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何もできず自責するときこそ「ちりつも論信者」


私は今年でにじゅう、、、歳になる。
「大学休学中」という名目を立て、ぐーたらしてるニートみたいなものだ。

自分をネガティブな目で観察すると、私の毎日は、いわゆる‘無職’の人たちの生活なんかより、よっぽど「ニート」という言葉が似合うので困ったものだ。

この話は、事情があって、自身はあまり活動的な生活、人生を送れていないと感じる人。
特にうつ病なんかの回復期の方や、私と同じように病気で学校にうまく通えない、仕事に行けない人に読んでもらえたら嬉しいなと思って書いている。


そんな「ニート」な僕(そんなこと言ったら本当に職や身分がない人たちに怒られてしまうかもしれないが、ここでは許してほしい)の周りには毎日朝から晩まで大学に通って忙しくしている人たちであふれかえっている。

比較して劣等感を抱かないのか?って?

もちろん抱くさ。隣で生活している彼を見ては、頻繁に「自分は何もしていない」と落ち込みや消えてしまいたい感情に苛まれる。
活動できる時間が短い私は、夜に彼が活動しているのを申し訳なく見守ることしかできない。情けない。悔しい。


そんな時、私はいつも「ちりつも論」を思い出し、自分が1日やるべきこと、できたことを見直す。
「ちりつも論」とは「塵も積もれば山となる」を元とした理論のことだ。
私は、精神疾患や障害で活動量や活動時間が少ない人たちに、この理論はとても有効であると思うので、ぜひ聞いていただきたい。

塵も積もれば山となる
ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなることのたとえ。

大智度論


だそうだ。
毎日ごくわずかな「塵」を集めることで、生活やメンタルヘルスを向上させようと奮闘している、私のちりつも論は簡単な3ステップに分かれている

①1日、朝起きてから寝るまでにやることを細かなステップに分けて書き出す(できれば1週間分毎日同じ項目で)
これは本当に細かなことでいい。
朝8時にベッドから出るだとか、歯磨きをするだとか。
私のおすすめは「3食食べる」という項目だ。
私の場合は内容はなんでも良いことにしている。クッキーでも、カップラーメンでもいいのだ。
とにかく細かく、ハードルは低く行こう。


②それができたかどうか、時間のある時にチェックマークを入れていく
振り返るのは1日の終わりだとすっきりするだろうが、別にいつだって構わない。終わったらすぐチェックを入れて達成感に浸るもよし、忘れていて翌日に書き出すもよし。


③1週間分のチェックが貯まったら、見返してみよう。
小さなことでも何か続けられた項目があるだろうか。
あればそれはあなたの大きな自信に繋がるだろう。それがたとえ1日1回の歯磨きだったとしても。


こんな風に記録を貯めていくと、自分のやっているささいなことも、続けていけば習慣となり、その習慣は大きな成果となることが想像できるようになるだろう。

これをしている限り、隣でどんなに忙しく活動的にしている人がいようと、自分は自分でひとつずつ積み重ねていることを実感できる。
また、私は実際、この積み重ねで、週を重ねるごとに、できる項目が増えていっている。

みなさんもぜひ、「ちりつも論」を取り入れ、自責の少ない、自分のペースの人生を歩んで行っていただきたい。


おばけちゃん

他にもメンタルに関するnoteを書いてます。
よろしければぜひ、、、🙏🏻





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