わかさん

兵庫の上のほう。情緒、障害、移住。 忘れそうで忘れない記憶。私をとりまく日々、生きてい…

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兵庫の上のほう。情緒、障害、移住。 忘れそうで忘れない記憶。私をとりまく日々、生きている証明。最近はよく書きます。つぶやきは私にとって公園の土管。誰かに向けたけど、伝えられなかった恋文の場合もあります。

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記事一覧

言葉が大切すぎて、言葉が邪魔になるときがある

わかさん
7時間前

感情を忘れてしまうほどの生真面目はいらない

わかさん
10時間前
1

優しい人になれと言うけど、優しいだけじゃ損をしたり傷ついたりすることが多いので、私は靭やかな人になりたいです

わかさん
1日前
1

必死な大人は好きじゃないけど、一生懸命な大人は好き。

わかさん
1日前
2

当たり前の基準がすぐに上がってしまうのは、適応力があるという証かもしれないけど、ありがとうがなくなってしまうのは嫌だな。

わかさん
1日前
1

「彼女たち」

 初めて顔を合わせたその6人は本名を名乗り、一夜を共にした。  匿名のアカウントで呟かれる「彼女たち」の混沌とした日常。「彼女たち」は、食べることに困難さを抱え…

わかさん
5日前
44

見れないわけじゃない、だけど殆どの人が見つけない。秘密じゃないけど、ちょっと秘密。公園の土管の中で言葉を吐いているよう。それがここ。これを読んだ人は相当私のことが好きか、土管のような場所を探しているか。どちらにせよ愛おしいね。ありがとう。明日も目を覚ましてください。

わかさん
2週間前
7

体型の話

銭湯へ行った。 花火大会の前日だからか、いつも数人のおばあさんと風呂に入るのだが、その日は親子連れや私と同じくらいの歳の友人同士もたくさんいた。 よく他人の体を…

わかさん
2週間前
18

毎日が新鮮で、物を描きたくなる瞬間が沢山ある。書く。人目を気にして下書きのまま置いてしまう。いっそほぼ日刊にしたら楽しいんじゃないか。毎回試すように文章を出すから苦しいんじゃないか。生きるように書く。生きるように出す。文章はナマモノなので、明日には気持ちが変わるかもしれない

わかさん
2週間前
4

近況報告がてら親や友人にnoteを読んでもらうことが増えた。心を開いたら、愛が返ってくる。そういう循環が回る。それだけでも文章を書くことに大きな価値があるね。

わかさん
2週間前
7

「忙しそうだね」も「大変そうだね」も、あちゃ!そう思わせちゃったかあ!と思う。想像されるより私は静的だしめちゃくちゃ休むし、何より余白がある人間でいたい。私からみても他人から見ても。昔はスキのある人になるまいと思ってたけど、今は人が入ってくれるスキを持った人でありたい。

わかさん
2週間前
5

2ヶ月目、ウソをつけない海

最近、「こんにちは」のように「慣れた?」と聞かれる。 移住して2ヶ月が経った。「まだ2ヶ月か」という気持ちが強いが、慣れたかと聞かれたら「生きてはいるが」という感…

わかさん
2週間前
18

らっこと、嫉妬

「昨日さ、友達とらっこの話しててんけど」 梅ソーダを吸いながら彼女が言った。 「らっこ?なんなんそれ」 「いや、その子がらっこめっちゃ好きみたいで2時間くらい話し…

わかさん
2週間前
23

オンナとして見られるということ

29歳になって思うのは「楽になったなぁ」ということだ。 この歳になってようやく「オンナとして見られる」とか「男からは好かれるが女から酷く嫌われるポジション」みたい…

わかさん
3週間前
30

休日だけ、パン屋

最寄りのパン屋に行った。 最寄りと言っても電車で30分かかるので、パン屋に行くことは休日にしかできない営みとなった。 汽車で海沿を30分。日を浴びて海がキラキラして…

わかさん
4週間前
20

海と空とときどき涙

2024年夏前、とても軽率に港町へ移住した。 私には3つの障害がある。ADHD、双極性障害、摂食障害というトリプルハンデだ。おっちょこちょいという表現では済ませられない…

わかさん
1か月前
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言葉が大切すぎて、言葉が邪魔になるときがある

感情を忘れてしまうほどの生真面目はいらない

優しい人になれと言うけど、優しいだけじゃ損をしたり傷ついたりすることが多いので、私は靭やかな人になりたいです

必死な大人は好きじゃないけど、一生懸命な大人は好き。

当たり前の基準がすぐに上がってしまうのは、適応力があるという証かもしれないけど、ありがとうがなくなってしまうのは嫌だな。

「彼女たち」

 初めて顔を合わせたその6人は本名を名乗り、一夜を共にした。  匿名のアカウントで呟かれる「彼女たち」の混沌とした日常。「彼女たち」は、食べることに困難さを抱えている。その病を摂食障害という。  私は5年前に実名で摂食障害を公言した。摂食障害を症状としての身体ではなく、言語で表現していく。言語は他人に拓けることができ、手を繋ぐことができる。共に闘うことができるのだ。  食べられなくなる人もいれば、自分で止められない食欲に襲われる人もいる。食べるとは生きることであり、生き

