読む「あのねじつは」開発者対談【後編】
RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
今回は、「あのねじつは」開発者対談の文字起こし記事です。
自己紹介と相互理解のわりと深イイ話(2)
よりニンゲンがすきになった…?
🎃 「なんか、自己紹介できないかな」みたいな、本当に軽いノリで最初は案を出して…「ニガテ…」とか、一部ネガティブなテーマも(案の時点で)入れてたかな、「じつは」に。ポジティブだけが自己紹介じゃないと思って。
🤡 「ニガテ…」があるのって人間なら当たり前だしそもそもネガティブなのかなって…人間らしくていよいと思うし…。
🎃 まあ、そうですね。
🤡 ただ、実際遊んでみたり…ソロでもテストプレイしてみると、こう、使いにくいというか…。
🎃 ふむ…?
🤡 将来的には(カードの種類として)入れてもいいかもしれないけど…ファシリする人が、油断して入れると(「あのね」「じつは」が)難しい組み合わせになりそうだと思ったのは…。
🎃 はい。
🤡 例えば「すき!」「ニガテ…」の話をする時に、その対象がヒトそのものだと(参加者の)関係性によっては使い方が難しいかなと。たとえば、「アイドル」とか、アスリート」とか、対象がヒトそのものだと(難しい)。
🎃 うーむ。
🤡 たとえば仮に、私に「すき!」な「アイドル」がいたとして、その「アイドル」を「ニガテ…」ですと、自己紹介の中で話す人がいても、(私だったら)別にそれはそれでよいけど。(人によっては)ちょっと「もやっ」として自己紹介終わっちゃった、みたいな体験するケースも出てきやすいかなと。
🎃 たしかに。
🤡 もちろんテーマが「たべもの」でも、構造的に同じではあるけど、対象がヒトだとより(心理的に)難しいかなと。(参加者の)関係性によっては。自分が「すき!」なヒトを「ニガテ…」とか、いきなり自己紹介の場で知りたくない…とか。そういう思いも、対象がヒトだと出てきやすいなと…。
🎃 まぁ…。
🤡 …いや、そんなことも考えてなかったんですよね。このゲームをつくってみるまでは。
🎃 (つくってみることで)「あれ? こうなんじゃない」がある。
🤡 私は別に、自分の「すき!」な…(たとえば、俳優さんなら)俳優さんに対し、ネガティブなことを自己紹介の場で数分言われても(ゲームだし)大丈夫な方な気はしますけど、やはり(人によっては)「わざわざそれについて聞きたくなかった」とか、出やすいのかなと。
🤡 その辺までバランスに気を遣って、(一度は)入れようかなと思ったけど
(候補から)外したカードもあります。
🎃 はい。
🤡 でも、それも(外すのではなく、あえて「じつは」として)用意しておいて、ファシリする人が「今のチームなら入れてもいい」と思ったら使う、というのもありで…。よりディープな話ができるかもしれない。
🎃 成熟したメンバーだからこそあえて入れるとか?
🤡 できてもよかったかもですね。
🎃 凍ってきた関係性を「ぶっ壊す」のに使えたりもしますよね。
🤡 取り扱いがよりディープなカードだけの「あのねじつは」のVer.があってもおもしろいかもしれない。そういう意味では、ねこVer.よりしばVer.の方が少しカルチャー寄りっぽいところはあるので。
🎃 ですね。
🤡 しばVer.の(アニメとかの)ように、ヒトではなく作品が「ニガテ…」の対象でも、愛着がある人だと「たたかい」が起きるかもしれないですけど…。
🎃 それは、どんな人間でも、自分が「すき!」なものを否定されれば(第一感情としては)怒りますし…。
🤡 (たとえば)「太宰治の小説がそんなに得意ではありません」「あのよさがわからないだと!?」みたいなことは多少は起きるかもしれない。
🎃 逆に「そういうのは苦手なのね」っていう…それを踏まえた上での人間関係の構築のきっかけですよね。
🤡 親しくなってくると、「ニガテ…」も教えてくれた方がうれしい、となったり。
🎃 それに、自分では「ニガテ…」だったけど、その対象を深掘りしてる人から「すき!」の話を聞くと、「あ、そういう魅力があったのね」とか。そういう気づきは、自己紹介特有のものだと思っているので。
🤡 あと、私がまさに「ニガテ…」と思ってた部分を、全部「すき!」と思う人もいるんだな、とか…わかるとおもしろいですけどね。
🎃 価値観が違うことを素直に受け入れられる関係になった時こそ、そのチームって成熟してるよね! …ていう。。
💢発案者💢どこ行った!
🤡 (DKDKパンプさんにとっては)料理番組のアレみたいだったですね…「出来上がったものがこちらです」…。
🎃 「こんな感じにしたいんだけど」って簡単な素案だけだして、その後
「申し訳ない、忙しい、関与できない」ってなって…。
🎃 状況的に、やっと(Slackとかいろいろ)見れるようになたら「完成形はこちらです」みたいなことに。
🤡 今回は色々な制約もあって、(動けるようになるのを)待つことができなかった。
🤡 ゲームマーケットの(いつまでにゲームつくればという)ターゲットよりも、さらにだいぶ前に…。
🎃 別のターゲットがあったので。
🤡 (内部の事情で)締切をかなり前に設定するしかなかった…。
🎃 (そして、気づいたら)できてましたね。「うぉ、すごい、できてる!」って。
🤡 いま思えば、あれはひどい話ですよ!(←未知の領域をほぼワンオペ)
学びありてやがて愉し!
🤡 つくる側になっただけで、すごい勉強になりました…「勉強になりました」だけを、つくり手が言うのも(アウトプット度外視みたいで)どうなの? っていうのはあるんですけど…。
🎃 ハハハ。
🤡 でも(できたゲーム)遊んでみたら楽しかったので、(結果的に)大丈夫じゃないかな!
まとめ
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)