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御礼:ライブ活動再開

どうも、極悪だぬきこと事務所QOOLONG(クーロン)代表の小山と申します。
昨日、無事に我儘ラキアがkillboredomTOUR2020を地元大阪から再開する事が出来ました。
そして本日妹分のNightOwlがライブ活動を再開致します。
両グループが解散や、活動休止に追い込まれず、メンバーのモチベーション維持も難しい状況の中ライブ再開までたどり着けた事、これは定型文のお礼などではなく、本当にこの期間中様々な形でメンバーを支え続けてくれたみなさんのおかげです。
心の底の底から、御礼申し上げます。
今回は少しこの期間に私が悩んだ事や感じていた事を正直にお話しようと思います。

まず、ライブ再開の決断にあたっては私自身大きな葛藤がありまして、コロナウィルスの感染拡大が始まり、休業要請などが始まった今年の2月中頃、2月29日は我儘ラキア、3月7日はNightOwlのどちらもソールドアウトしているワンマン公演が控えておりました。
当時は開催にあたってのガイドラインはおろか、一体コロナがなんなのかもろくにわかっていない状況でこの2公演を開催する事を決断しました。
幸いその公演たちから感染者が出た報告はありませんでしたので、やって良かったとは思っているものの、その2公演の最中ずっと感じていたのは「このライブ開催は本当にうちのメンバーたちを大切にしてくれている人たちを大切にしていると言えるのか」でした。
この葛藤はその後ライブ活動を完全に休止するまでのライブでも毎度感じていましたが、休止後、この問いに対して私が出した答えは「これでは大切にしているとは言えない」でした。

大切に思うこと、それは自信がありますし、昔からこの国で1番お客さんの事を大切に考えたり大好きな運営や事務所、メンバーであると思っています。
それはただの一度も揺らいだことはありません。
ですが、"誰かを大切に思うこと"と、"誰かを実際に大切にする"ということは別の問題である、という結論に至りました。

ただうちの事務所の信条の中には人が調子が良い時だけでなく"人が辛い時や苦労している時にこそその人の力になるべき"というのがあります。
ですのでこの期間中、様々な試みを私だけでなくそのほとんどをメンバーたちが考えてくれ、きっと色々と大変であろうみなさんにどうにか楽しんでもらったり、明るく前向きに過ごせるものを届けていこうと尽力していましたが。。。まぁ。。。私たちやっぱり不器用なもので、私たちの本来の軸であるライブを通して直接会って歌い伝えるということに勝てる方法は正直にいえば見つけられませんでした。
そしてそのライブ活動を中止したまま、何も返せないままみなさんに支えられ続ける。ここにも別の葛藤がありました。
みなさん優しいのでそんなことないよー言うてくれますがこっちからするとこの違和感は天下一品でラーメン出せないとか、ディズニーランドでミッキーいないとか、新幹線だけど時速5Kmしか出ないとか、もっとわかりやすくいえば海羽と百城が東大王とクイズで良い勝負してるのをテレビで見るとかぐらいの違和感です。
大違和感です。

そして辛かったのは音楽関係者の方々もです。
私たちがライブをやらなければ、イベンターの方々、ライブハウスの人たち、音響さん照明さん、ライターさんやカメラマン、バックバンドのみんな。
私たちの活動を技術的にも物理的にも支えてくれるこの方たちへも、彼らが生活するための仕事の依頼が出来ない、その悩みもずっとありました。

メンバーに会いたいと思ってくれるみなさんがいて、私たちと仕事をしたいと言ってくれる関係者の方々がいて、そして先程お話した通り、今だからこそライブを届けなければならないという思いもありました。
その中で、関わるみんなを大切にしながらどうすればライブを再開し、もらったものを返していけるのかを考えた結果、誰かが作るガイドラインを待つのではなく、自分たちで徹底して作り上げ、心から安心してみなさんがライブを観れる環境を作ることに決めました。
それを実現するために、みなさんには感染拡大予防の協力をお願いし、その中でも楽しめるライブ作りを裏方の方々にはお願いしました。

来場されるみなさんにはたくさんのお手間をかけてしまうかも知れません。
我慢させてしまうことも1つや2つどころではないかも知れません。
けれど来てもらうからにはそれ以上をお返ししながら、ライブを届けにいき、みんなに元気に、前向きに、明るく人生を過ごしてもらえるようにする。
それを私たちQOOLONGのチーム全員で行う、コロナ期間での活動方針としました。
新種のウィルスという突然ふりかかった脅威に対して仕方がないと、いつまでもやられっぱなしはもうやめにして、今できることを自分たちらしく、人間らしく、一度きりの人生をみなさんと一緒に。
もう何も諦めずに歩んでいこうと思います。
それが私たちの考える"ライブ再開"です。

どうかこれからも宜しくお願い致します。

長くなってしまいましたが、最後に少しだけ我儘ラキアの未来のお話をさせて頂こうと思います。
昨日のライブを経て、みなさんのお声を見る限り大変好評頂いたようで何よりで御座いますが、半年のブランクがあるライブである上、待機している8曲のただ1曲たりともお披露目もしていなければ情報解禁すら行っておりません。
ライブに関しては叩き上げの我儘ラキアのことですからツアーファイナルに向けて確実に今と次元の違う所までパフォーマンスを上げる計画が進んでおり、作ってきた曲たちは年内には全て公開、つまり10月から12月にかけて今年我儘ラキアが溜め込んできたものを全てぶちこんでいきます。
そしてそれを引っさげて2021年の動きがあります。

我儘ラキアのメンバー様がたにおかれましてはやられっぱなしというのはなんだかお気に召しておられないようでございまして、2021年なんかは2020年に奪われたみんなとの時間や楽しみも何倍にもしてやり返してくれるようです。
ですので安心して、過ぎた過去などではなく、どうぞ我儘ラキアとみなさんの未来を楽しみにして頂ければ幸いと存じます。
まぁ。我儘ラキアを好きと言ってくれる方なら、きっとメンバーと同じくやられっぱなしで納得する方々ではないと信じておりますので、未来を一緒に楽しんで参りましょう。

今回はそんなライブ再開から始まる恩返しの未来のお話と、それを実現するにあたって支えてくださったみなさまへ改めて心より感謝を申し上げて終わりたいと思います。
本当にいつもありがとうございます。
これからも何卒宜しくお願い致します。

株式会社QOOLONG代表 / 小山 亮(極悪だぬき)

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