見れないわけじゃない、だけど殆どの人が見つけない。秘密じゃないけど、ちょっと秘密。公園の土管の中で言葉を吐いているよう。それがここ。これを読んだ人は相当私のことが好きか、土管のような場所を探しているか。どちらにせよ愛おしいね。ありがとう。明日も目を覚ましてください。

体型の話

銭湯へ行った。 花火大会の前日だからか、いつも数人のおばあさんと風呂に入るのだが、その日は親子連れや私と同じくらいの歳の友人同士もたくさんいた。 よく他人の体を観察してしまう。 人工的な(無理の効いたともいう)体がずっと好きだった。骨々しかったり、脂肪のない直線だったり、横から見た体の薄さだったり。その体から滲み出る、孤独とか、冷たさとかが、自分に共鳴するようだった。 自分の興味が痩せから、自分自身とか人生の豊かさ、みたいなものに移り変わってきたのは最近のこと。十何年も痩

毎日が新鮮で、物を描きたくなる瞬間が沢山ある。書く。人目を気にして下書きのまま置いてしまう。いっそほぼ日刊にしたら楽しいんじゃないか。毎回試すように文章を出すから苦しいんじゃないか。生きるように書く。生きるように出す。文章はナマモノなので、明日には気持ちが変わるかもしれない

近況報告がてら親や友人にnoteを読んでもらうことが増えた。心を開いたら、愛が返ってくる。そういう循環が回る。それだけでも文章を書くことに大きな価値があるね。

「忙しそうだね」も「大変そうだね」も、あちゃ!そう思わせちゃったかあ!と思う。想像されるより私は静的だしめちゃくちゃ休むし、何より余白がある人間でいたい。私からみても他人から見ても。昔はスキのある人になるまいと思ってたけど、今は人が入ってくれるスキを持った人でありたい。

2ヶ月目、ウソをつけない海

最近、「こんにちは」のように「慣れた?」と聞かれる。 移住して2ヶ月が経った。「まだ2ヶ月か」という気持ちが強いが、慣れたかと聞かれたら「生きてはいるが」という感じだ。とはいっても、そんな回答では気を遣わせてしまうので「ぼちぼちです」と答えるようにしている。 移住と言ったが大阪にも家を置いてる身なので、私は月に1週間ほど大阪に帰る。1日に2本、片道3時間半。朝5時半に起きれたら昼前に大阪に着くのだが、荷造りすら当日までできないタチなのでいつも昼前の便に乗る。 先日大阪に

らっこと、嫉妬

「昨日さ、友達とらっこの話しててんけど」 梅ソーダを吸いながら彼女が言った。 「らっこ?なんなんそれ」 「いや、その子がらっこめっちゃ好きみたいで2時間くらい話した」 いやごめん、どういうこと? 試しにどんな話だったのかと聞いてみる。そしたら、らっこの進化がめっちゃ可愛くて、貝殻を割る石のためにポッケができたらしい、らっこって漂流せんためにみんなで手繋いで寝るらしい、みたいな話を楽しそうに話した。昨日の夜11時までらっこの話してたんだよねと言った。ね、らっこ可愛くない?

オンナとして見られるということ

29歳になって思うのは「楽になったなぁ」ということだ。 この歳になってようやく「オンナとして見られる」とか「男からは好かれるが女から酷く嫌われるポジション」みたいな機会が減った。 特に学生の頃は、自分の女性性や容姿が人生を困難にさせた。 女からは対等に見られることはなく、大抵ファンクラブができるくらい崇められるか、イジメや噂の標的になった。そんなで私も女を全く信用していなかったように思う。お互いが、自分の地位を保つための道具のようだった。 男からは漏れなく性的対象とし

休日だけ、パン屋

最寄りのパン屋に行った。 最寄りと言っても電車で30分かかるので、パン屋に行くことは休日にしかできない営みとなった。 汽車で海沿を30分。日を浴びて海がキラキラして見える。それを子供のように窓にしがみついて眺める。時にシャッターを切る。 トンネルを抜けると、少しだけ山道になって3頭の鹿を見た。うちの町は獣害駆除対策が遅れて、隣接地域から鹿が逃げてくる場所。その数、人口よりも多いというのだから笑ってしまう。 先日、職場でここのパン屋を紹介された。彼女には美容室も紹介してもら

海と空とときどき涙

2024年夏前、とても軽率に港町へ移住した。 私には3つの障害がある。ADHD、双極性障害、摂食障害というトリプルハンデだ。おっちょこちょいという表現では済ませられないミスで日常はドタバタだし、1日3回適切に食べるということが私にとって何よりも難しい生理行動である。 私には障害があるが、夢もある。願わくば、それは週末だけ運営される隠れ家ゲストハウスのようなものがいい。旅の延長線で、自分と向き合う時間が作れる瞬間を創りたいのだ。 そんな障害と夢がある私だが、普段は大阪の旅