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『MVV』ってなんじゃろか?

こんにちは、「WaCCa(ワッカ)の人」です。

みなさんの会社では『MVV』は策定されていますか?
はて?そもそも『MVV』ってなんだったっけ??
DAIGOさんお馴染みのDAI語でいうと、「もっと・ぶい・ぶいいわしていこうぜ」といったところでしょうか。
・・・・・
はい、本当のところは、経営学者のドラッカーが提唱した企業の経営方針の略語を指しており、「ミッション(Mission)」、「ビジョン(Vision)」、「バリュー(Value)」の3つの頭文字を取っています。
今回は、その「MVV」についてまとめていきたいと思います。

MVVについて

昨今、MVVを策定する企業は、スタートアップを中心に増えていますが、ひとえに「ミッション(Mission)」、「ビジョン(Vision)」、「バリュー(Value)」といっても、それぞれどういった違いがあるのでしょうか。

  • 「ミッション(Mission)」とは、企業が成し遂げたい目的や使命であり、企業の根幹となるなぜそれをやりたいのかを示すものです。

  • 「ビジョン(Vision)」とは、企業の理想の将来像を示し、その企業の方向性を表すものです。

  • 「バリュー(Value)」とは、ミッションやビジョンを達成するためには何が必要なのかを示す価値基準や行動指針です。


MVV策定のメリット

なんだか作るの壮大過ぎて大変そうだけど、それに見合うメリットあるの?という方も安心してください。
そこには労力に見合う充分なメリットが介在していると考えています。

①会社全体の共通認識の醸成
優秀な社員が多くいたとて、同じ目標を追えていなければ、求める成果は創出が困難です。
MVVがあることで、社員ひとりひとりも同じ価値観に寄り添い、共通の行動指針に基づきアクションすることで、円滑なコミュニケーションが生まれ、企業カルチャーが根付き、より高い生産性を発揮することが期待できます。

②CSR(企業の社会的責任)の促進
MVVを作成することにより、社内外の関係者、いわゆるステークホルダーに対して、この会社はどのような価値基準に沿って、どのような目標に向かい、そのために何を取り組んでいるのか、ということがわかりやすく伝わることで、より明確に企業の社会的責任を定義することができ、一貫性のある社会貢献活動を行うことが期待できます。

③人材のカルチャーマッチ
MVVは人材採用にも有用です。
求職者にとって、その会社の持つ価値観や将来像が企業選択の一つの基準となりますし、見極めにおいても自社のMVVにマッチする人材かどうかの基準ともなりえます。
MVVを明確に策定することで、企業の魅力をアピールすることにもつながります。


MVVのエラーポイント

なるほど、なるほど、MVVを策定しておくといいことだらけだなと感じた方も多いかと思いますが、策定しただけでは意味はありません。
ここでは、あるあるエラーポイントを2つご紹介します。

設計段階で頭を悩ませることも多く、作ってやり切った満足感を得てしまい、そもそも運用フェーズを怠り、会社全体にまったく浸透していない…

なにごとも設計して終わりではなく、どう運用に落とし込むかは重要です。
運用フェーズでは、社内のみではなく、社外にもしっかりと周知させ、社会の共通認識を目指すことがポイントです。

経営層のみなど局地的な意見や視点のみを採用して策定したばかりに、社員の共感を得られず、まったく浸透しない…

もちろん経営方針は経営層が決断していくものですが、日々の業務を遂行してくのは社員であり、その社員を除外して検討を進めることはできません。
社員の想いや考えも考慮の上、策定することをオススメします。


最後に

『MVV作成』に関する実態調査」によりますと、
MVVを作成している企業はわずか28.6%、作成していない企業にいたっては71.4%にもなります。

作成していない理由については、以下の通りです。

「作成する方法がわからない」|38.7%
「どのような内容にするか決まっていない」|26.7%
「業務が忙しく後回しになっている」|22.7%
「参考にする情報が少ない」|20.0%

また、「MVV」は大切だと思いますか」という質問には、約6割が重要だと実感しているにも関わらず、実際にはほとんどの企業が策定に至っていません。
ともすれば、カルチャーマッチした人材を採用をできていない企業が多くいると解されるのではないでしょうか。

現在の変化の激しい社会において企業は多様性が求められ、それぞれ異なる環境で成長したヒトたちと同じ目線で同じ目標を持って働いていくにはもはやMVVは欠かせないものなのかもしれません。
いまさらと思わず、いまからでも、いまだからこそMVVを策定してみてはいかがでしょうか?
また、既に策定している企業におかれましても、自社を取り巻く環境によってMVVは変化させる必要があるかもしれません。
実際に改変している事例も少なくなく、今の情勢にマッチしたものにしておきましょう。

MVV策定にご興味のある方や詳しく話を聞いてみたいという方はこちらからお問合せ下さいませ。

本日はこんなところで。

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それでは!

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執筆 WaCCaの人
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