倍速にしたい思いと、したくない思いの根源
RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
今回は、久しぶりの変化球です。日経COMEMO編集部さまのお題に挑戦します。お題は『#倍速で楽しみたいこと』です。
人の時間は、一人ひとり違うから
今回は『一問一答』形式で回答してみます。
1.倍速で楽しみたいこと
子どものころ、学校の勉強がある意味で苦手でした。
勉強自体は好きで。授業より早く先に進みたい教科があったのです。自分のペースで進めないのが歯がゆかった。進学塾に通い始めたとき、ここでは『遠慮』せずに勉強できる! と純粋にうれしかった記憶もあります。
他方で、苦手科目はとことんダメでした(運動全般が苦手でした)。そして、それらが得意な他の人を自分のせいでペースダウンさせることにも抵抗があった気がします。
人の時間は一人ひとり違うから。自分にとって不自然なほど遅く感じるものもあります。そんなとき、もっと自分のペースで進めたらと正直感じます。それは相対的な『倍速』で楽しみたいことかもしれません。
ただ、あえて自分のペースではない速さで走ると、初めて見える世界もあるんですけどね。
2.倍速で楽しむコツ
【問1】の相対的な『倍速』という解釈が前提なら、答えは明白です。
あえて周囲と距離を置き、一人でなにかに取り組む時間
つまり、孤独を受け入れる時間
これを、自分の中にある程度取り入れてみること。相対的な『倍速』、つまり自分のペースで生きられる時間をしっかり持つこと。
他の人と協力してなにかに取り組むことは、もちろん大切です。そのために本来のペースからお互いに少しずつ『無理』をするのは悪いことではありません。社会の中で生きている以上『無理』を完全にゼロにもできない。
かといって、一人の時間をゼロにしてしまうのも不自然です。自分のペースで生きられない瞬間に人生が埋め尽くされてしまう。『無理』をどこまで受け入れるかはトレードオフであり、これという唯一解はありません。
それでも「今の自分にとっては、このバランスが一番よさそうだ」と、とりあえずの塩梅を探り、それを意識的に保つことはできます。相対的な『倍速』を楽しむコツは、自分を知ることかもしれません。
3.倍速にしたくないこと
お題の記事には、
とありますが、勉強が好きな人の場合、総時間を短縮したいから倍速したいのではなく、好きなペースで進みたいだけなんですね…。必要なら、総時間はかけたってかまわない。むしろ時間が足りないくらい。
だから、一見矛盾しますが。【問1】で倍速で楽しみたいとした勉強も、もし倍速=短縮だとしたら、倍速にしたくないことにカテゴライズされます。
ペースアップ(あるいは、必要ならペースダウン)したいけど、短縮したいわけではないのです。だって、好きなことだから。タイムパフォーマンスがどうのこうの、目先にとらわれて偶然の学びまで見逃したくはない。
よきペースで、存分に時間をかけたい(まとめ)
倍速したいのは、自分にとって本当のペースで進みたいから
倍速したくないのは、それが時間を短縮するためではないから
結局コストパフォーマンスと同じなのではないでしょうか? お金という尺度でも、本当に大切なものは、高く買いたいですから。
本当に好きなことになら、できるだけ自分にとってのよきペースで、存分に時間をかけたいものです。
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)
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