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物語が始まる、猫との出会い。
物語が始まる気がする。
偶然の猫との出会いは、神秘的な時が流れる。
泊まった先のホテルで、こんばんは。
その猫さんは、とても人懐っこく、体をすりすりして、にゃぁーん。とないて。
私の前でとっても大きい伸びをして。
口の動きと体の動きが 「クイニーアマン」
と言っているようだった。
そのため、その子の名はこの瞬間からクイニーアマンになった。
クイニーアマンは、顎下と頭の上を撫でられるのが好き。ずっと触れていると、ゴロンとしてお腹を見せてくれた。
この仕草は、信頼している証拠なのだと言う。
初対面でも、心通わせたい時に、アクションがあるととても嬉しい。
心の底から満たされた気持ちになる。
クイニーアマン。
別れをつげ、朝を待った。
次の日の、雨上がりの朝。
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クイニーアマン!!!!!
君は野良猫だというのに、また会えた。
でも、出発の日のまた次の日にはいなかった。
嬉しかった。
さびしくならずにすむから。
クイニーアマンとの時間は、忘れない。
新しい物語が始まる音がした。
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