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平成最後の早慶戦に想いを馳せて。

早稲田卒の僕は在学中にいちども早慶戦をみたことがない。

球場やスタジアムで都の西北を歌ったことがないし、肩を組み紺碧の空で勝利を喜んだことがない。意地とプライドがぶつかる華の早慶戦を、僕は知らない。

早大生としての喜びや楽しみをあんまり堪能した記憶がない。未だに校歌も紺碧もちゃんと歌えないし。


「リコタイ早慶戦を盛り上げたいんです!」

東京六大学理工系硬式野球リーグ(通称リコタイ)に関わるふたりの学生さんが、先日そう言って相談にきてくれた。球場での盛り上げを頑張ることはもちろん、SNS上、そして導入いただいているPlayer!上で、早慶戦を盛り上げたいという。リーグ杯の決勝戦が、早慶戦だ。


リーグ運営の仕事を担う方とは言え、単純に熱意がすごいなーーと思って聞いていた。リコタイは野球部ほどトップレベルとはいかないが、サークルで楽しくプレイするより本気で試合に臨みたい、そんな想いを持つ理工学生が集まるリーグとのこと。

高校時代のようにユニフォームを着て全力で野球がしたい。

そんなリコタイを本気でより良いものにしようと目を輝かせて語るふたりの学生さんを見ていると、ただの感心じゃなくてちょっと悔しさを覚えちゃった。俺も学生時代にもっと何かできたんじゃないかなーと。


正直リコタイのことはPlayer!で関わるまで、先日の打ち合わせのときまでほとんど知らなかったけど、集まる学生の想い、盛り上げようと頑張る学生の熱さ、素敵だなと思った。

そして早慶戦はやっぱり特別で、リコタイに関わる学生さんだけでないおおくの早稲田生、慶應生が強い思いを持っている。

いやぁ、学生時代に観に行けばよかった。


今週の土曜日にリコタイの早慶戦が行われる。平成最後の早慶戦だ。僕はPlayer!で観戦すると思う。


おなじく今週の金曜日には、ラグビー早慶戦を観に行く。生まれてはじめてのラグビー観戦。


日曜日には、女子ハンドボールの早慶戦を観に行く。ookamiで頑張るインターン生が大学最後に出場する試合。それが早慶戦。


早稲田在学時代に一度も見に行かなかった早慶戦。先日の女子バスケ早慶戦を含め、11月で4回も観に行くことになった。

全力で取り組むピュアな学生さんたちを見ていると羨ましさといくばくかの後悔を感じるとともに、楽しんでほしいなという謎の親心もあります。なんだこれ。


まえにツイートしたかもしれないけど、大学を卒業してから早稲田のことが好きになった気がする。わかんないもんですね。


スポーツに関わるようになった2018年。観に行く試合すべてが「平成最後の」と冠がついて、平成生まれの私、ちょっとエモいです。


そんな感じ。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。