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わかってもらいたいなら、まずは、わかろうとすることが大事なんだよ。

昨日の朝、溜まっていた書類を片付けていたら、こんな作文が出てきた。

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『お母さん』
お母さんは、僕がおなかすいてないとき、ごはんを早く作って、おなかがすいた時だけ、ごはんをおそくつくる。

思わず笑ってしまったが、もしかしたら息子にとっては大問題かもしれない。

もしかしたら、いくら言っても私が気にしないから、こんなアピール方法をとったとも考えられる。

いつも偉そうなことを書いているくせに、私は我が子のことすらわかっていないし、わかる努力もしていなかったわけだ。

ごめんよ、息子。

*


人と人が分かり合うのは難しい。

どんなに言葉を尽くしても、どんな言い回しをしても、なかなか思っている通りには伝わらない。

思っていても言葉に出来なかったり、なぜだか思っていないことを言ってしまったりすることもある。

どうせ伝わらないなら、何をしたってムダかもしれない。それでも、どうしたら伝わるのか、どうしてあの人はわかってくれないのか、、と考えてしまう。それなのに、相手の声はスルーしている。

そりゃあ、分かり合えないはずだ。

他人であれば顔を合わせなくなるが、親子はそうもいかない。なのに、相手をわかった気でいたり、分かり合えなさを補う努力や工夫を端折ったりするので、親子はこじらせてしまいがち。

子どものことがわからなくて、ダメな親だと自分を責めたり、大切に育てたのに、大人になったら親を邪険にするようになったと悲嘆にくれている人もいるが、血は水よりも濃いけれど、親子といえど別人格。どんなに愛しくても、自分の思うようにはならない。もしも、子どものことを全てわかっていると思っているなら、それは親の願望かもしれない。

何をどうしても分かり合えなくて困った時は、他人の方が頼りになることもあるだろう。

たとえ我が子でも、勝手にわかった気にならないで、相手の話に耳を傾けることが大事だし、自分の要望を通したいなら、まずは相手の要望を飲むことも必要だ。

さて、我が子の要望にも耳を傾けるとしよう。

でも、タイミングよくご飯を用意するためには、ごはん前におやつを隠れて食べるのをやめてもらわないとな。。





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