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限界福祉労働者のエッセイ

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福祉労働者として働いたり仕事休んだり辞めたりするすったもんだの労働者日記。
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【元限界福祉労働者のエッセイ①】フェミニスト、結果ブス

【元限界福祉労働者のエッセイ①】フェミニスト、結果ブス

※福祉の仕事を辞めたので「元」が付きました。
※最初に断っておくと、「フェミニストってブスだよね」とかいうアホみたいな話は、ここでは全くしません。フェミニストをうがった見方でしか捉えない人には、「そういう人向け」の文章があると思うのでブラウザバック推奨です。

2023年8月17日(木)

K-POPアイドル・MAMAMOOの「HIP」という曲が、ものすごく好きだ。

普段の私は音楽を聴くとき、流

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【限界福祉労働者のエッセイ③】レペゼンDVサバイバーより職場の皆様へ

【限界福祉労働者のエッセイ③】レペゼンDVサバイバーより職場の皆様へ

2023年7月15日(土)

突然タイトルとは全く関係ない話をするが、ZINEを作りたいという欲望がある。

文字を書くという行為に並々ならぬ想いがあった私は、昔から「自分で自分の本を作る」ことに憧れを抱いていた。それも装丁にめちゃめちゃこだわったものを作りたかった。
高校生の頃、思いがけずこの世には「同人誌」なるものが存在し、アマチュアでも本を作って売り買いができる「コミケ」というイベントがある

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【限界福祉労働者のエッセイ②】とりあえず本を処方してください

【限界福祉労働者のエッセイ②】とりあえず本を処方してください

2023年7月14日(金)

働き始めてから、自分には「支援事業の最前線」で戦うのが圧倒的に向いていないことに気が付いた。

支援事業、というのは療育のことであり、最前線とはまさしく療育を直接子どもたちに提供する人たちのことを指す。保育士とか、支援員とか、その辺の人たちのこと。
もちろん療育じゃなくて教育のことでもいい。その場合、最前線とは教師になる。

元々は教員になる予定だった。
だが「公立学

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【限界福祉労働者のエッセイ①】表向きシスジェンダーの私が「当事者」であることを考える

【限界福祉労働者のエッセイ①】表向きシスジェンダーの私が「当事者」であることを考える

2023年7月13日(木)

空咳が止まらない。
熱が出るわけでもなく、喉に強烈な痛みがあるわけでもなく、何の病気でもないのに空咳が出るのはおそらくストレスのせい(だと思う)。
先週から、私は仕事を休んでいる。土曜の出勤日、準備まで済ませたのに玄関で涙が止まらず、無断欠勤したためだ。欠勤の連絡が、始業時間までにできなかった私は、もう色々と限界になったので風邪薬とビールを混ぜこぜに飲み干した。そして

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