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星熊南巫/Leavingについて今思うこと
Leavingってすごく楽しくて明るく感じるけど 実はこの曲で表現されていることって 到底私みたいな者が ヘラヘラしながら歌える内容じゃあないと思ってる この曲を歌う時は絶対いつも以上に神経を研ぎ澄ませて 自分自身を確かめる ヘラヘラして歌うようになったら 誰か私のことをどついたほうがいいと思う 私はこの曲の歌詞が大好きです 次あなたが私を見つける時、私はTVの画面の中にいるという言葉 必ず自分のやり方で、勝ってみせるという姿勢 このチャンスにかけて、世界を見てやろうというスタイル 一見ポップでキャッチーで すごく楽しそうなんだけど この曲に込められた意味は きっと深くて熱いんだと私は感じる 自分で作ったものではないから憶測になるし 正解ではないかもしれないけれど そしてサビの振り付けは みんなで踊りたくなるようなパラパラみたいな感じで 最初はすごくビックリしたけれど 歌詞の意味とまるで真逆のような振り付けが なんだかこの歌詞に出てくる 強い女性の余裕のようなものを表現しているというか 尖りのようなものを表現しているというか 全てを見せない感じがNEVE SLIDE DOWNっぽいなってすごく思います NEVE SLIDE DOWNが活動してる時 この曲の振り付け動画を楽屋で撮影してあげたことを懐かしく思う 私は元々このグループを心からリスペクトしてて ライバルだったし、今でもすごく大好きだ 今後こんなグループは私の目の前に現れることはないと思ってる そんな人たちの曲を歌うということ それはとても大きなプレッシャーだった このカヴァーの話が来た時、正直自分にやれるのかわからなかった どんな曲でも、どんなことがあっても原曲が一番だし それを超えることはできない だけどこの曲を受け取った以上 私なりの解釈で、私の人生に置き換えて 本気で向き合って星熊南巫として歌うしか方法がないと思った 批判覚悟でALISAからのバトンを受け取って 彼女の分まで歌うと決めた以上やらなくちゃって必死だった だから私にできることはこの曲をいろんな所に広めて この曲に込められたメッセージを伝えて もっと歌いたかった人の分まで歌うこと 少しでも認めてもらうこと この先もずっと、そうだと思う なのでleaving 歌ってる時必死すぎて笑えない 察してください
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星熊南巫/セルフライナーノーツ『reflection』
星熊南巫 /『reflection』セルフライナーノーツ 『もっと衝動で昔は生きていたはずなんだ』 いつから誰かと誰かの間を縫って それが正しいと思うようになってしまったんだろう この国が、親が、環境が、学校が会社が この人があの人が きっと誰もが頭に思い浮かべてしまう 私以外の誰かのせいで でも本当の原因は自分自身なんじゃないかって 思う時があります 私たちは自分の弱さに負けたんだと思う 人間だから、怖いんだ でも何かを手に入れるためには その恐怖さえも乗り越える勇気がいるんだと思います そんな人のために歌を作りました この曲は今の我儘ラキアとして初めて歌う曲で そして私が初めて我儘ラキアにメロディーをつけました 自分が曲作りに携わるということ 元々みんなが持っていた我儘ラキアの 前のイメージを壊してしまうということ よくも悪くも、変わってしまうということは はっきり申し上げると自分の元から人が離れてしまうってこと 実際私も、好きなバンドの音像が変わって そのバンドから離れたことがあるから その気持ちがすげーわかってすげー怖かった しかし私の好きなアーティストたちは 毎年、毎年じゃなくても年数を重ねるうちに思ってる感情を表現する音がどんどん変わっていく 逆に立ち止まってるアーティストは誰一人としていなかった 今の我儘ラキアに必要なのはもっともっと 今を走り続けているアーティストたちのように 進化し続けるということを目や耳でわかるようにしていくべきなんじゃないか? どんな恐怖もどんな意見もはねのけるくらいの気持ちでメロディと歌詞をつけました こうだ!という型にハマりたくない 説明できてしまうような人になりたくない 少し背伸びをしながら作った曲だなーと思います 初めて披露した時 足がガクブルで とてもこの曲を乗りこなしているように思えなかった笑 自然体で、自然体で、と意識をしても それって自然体じゃあないんだなーってつくづく思う 1年くらい経った今、やっと今 すこし息を吸うように歌えている気がする