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ぼくの好きな読書法

世にはたくさんの読書法がある。


僕も目的に応じて読み方を変えるけど、折り目をつけ書き込みをするのが基本だ。重要だと思ったページは折り、文章に対して感じたことを書き込む。

なるべく行動に落とすようにそのあと別のメモ帳にアクションを書いたりタスク化することも多い。

ビジネス本や教養本に限らず、エッセイや小説にも同じように折り目をつけ書き込む。いずれも作者のメッセージがあり、感じるものがあるからだ。


行動に落とすことに最適化するならば、わざわざ本自体に何かを加える必要はないのかもしれない。

それでも直接書き込むのは、僕は同じ本を何度か読み返すタイプだからだ。最初に読んで重要だと思ったことが、二度目三度目で全然違っていたりする。これがとてもおもしろい。

再読したときに新しい発見があるから、僕は本自体に記録を残すようにしている。


また、電子書籍ではなく紙の本を好んでいる。便利さでいったら間違いなく電子書籍だと思うし何度か試してみたけど、どうにもしっくりこなかった。内容が頭に入ってこないのだ。

たぶん僕は本の厚みと手触りも感じながら本を読んでいると思っていて、電子書籍ではその実感が得られないから、内容が入ってきにくいのかもしれない。

また、書き込むときの感情で筆圧や文字の丁寧さ・粗さがぜんぜん違う。紙と鉛筆で育ってきたので、これも電子メモではとって変えられない。便利さ以上に優先すべき読書体験だと思っている。


そんなかたちで、僕は紙の本を折り書き込みながら読書し、何度か読み返している。


で、ここからが本題。

まだそんなに経験は多くないのだが、折り目と書き込みを入れた本を人に貸し、その人にも同様に折り目を入れ感じたことを書き込んでもらっている。これがとてもおもしろい。


その人がチェックしたポイントは、僕のそれとは全然違っていて、感想や解説を聞くとめちゃくちゃ勉強になるし、何よりその人への理解が深まる。その人にとっても、僕の視点は新しい発見になるようだ。

また、僕の書き込みに対して返答してくれることもあり、直接の会話やメッセージともまた違う、一つの本を軸にしてじっくり向き合うコミュニケーションができる。軸とじっくりで韻ふんじゃった。


同じ人でもタイミングによって感想が変わるだろうから、時をおいて何度かやってみるのもいいかもしれない。

まだ一冊の本を複数人に貸したことはないが、いずれ回し読みしてみたいなぁと思っている。


一冊の本を軸にしたコミュニケーション、おすすめです。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。