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カードゲーム「あのねじつは」クイズではない? 4つのクイズ(?)カードのお話

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クイズではない? 4つのクイズ(?)カード

「あのねじつは」は、3種類のカードのチカラを借りて、自己紹介を楽しく攻略することを目指したアイスブレイク用自己紹介カードゲームです。

3種類のカードの中で、もっとも肝となるのが「クイズカード」です。このカードにはクイズそのものが書いてあるわけではなく、自己紹介の後で行うクイズの出題ルールが書いてあります。

そして…このクイズカードの中には、問いかけ合うコミュニケーションを広くクイズととらえより対話に重きを置いた、クイズらしからぬクイズが4つ含まれています。よく読むと、ルールの本文中に「クイズ?」と疑問符が入っているカードです。(「クイズカード」自体は12種類あり、その中の4つがこのようなカードです)

これらのクイズルールは、正解・不正解の扱いもファジーな設計になっています。原則として回答すればすべて正解扱いのカードもありますし、その場の主観的な判断に依存して正解・不正解が決まるものもあります。

1.あなたはクイズ

自己紹介する人が扱った「あのねカード」「じつはカード」のテーマに応じて、回答者それぞれが、自己紹介する人と同じように自己紹介することになるクイズ(?)です。

正解・不正解を判断するのは、出題者である自己紹介する人です。ただ、一人ひとりの自己紹介にそもそも「不正解」はないという考えのもと、基本的には回答さえすれば正解になるクイズです。

たとえば「あのねカード」「じつはカード」が「きせつのなかでは」「〇〇を推してる」なら、全員が「自分が推してる季節」について話をすることになります。そして回答者はそれぞれ1ポイントずつ得点を得るでしょう。

2.にてるねクイズ

自己紹介する人が話した内容に対して、回答者それぞれが「自分と共通しているところ、重なるところ」を探して、それを答えるクイズ(?)です。これも、基本的には回答さえすれば正解になるクイズです。

たとえば「あのねカード」「じつはカード」が「きせつのなかでは」「〇〇を推してる」で、自己紹介する人が「ハロウィンや文化祭など、好きな行事がいろいろあるから秋が好きです」と話をしたとします。

回答する人は、自分も秋が好きならそれを軸にしつつ、自分が秋を好きな理由を話してもよし。「好きな季節は違うけど、私もハロウィンのこういうところが好き」などディティールに共通項を見つけてもよいでしょう。

そして回答者はそれぞれ1ポイントずつ得点を得るでしょう。

3.ちがうねクイズ

自己紹介する人が話した内容に対して、回答者それぞれが「自分と正反対のところ、ほんの少し違うところ」を探して、それを答えるクイズ(?)です。これも、基本的には回答さえすれば正解になるクイズです。

たとえば「あのねカード」「じつはカード」が「きせつのなかでは」「〇〇を推してる」で、自己紹介する人が「ハロウィンや文化祭など、好きな行事がいろいろあるから秋が好きです」と話をしたとします。

回答する人は、好きな季節が違うなら、自分の好きな季節の魅力を思うさま語ってもよし。好きな季節が同じ秋なら、自己紹介で話題に挙がらなかった「その季節の自分ならではのコアな楽しみ方」を語るのもよいでしょう。

そして回答者はそれぞれ1ポイントずつ得点を得るでしょう。

ただ、回答者としては違うところを話したつもりでも、自己紹介した人が「それは、私もそう!」とおおいに同意したような場合は、同じだった偶然のよろこびを分かち合いつつ、あえて不正解にしてもよいでしょう。

4.オオギリクイズ

自己紹介のあとに、(お題こそ固定ですが)オオギリを出題するという変則的なクイズ(?)いやクイズというか…名前通りオオギリです。

とはいえ、手軽に自己紹介できるよう、足場をかけることが目的のゲーム。オオギリのお題まで考えて出題しなければならないわけではありません。クイズカードに書いてあるお題をそのまま読み上げれば出題となります。

回答する人も、完全に自由な発想でオオギリしましょう。正解・不正解は回答者が『独断と偏見』で決めてよいですが、それ自体がハードルになりそうなら、GM(≒ファシリテーター)が判定役を担ってもかまいません。

まとめ(特性を理解して活用しよう)

「あのねじつは」は、得点を競うよりも、そこで起こるコミュニケーションを主眼としているため、このようにあえてゆるやかな基準のクイズも混ざっています。これらはいわば「サービス問題」のようなものでもあります。

このため、ルールの説明時に「得点を競うゲーム性」をあまり強く打ち出してしまうと、参加者にこれらのファジーなクイズルールに対する違和感、理不尽さをより強く感じさせてしまう恐れがあります。

そうならないためにも、

  • GM(≒ファシリテーター)が、ゲーム全体の狙いをていねいに説明する

  • チームの段階によっては、あえてこれらのカードをあらかじめ間引きする

など、工夫して活用しましょう。

「手札ルール」であれば、この特性さえ生かして、よりゲームらしく遊ぶこともできるかもしれません。(「あなたはクイズ」など回答側だと確実に得点できるカードが手元にあったら、トレードで相手に渡す…というような)

が、これはGM自身や参加者がある程度ゲームになじんでから挑戦することをオススメします。

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(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


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