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カナダのノーベル文学賞作家の「Alice Munro」の本を読んだ感想

去年のお誕生日にカナダ人の友人からプレゼントしてもらった「アリス・マンロー(Alice Munro)」の本。なんでもカナダ人女性で2013年にノーベル文学賞をもらった人らしい。本の名前は「Lives of Girls and Women」

本は好きだけど英語が・・・・・・

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本を読むのは決して遅い方ではないと思うけど、この本、英語。そうなるとがぜん、読むのが遅くなるのではなく、読めない、取り掛かれない、進まない、のないないずくし。

もうすでに今年のお誕生日も来てしまいました。その友人はコロナの真っ最中に、今年も私のために家まで来てプレゼントを届けてくれたのに・・・・合わせる顔がありません。

このコロナのちょっとのんびり期間に読まなかったら、一生読める気がしない。

よし!やっぱり読んでしまおう!

ということでコロナ中に読むことを決心しました。

初めのうちはいちいちわからない単語を調べてチマチマと読んでましたが、そのペースではラチが開きません。思い切って単語を調べずに読むことにしました。そうしたら、なんとか1週間で読めました。

見なおしたぞ、私!とにかく何事もやってみるもんなんだ。

さて、ようやく本題の感想ですが、英語とはいえ、読みやすい内容、読みやすい文章なんじゃないかなぁ、って思います。

内容は田舎町に暮らす少女が主人公で一人称で語る私小説風。田舎の小さな町で暮らす主人公が、成長するにつれて町に暮らす人々の人生に閉塞感や違和感を感じて自分の望む将来とお年頃らしい恋愛に揺れる話。

高校時代に地元の仲間と楽しくやってて、大学進学で都会に出ようとするときに地元を出ない仲間に「なんか望んでるものが違う」って感じる感覚や地元の彼女や彼氏と付き合いながらも「この先このまま続くことはないかもしれないな」ってふと思う、そんな気分でしょうか。カナダも日本もいっしょですね。

舞台になっている時代のカナダの田舎の町の雰囲気や人々の暮らし、考え方も感じられて興味深いですよ。

そして何よりも短編で読みやすいのが魅力です。私は英語力がないので繊細な文章の良し悪しはわかりませんが、読みやすい文章かそうでないかはわかります。読みやすい文章はイメージしやすいし、情景も心情もわかりすい、楽しく読み進むことができます。

単語を調べてないので詳細はわからず読んでます。楽しみ方としてはかなり損をしてると思いますが、わからないところは想像とカンでとりあえず楽しめました。すごくない?

今回自分で初めて英語の小説を1冊読み切りましたが、こんな感じの本ならもっと読んでみようかな、と大胆にも思ったぐらいです。

そしてこの本を読み終わった一番の感想は、何と言っても

「やったー!」でしょう。

ほっとしました。では、抹茶で一服しましょうか。

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