Day3:自ら・そして人の強みに目を向ける習慣をつくっていく。 #PositiveNIPPONプロジェクト
今回の研修「#PositiveNIPPONプロジェクト」も、Day3に入りました。
このDay 3を経て、マフトルド氏が提唱するポジティヴヘルスの3日間にわかる研修も修了し、新たなスタートになります。
▶︎(対話形式)実践の振り返り
Day 2 から、33日間のインターバルを経て、Day 3でも、最も重視されたのは、Day 1 から続いている 実践 についての、自らの行動と、それを客観視した言葉を生み出すこと 。
Day 3でマフトルド氏が最も意識していたのは、
そのための質問であったり、時にはアドバイスもありました。例えば、私が思う自分が在りたい姿を目指すためには、「毎日自分の家の庭や近くの草木の横で5分間必ず過ごす」というもの。
なんとなく行う行為ではなく、意識的に行うこと、それは小さく小さく、できるだけの身近で、他者からしたらなんともないことでも、自ら決めて毎日でも実践すること。
この実践を通して、体調面や心理的に落ち込むことがあっても、この行為を意識的に行うことで、一種のメデイテーションに近い状況を作り出すことができ、自分の悪いところばかりに目を向けるのではなく、自らの出来ていることに目を向け、自らを大げさではない形で鼓舞でき、自信をもつことが出来てきました。
▶︎今後、現場でどのように展開していくか。
クモの巣を使って、患者や他者と対話し導き出した、自己主導型のアクションの紹介もどんどんと始まります。
外来の待合室での対話、訪問診療の際の患者との対話、検査前の対話、ゲストハウスで出会った外国人の人との対話など、非常に多岐に渡る対話の話が出てきました。
やはりここでも、オープンな会話をするための関係性づくりや、一方的ではなく、お互いにフラットな関係性が重要だという話がでました。
もちろん、すべての報告例がうまく行っていた訳ではなく、七転び八起きの精神で、いかに日本の医療現場、ひいては日本における健康づくりに自然な文脈として入っていけるのか。これはこの時間だけではなく、その後の夕方から夜にかけてのリフレクションでもたくさんの意見交換が続きました。
▶︎ポジティヴヘルスをベースに地域づくりをする医師の実践談
家庭医のJoop氏は、オランダの医療制度のベーシックな情報から、「対処ではなく予防的」「人のみならず地域全体を診る」実践事例を多く紹介してくれました。
「人のみならず地域全体を診る」ための施策は非常に興味深いものばかり。特に教育との関係性について、私は最も関心を持っているので、その観点はとても刺激的でした。
もう少し自分の中での実践事例が集まってきた時に、Joop氏のプレゼンテーションを振り返りながら比較したいと思います。
更新日:2024.3.31
藤岡聡子
福祉環境設計士⁑軽井沢町・ほっちのロッヂ 共同代表⁑PositiveNIPPONプロジェクトメンバー