若月 翼

1990年山梨県産。ex.ookami/Player!所属。Wasei Salon運営…

若月 翼

1990年山梨県産。ex.ookami/Player!所属。Wasei Salon運営。「マーケティング記事まとめ」管理人。

最近の記事

  • 固定された記事

コンプレックスと共に、静かに燃え続ける

僕はいま31歳。スポーツ系のスタートアップに勤めて丸3年になる。 プロアマ競技カテゴリー問わず、様々な領域のスポーツを「支える人」「応援する人」たちと関わり、スポーツの感動をもっと届けられるよう、一緒に併走する仕事をさせてもらっている。 プロを目指すチームの人、学生No.1を目指すチームの人、競技そのものをもっと広げたい人、選手の活躍を離れた保護者の方に届けたい人。 それぞれ規模感も目指す先も価値観も全然違うけど、みな自分たちのスポーツが大好きで熱中している姿は一緒だ。

    • 『スポーツの汀』を読んであれこれ

      仕事でスポーツチームのDXを支援する上で、地域スポーツや学校部活動の成り立ちを考えることがある。 スポーツの原点をゆっくりと紐解いている本書。スポーツの始まりは、自然から生まれたものと、人々の営みの延長から生まれたものがありそうだ。 ゴルフが生まれた土地は、羊の放牧ぐらいしか使えない荒れ果てた砂丘が広がる海岸性の砂地で、羊を追いながら木を持ち小石を打つところから始まった。サッカーなんかはもとは労働者階級のスポーツで、ダービー戦のように隣町や隣国との争いもサッカー文化内に残

      • 子ども心を持ち続けることと子どものままで居続けることは違う。

        2月頭にHHKBの外付けキーボードを買った。 レビュー動画と記事を見漁り、これだと決めてから、2〜3ヶ月おいた。あえて寝かせて気持ちを高め、仕事のプロジェクトが一段落するご褒美的にとっておき、いよいよ購入した。 レビュー通り打鍵感が良く、打ち込むたびに気持ち良く、ついつい何か打ちたくなる。HHKBのキーボードを打つために何かを書く、手段ではなく目的になっていることもあるくらいだ。文字が打てる楽器とはよく言ったもの。流れるように打ち込めるよう、タイピングのホームポジションも

        • テクノロジーは地域チームのポテンシャルを解放する。

          先日企画開催した「地域・学生スポーツの未来を考える」カンファレンス、当日終了後に考えたことです。 チーム運営の人数不足と専門的な人材不足 一口に地域スポーツ・学生スポーツと言っても、様々な課題がある。 https://twitter.com/mac1031/status/1498994946103443458 地域・学生スポーツの領域の課題のひとつが、慢性的な人手不足。もう少し深ぼると、業務量に対する人数不足と専門的な人材不足の2点。 チーム強化(競技力向上)とは全く

        • 固定された記事

        コンプレックスと共に、静かに燃え続ける

        マガジン

        • #マーケティング 記事まとめ
          1,365本
        • スポーツビジネスについて考える
          69本
        • 新しい日記帳
          4本
        • 三日月録
          200本
        • Be a Player! Magazine
          15本
        • コミュニティの軌跡〜Wasei Salon〜
          23本

        記事

          季節はずれのサマーウォーズ。

          1週間ばかり休暇をとっている。 ふだんならMTGだらけの一日も、今日はゆったりだ。同じ自宅なのに「予定」がないだけで、別の空間のように思えるのは不思議だ。 いい陽の光が入ってくる。 先週と違って暖か。気温は10度くらいだけど、包み込まれるような穏やかな日差し。日に当たっていれば寒くもなく、窓を開けて外の風を感じることもできる。 我流で淹れた珈琲を飲みながら本を読んでいる。外を歩く子どもの声や葉っぱが擦れる音が耳に入ってくる。部屋に入る風はまだ少し冷たい。 頭の中に流

          季節はずれのサマーウォーズ。

          今日をひらく

          リビングで鳴るアラームの音が聞こえる。 すっと目覚めてベッドから素早く出る。苦もなくパッと起き出す。寝室にスマホを持ち込まないことをマイルールとしていて、目覚ましのアラーム音を止めに動き出す。 スマホの音はあまり心地良いものではない。本当は聞きたくないのだけれど、代わりに相応しいものを用意する方が面倒で、ずっとスマホで起き続けている。どんな音を設定しようと、スマホらしさはどうやっても出てくる。 最近は体内時計を試していて、起床時間を唱えて寝ることで自然と起きられる日も増

          今日をひらく

          どこか自分と似ていてホッとした。

          学生時代に『ノルウェイの森』を手にしてから、村上春樹の文章がなんとなく好きになった。 読み始めた頃は正直ぜんぜん意味がわからなかったが、二度三度読み返している内になんとなくハマってしまい、でも熱中するほど激ハマりすることもなく、ポツポツと今日までいくつかの作品をなんとなく読んできた。 『風の歌を聴け』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ダンス・ダンス・ダンス』『国境の南、太陽の西』『1973年のピンボール』 そのとき気になった作品を手にとっているので、有名な

          どこか自分と似ていてホッとした。

          意外と毎日、濃ゆい。

          2ヶ月ほど前から紙の日記をつけている。 自分にしか見せない、紙とペンで綴る手書きの日記。1年間書き続けられる分厚いモレスキンの方眼ノートを買った。 日記やら考えていることの書き出しは、メモアプリやTwitter、noteなどのデジタルツールで書いてきたので、紙がメインになったのは学生以来かもしれない。 紙の日記では、その日あったことや感じたことを、そのまま書き残している。誰にも見せることはないから、無理やり意味のあることを書かない・課題を見つけない・改善しない・ネクスト

