若葉ことり

北海道在住。創作にまつわるあれこれや身の周りの事を、自分らしく、書くところ。 できるのなら、あなたの心を揺さぶってそっと寄り添いたい。「#スポーツがくれたもの」コンテストにて、グランプリ受賞。 お仕事もご相談ください。(ページ下部「クリエイターへのお問い合わせ」よりお願いします)

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運動音痴の私が、走った。

私はスポーツとは無縁の人生を送ってきた。 とにかく、運動音痴である。 高校の時の100m走のタイムは23秒で、ストップウォッチに刻まれたタイムを見た体育の先生に 「お前、真剣に走れよ!」 などと言われたりした。真剣だっつーの。 中学の時は、部活動強制加入だったのだが、とにかく運動は嫌だったし、吹奏楽部も筋トレをすると聞き、消去法で美術部にした。本当は帰宅部がよかったなあ。 そんな私が、スポーツをした経験として、ただひとつだけ、胸に残り続ける競技。 それは、かつてテレビ朝日系

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    • 【詩】死に物狂い

      シャンプーしているとき いいフレーズが決まって飛び出す いい匂いがしてるからかな 5分後には忘れている でもそれは いいフレーズであって こころやたましいは、宿っていない 5分後には忘れている 寝ても覚めても焼き付いているような わたしのさけびは どこに潜んでいるのだろう 夜中になるまで待って 目を背けたい過去にまみれながら 探すしかないのか 否、死に物狂いになれ

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      • 【詩】世間知らず

        秋を生きる 世間知らずで生きる もう、傷つき易い少女ではないが 夜半が訪れる 世間知らずで生きる ずっと、死を恐れなくなるまで 愛を知っている たとえ世間知らずでも 眠りにつく瞬間、後悔ばかりしていても 本を読み映画を観ても 追体験だけでは 世間知らずのまま 外、 街は、大きく 人は、さまざま 新しいものが生み出され続ける ここで静かに、詩を生み出す

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        • 【詩】にちようびはおやすみ

          無・重力になれるピンク色の入浴剤 右側に鎮座する我が子 18分以内の保湿を命ずる そのうちに来てね王子様 懐かしいフォントと灼けるようなキャッチフレーズ 夢・気分の時代が靴の底に閉じ込められてた 牛蒡を切ればお正月のにおいがするよね 好きだったピーコートは脱いだそばから盗まれて 夜明け前にドーナツ5つ こたつの中の寝言でばれてしまう嘘 趣深い大和のリズムに漂う京都の旅物語 次から次へと投げられるお題目に水引をつけて 伝わらないゼスチュアするのは唇が腫れたから 君の咳ごと飲み込

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          【詩】啓示

          ただ横たわるだけの生命維持 心臓も制御できず、 肉体の主は息を殺し、 カウントダウンに暇がない それに支配されているが ある日啓示を受ける わたしはわたしである、と どんな魔物にも侵せない、と いつも自由だった、 支配などされてはいなかった、しっかりと 精神の主は自分を生きることにして、 小さな幸福を見出した

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          【詩】渦中

          ステンレスのように思っていたきみのこころ 潤そうとしてた そして、ある夜 言葉にならない音を立てて 暗いアスファルトの上に崩れ落ちた きみを操れず じぶんを偽れず 撒き散らされていた渦の真ん中 いつだってわたしがわたしのまま 求めて求めて求め、疲れ、 美しい能力を犠牲にしながら腐敗を始めた 頭蓋骨の中から 電信柱の陰から 削ぎ落した記憶だけがすり替えられる そのうちに きみのこころは新幹線に乗り何処かへ向かっていった

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          【詩】暗号

          白紙に戻す 白紙に戻す 捲ればすぐに 巻き戻るのだが 小さな秋が蘇り ぎゅっと抱き締める、何も言えず 声を上げて泣くかもしれない あれこれ関連付けてはならない ただ、移ろうだけ 行き止まった夏が蘇り 暑いままの夜を彷徨う、完璧を求めて 逆走を許さないかもしれない 持ち去られた証の、その代償

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          【詩】予感する日

          いつもより早い帰り道、 宝石みたい太陽の粒が降り注ぐ祝福と カラスが鳴く、つくしが揺れる 綿毛の風が吹けば青い匂いの午後 知らぬ間にもう会うことのなくなる誰か 思い出す度 悲しく感じる人生だったけど 今は爽やかに感じられる どうしてかしら 出会い、別れれば、次は予感 そうやって始まってゆくと 灯台に導かれた 変わる変わってゆける 進む進んでゆける 立ち止まって、振り返るばかりだったの 四半世紀よりもっと過ぎたって どうしてかしら ただこの先を見つめて 全てを受け入れ

