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30手前で向き合う「結婚」と「お金」について

海外に来てから外国人に最もよく聞かれること。
それは、「結婚」と「お金」について。

語学学校では、
 バイトしてるの?働かなくて大丈夫なの?
 日本では何していたの?

シェアハウスでは、
 今日は仕事してきたの?
 何時間働いたの?何の作業したの?
 時給はいくら?
 明日は仕事あるの?
 明日も休みなんて、めっちゃ暇じゃん。怠惰だね〜

 結婚してるの?彼氏は?結婚したいの?
 もうすぐ30なのに結婚しないの?
 うちの国だと君の年齢なら大体の人が結婚してるよ。
 いくつまでに結婚したいの?
 お兄ちゃんは結婚してるの?


職場では
 ここの仕事は稼ぎがいいでしょ。
 だって、たったこれだけの作業なんだから。


日々、こうやって「結婚」もしくは「お金」について議論する時間がある。

私がこれまで最も興味のなかった「お金」や「稼ぐ」といったことと
私が欲していながらも、一番に意味を見出せないでいる「結婚」
議論の場に出くわすたびに、不快感を覚える。

どうしてそんなに”結婚”にこだわるの?
どうしてそんなに年齢を気にするの?
どうしてそんなにお金が欲しいの?
どうしてそんなに稼がなきゃいけないの?
仕事をしていなかったらダメな人間なの?
結婚もせず、彼氏もいなかったらダメな女なの?

結婚してお金を持っていることがそんなに偉いの?
どうしてそんなに人の結婚やお金に口出しをするの?

彼らは自分の意見を言っているだけなのにね。
いつも勝手に「否定」で受け取っているのは私の方。

仕事が少なくて、結婚もしていない自分に”ダメ”を付けているのは自分自身。

私が最も遠ざけていることについて、これだけの議論の機会を与えられる今、
きっと最も向き合わせられる、向き合える時期が来ているんだなぁと、
今日やっとそこまでを受け止めることができた。

私が遠ざけている理由、ブロックになること、そのトリガーとなることがきっとあるはずで、
きっと私はそれを見つけ出す、見つけ出せるんだと信じて止まない。

30を目前にした今、一番自由で荷物が少ない、人生最大の旅行であり最大の夏休みの今、
自分なりの答え=本当に欲しいものを見つけるんだと思う。
旅を始めた後に言うのも変な話だけど、
きっとこの2つのことに対しての答えを見つけるために
この旅に出たんだと、今になって気付く。

まだまだ答えには程遠い今の私が自分に言ってあげられる唯一のことは、

焦らなくていい。ゆっくりで大丈夫。”急がば回れ。”

たったこれだけ。
そう、まだまだ旅の途中で、始まったばかり。
折り返し地点にも到達していない。

何事も、自分のペースで。
必ず出口はあるから。

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