

5曲分を練習するので案外時間がありません。

新しい曲も毎回1曲はあるし、私は最低3時間は練習しないと本番のミサで、まともに歌うことができません。

歌は、曲を歌うだけではなく、声を作っていくことも大切だし、基本的な練習をしないでいると声がスムーズに出なくなります。
上手くなるには時間も掛かるし、簡単ではないという当たり前の現実にぶち当たります。

上手くなくても大丈夫

私たちのクワイヤーは、ボランティアが集まってやっているクワイヤーですから、歌いたい人なら誰でも歓迎です。
上手な主要メンバーも数人いるので、歌が下手でも問題ありません。

クワイヤーって、一人一人が完璧な声でなくてもミックスされて、思いの外、いい感じに聞こえてます。ただ特定の下手な人の声が目立つと、調和が乱れ問題になります。

ですから、小さなクワイヤーでは声量がある人は注意が必要です。

全体練習でダメ出し連発

今日は週1回の全体練習の日でした。

私にとって週1回のミサ前の全体練習は、絶対出ておきたい練習であり、楽しみでもあり、時々落ち込んだり、ふてくされたりする日です。

練習ではミュージック・ディレクターが指導してくれるんですが、例えば本日の練習では、

1「高音の跳躍した声がキィキィしているよ。もっとソフトに」
2「発音が間違っている、不明瞭。母音をもっとはっきり」
3「ピッチがズレている」
4「ソプラノの声が弱々しくてフラフラした酔っぱらいのようになってる」

とまぁこんな感じで言われました。

個人を指して指摘はされませんが、

全部、私じゃん!

1、高音
クワイヤーを始めてから、私は高音のㇻのフラット(A)ぐらいまでは出るようになりました。素人クワイヤーの中では高音が出せるメンバーです。
でも、高音を上手く歌えるか、というとまた別問題。

歌の中でミ、ファ、ソ(E,F,C)あたりですら、出てくるとちゃんと意識しないと、つい力んだ聞き苦しい突然大きい声になってしまいます。
基本をちゃんと習ってもいないし、正しく発声できていないキィキィ声は私です。

2、単語の発声
時々、歌詞にわからない単語が出てくるし、音符に乗っているので、単語としての全体像が見えず、発音を間違えます。
発音については私はかなり不利。
家に帰ってから単語を調べながら、練習するしかありません。

3、ピッチのズレ

ピッチのズレは歌っているときは自分ではあまり気が付きません。でも他人のズレや自分の歌を録音したものを聞くとわかります。
極端に外すことはなくても微妙に低かったりすると中途半端で気持ち悪いものです。
私に限らず、ピッチのズレは自覚症状がないというのが怖いんです。

4、声のふら付き
1から3のようなことを指摘されると「それって私?」って思って、
試しに声のボリュームを下げて控えめに歌うと「ビューティフル!」
なんてディレクターが言ったりして、「やっぱり私だったかぁ。私が歌わない方がよかったのか」と落込みます。

「だったら、もういいや、小さい声で歌おう。ソプラノの声量が減ってもいいや、他のメンバーに任せて控えめにしてた方が良さそうだから」
とふてくされます。

その結果、言われたのが4でした。確かに私は口先でなるべく小さめに気持ちも入らずにフラフラとした調子で歌ってました。

ここまで来たら、私もちょっと反省します。
そして丁度練習も終わりになりました。


イジけても、やっぱり好きだから練習する

うちのクワイヤーは決して人数が多いわけではありません。
歌の上手いメンバーは難しいパートのアルトやテノール、ディスカント(高音部)をやるので、歌いやすい主旋律を歌うソプラノがしっかりしていないとバランスが悪くなります。

私はソプラノ中でも通りやすい声と言われるので、ちゃんと歌えたらソプラノには十分貢献できるはずです。

歌の上手いメンバーが安心してハモれるように、教会に来る人もクワイヤーも私も少しでも美しい歌を聞きたいし、やっぱりちゃんと練習しようということに落着きます。

皆さん、60代になっても時々こんな風にふてくされたり、いじけたりするんですよ。

それでもやっぱり歌が好きだし、上手くなりたいんです。
少しでも耳障りのいい歌をお届けしたいし、みんなで歌う感動や歌うことで感じる幸福感、時間を超えて音楽で共有できる感覚を味わいたい、ということ立ち返ります。

そのためにはやっぱり練習して一つ一つの曲を歌い込んだり、歌いやすくする体作りや発声を練習するしかありません。
ディレクターとクワイヤーでミサの後に「よかった!」とファィファィブでできるようにそれまでになんとかするしかありません。

どんなことでも上達する、って簡単ではありませんよね。

歌は歌い手の性格や感情、気分が反映します。きちんとした発声ができるようになると本来の自分の美しい声をもっと楽に出せるようになるそうですよ。

自分の本当の声ってどんな声でしょうね。
私も歌の上手い主要メンバーのように歌えるようになりたいな。

さぁ、今週も不貞腐れてばかりいないで練習しますよ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました、




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