          意外と毎日、濃ゆい。

          理由なく心惹かれてしまう、歴史や神話・土地の話。

          歴史や神話、土地の成り立ちにまつわる話が好きだ。 いま「小林ス」プロジェクトで宮崎県小林市のことを知っていくうちに、宮崎に残る神楽と日本神話を調べるようになった。これがもう面白くて面白くて。また小林に行った際には現地で色々調べて歩きたいと思っている。 仕事で関わっているスポーツよりよっぽど純粋な好奇心が湧いてしまうのが歴史や神話・土地の話だけど、なぜここまで好きなのかを考えたことがあまりなかった。 *** 例えば土地の話で言うと、わかりやすくハマっているのは「なぜ東京

          理由なく心惹かれてしまう、歴史や神話・土地の話。

          プロサッカー選手と対話して感じたこと

          先日、縁あってプロサッカー選手の増田繁人選手(@magroooooon)に、1時間ほど対話(セッション)をしていただいた。 アスリートが持つ内省の力を活かした、コーチングに近いセッション。端的に言えば、増田選手に僕の悩みを聞いてもらったのだ。 僕の悩みをここで詳しくは書かないが、端折りに端折って言えば「なんか上手く行っている実感がない」といったものだ。己を磨き続けているアスリートからそのヒントを得ようと、機会をいただいた。 アスリートのメンタルに触れたかった。 ***

          プロサッカー選手と対話して感じたこと

          ランニングフォームを見てブツブツ言っていた陸上部の同期

          高校時代の陸上部の同期で、印象に残っている友達がいる。 走高跳選手だった彼は、徐々に僕も主戦場にする400mにも出場するようになった。最初こそスタミナ不足が目立った彼だが、日を追うごとに自己ベストを更新しまくっていた。 陸上強豪校だった僕らは、同じようにハードな400mの練習を日々こなしていた。同じように追い込んで同じようにゲロゲロし、同じように毎朝朝練をしていた。メニュー自体に大差はないはずだが、僕に比べて彼の成長速度は圧倒的だった。 *** 彼は大会や練習のたびに

          ランニングフォームを見てブツブツ言っていた陸上部の同期

          習慣なのか、趣味なのか。

          人生は習慣がつくる。習慣化(ルーティン)の大切さは至るところで語られ、そのハウツーを伝えるブログも書籍も実に多い。 僕もいろいろ試行錯誤してきて、ようやくいくつか新しく習慣化できてきたものがある。だけど道筋を振り返ってみるとたしかにハウツーが活きたように思えるものの、なんかソレジャナイ感が強い。 ランニングをはじめてもう5ヶ月ほどが経ちます。毎日まではいかないけど平均して週の半分くらいは走っていて、だいたい仕事前の朝に時間をとっている。 これまで何度もランニングを習慣化

          習慣なのか、趣味なのか。

          自分を取り戻す時間を持つこと

          10月に入ってから本業での仕事範囲が広がり、動き出しにくかった複業のプロジェクトも一気に動いてきて、充実した毎日を送っています。 例えば10月から所属部署のインターン採用業務もコミットしていて、新たに数人のインターン生を迎え入れたりと、慣れない業務の中タスク量も増えてんやわんや。 他にもやることはたくさんあって忙しい感を常に抱えている状況なのですが、このままいつもどおりの「タスクを整理して優先順位付けする」的なマネジメントアクションをとったところで、解決しないだろうなぁと

          自分を取り戻す時間を持つこと

          Clubhouseで見た景色は、交流会の端っこでダンマリしていたあの日の自分だった

          Clubhouseが面白い。 使い始めた初日は、著名な起業家やビジネスパーソンの話をとにかく聞いた。リスナーだ。移動中の会話やテレビ収録直後の配信は、これまでのライブ配信サービスにはない気軽さ、目新しさを感じた。楽しかった。 翌日には自分もスピーカーとしてルームを作って話してみた。と言っても、友人と2〜3人で雑談しただけで、久しぶりの友人と電話をしたような気分だった。流行っている今だからこそ、気軽に声をかけることができた。嬉しかった。 これなら自分もいけると思った。

          Clubhouseで見た景色は、交流会の端っこでダンマリしていたあの日の自分だった

          2021年スポーツの世界でやりたいこと

          2021年初noteです。 年末年始はスポーツ祭り。毎年のことながらスポーツエンターテイメントサービス「Player!」の運営でハッスルしてました💪 ようやく少し落ち着いてきたので、新年の抱負ではないけど、今年スポーツでやりたいことを書こうと思います。 サムネはけっこう前に友人宅でカレー持ち寄り会をしたときの写真です。すごく美味しかったです。 ※変えました 好奇心の赴くままに2021年はスポーツコミュニティをもっと探求していこうと思っています。 スポーツビジネスの世

          2021年スポーツの世界でやりたいこと

          インスタントな言語化をやめてみたら、人と比較することが減った

          随分久しぶりのnoteになる。最後に更新したのが5月の頭なので、3ヶ月も前の話です。仕事での執筆を除くと、自分の考えをまとめて言語化するのが本当に久しぶりな感覚。 先日ある気づきがあり、こんなツイートをしました。 矛盾するようですが、6月の下旬から意図的に自分の考えを言語化しないようにしてきました。上記のようなツイートも多少していたものの、自分の中で確信的になったこととか、単なる疑問を書いただけだったと思います。 少なくとも自分の中では、今までよりは言語化の量は減らせた

          インスタントな言語化をやめてみたら、人と比較することが減った