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          【詩】ステンドグラスの夢物語

          いちごソーダと拙い幻想を流し込んだステンドグラス 幸せを閉じ込めておける そんな物語 森の中に棲む心優しき罰 摩天楼を見下ろす風に羽が生えた命 首都高流してくドライブレコーダー くだらないんだよ全部 自由なんてとっくに失われてる時代の 遠くの夜の煌めきだけが他人事のよに美しくて 吸い込んだ煙草の先が共鳴するだけ 何も傷つけられやしない それでいて 私ばかり血が滲んでいく 心臓に刺さったステンドグラス 霞ばかり集めた箱庭と 逃げ出してった神様を 冷めかけたコーヒーで流し込む

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          何度かnoteの投稿を読んで、好きだなあと思っている方がいて、 久しぶりに新しい投稿を読んで、乙女心がびんびん刺激を受けて、 新しい作品を生み出す準備ができた。

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          もやもやしている。 もやもやもやもや。 当たり前だけど、思い通りにはいかない。 辛いけれど、悲観したってしょうがないし 何とかなると気楽に構えるべき、と思って 余計に辛い。 ストレスはよくない。 とてもむつかしい。 明日この気持ちを作品に昇華できたらいい。

          誰でも作者、わたしも作者

          ゆうべ、寝る前に娘とベッドの中で雑談をしていました。 大体、お互いに、ひとつずつ話題を出し合って話しています。 昨日のわたしの話題は、なかなか思いつかなかったこともあり、 「ママが考えたお話をするから聞いてね」というのをやってみました。 女の子が出てくる短いお話をしました。 娘はじっと、聞いていました。 頭の中で考えながら話していたのですが、 特に詰まることもなくすらすらと言葉が出てきました。 ストーリーは、よくある「繰り返し」を念頭に置いて、、、 娘の好きそうなモチ

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          【詩】夏の煙

          異国の日射しを浴びて 緑色のミニスカート揺らして歩く 木陰を見つけたら くしゃくしゃのショートホープくわえて 寝転がったまま かっこつけて吐き出した煙が いつか化石になる夏 目的地には着かない くしゃくしゃのショートホープくわえて 聞き分けの悪いハートごと吐き出した煙が いつか化石になる夏 どこに行けば大人になれるの? この地球のどこに あたしの居場所があるの? ひとつも思い通りにならない夏 あんな言葉聞きたくなかった 光合成したって生きていけないの 愛がなくちゃ生き

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          【詩】透明の木

          どこにでも行ける 足があるね 飛ぶようにステップ踏んで 石畳だって走れるさ ガラスにも鏡にも映らないぼくは まるで神様のように みんなの暮らしを眺めてさ ひとりぼっちでいつも きみたちの宝箱の中身も、 最後のメダルも知っている 神様はひとりぼっちなんだろうか 暗い夜に冷たい雨 街の灯りがオレンジ色に浮かんでも きみを待つドアはどこにもないのだ 不思議な傘で雨宿りをしていきなよ ぼくだって 命を宿している 藍い世界に佇む月をそのまま透かす ねえ、きみの名前を教えて

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          【詩】永遠目がけて

          窓をあける 大きくあけ放つ すると目の前には宇宙が 見渡しきれないところまで ひろがっていて、 吹き込んでくる カーテンがなびいて 染まっていく、銀河のいろ 飛び込んでくる 流れた星が勢いつけて 心臓がぱんと弾けて、火花が飛び交う 雨が降っても 朝がきても ここは宇宙のなかで、永遠と云おう 泳げなくても大丈夫だよ 飛べなくても大丈夫だよ 溶け込んでゆく 冷たい宇宙の兆しの中に あなたになる、たった今 わたしになってね、たった今 宇宙目がけて 永遠目がけて 時空目が

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          【詩】中指の相棒

          大きなガラスのハートのリング 透き通った 遠くの晴れの色 ぐっと腕を突き上げて 太陽にかざせば 魔法がはじまりそう 呪文はなくても みるみる光に包まれてゆく その先は思い浮かべられないよ どんな魔法を見せてくれるの? 大きなガラスのハートのリング 何度もくちびる押し当てた かなしい時は 胸に当てれば わたしの心の 身代わりになってくれる? ぎゅっときつく瞼閉ざせば たましいが煙のように 明日になればわたしまた ぐっと腕を突き上げて 太陽にかざすから ぐっと腕を突き上げて

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