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PORTFOLIO#3 TIGA GLASS WORKS(2011-2013)

2011年春、富山ガラス造形研究所 研究科に進学しました。
震災直後で東京は混乱していたので、慌ただしく引っ越し…。
卒業式は延期になり参加できず、少し寂しかったです。

初めての北陸での暮らしは、のどかで雄大な自然に囲まれていて日々心が洗われるようでした。
研究科は大学院のような感じで、既にガラスをある程度学んだ人が各々自由に制作をすることが出来ます。
授業に追われていた大学と比べると圧倒的自由!設備も充実しているので吹きガラスではない技法に取り組んでみようと思えるようになり、半分以上が今と全く異なるキルンワーク・コールドワークでの作品です。

1年生 大学の卒制を少し進化させたもの "eternal"

こういう作品を半年くらい続けて、もう吹きガラスで作品を作っていっても同じだな…と限界を感じました。
「吹きガラスで出来る作りたいもの」ここから、「吹きガラス」をなくしてみたくなりました。

ガラスの積み木遊びのような ”Leap #1

吹きガラスのパーツも一部ありますが、ほとんどがガラスの粉を型に詰めて焼成、研磨したものです。組み合わせて接着、自立するようにしてあります。

パーツを曲げてみたもの
手のひらサイズのもの 初めてクラフト展で入選! ”PIECES”
2年生 壁掛けの作品 ”SIGNALS”
卒業制作 ”Serenade”

ガラスのタイルを構成して窓枠を作り、上から吊るしています。
とにかく吊るして、インスタレーションのような作品に挑戦したかったんです。
卒業制作は課題が多く残る作品でした。

おまけ。富山ガラス造形研究所の校章(ロゴ)は私が作りました…
当時、学内で募集されていて採用されてしまいました!HP左上のものです。

雪の中で山ポーズ!

卒業後は都内の吹きガラス工房に就職することになりました。
2年間、自然とガラスに囲まれて本当に楽しかったです。
次回からはこれまでの展示会や仕事を順番に振り返っていきます!

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澤田 和香奈/wakana sawada GLASSWARE
最後まで読んで下さりありがとうございます。 これからも応援よろしくお願い致します。