すぐ、行動できる技術!|【「後回し」にしない技術】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、「2022年に読んだ本の紹介」をしていきます。

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「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法

イ・ミンギュ

著者

イ・ミンギュ
・心理学博士、臨床心理専門家。
・檀國大学校特殊教育学科を卒業し、ソウル大学校大学院心理学科で臨床心理学の修士・博士の学位を取得。ソウル大学校学生生活研究所にカウンセラーとして勤めた後、朝鮮大学校医科大学精神科教授を経て、現在亜洲大学校心理学科教授として研究を続けている。
・2001年には第1回亜洲大学校講義優秀教授賞を受賞。
・「幸せな人生を手に入れるためには1%だけ変えればいい」という哲学を主張して数多くの人に影響を与え、「1%行動心理学者」と呼ばれている。
これまでの著書に、韓国で100万部売れたベストセラー『好かれる人は1%が違う』(東洋経済新報社)をはじめ、『1%だけ変えても人生が変わる』『肯定の心理学』(ともに未邦訳)などがある。

引用元:Amazon

本書の概要
・後回しにせず、すぐ行動することができる方法。
・行動したことによって、得られるメリットを知る。

今回は、私が読んでタメになって点を3点紹介します。

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■「成功のイメージ」に逃げ込んではならない

目標を達成するには、ふたつの動機付けが必要だ。すなわち「スタート・モチベーション」と「持続モチベーション」だ。p.25

スタート・モチベーションは、目標を達成した状態をイメージすること(ゴールの視覚化)によってつくられ、持続モチベーションは目標達成までのプロセスによってつくられる。

実行力に優れた人たちは、楽観的な思考と悲観的な考えを同時に持つことができる。それを「両面的思考(Double Think)」という。

何か自分自身が達成したい目標があったときに、そこまで何もなく到達することができればいいですが、それが大きな目標であればあるほど、予想もしない困難が待ち受けていることがあります。

そのため、ゴールを導く際に、どのようなことがその道のりで考えられるかを知っておくこと、考えておくことが大切になってきます。

例えば、憧れている人と同じような道に進みたいのであれば、その人の成功したことばかり知るのではなく、どんなことで失敗をしたり、時間をかけてしまったりしたのかを知っておくことによって、自分自身はそのような失敗を回避することができたり、軽減することができるようになるかもしれません。

少しでも、負担を減らすことできれば、より早くゴールに辿り着くことができるため、大切になってくる思考のひとつだと思います。

そのため、自身の成功をイメージする力と、そこまでにどんなことがあるのかを想像する力の両方が大切になってくるのだと私は感じました。


■人生は「実験」の連続だ

小さなことをするときでも、それを意識的に実験だと考え、失敗したときでも、ただ実験によって仮説が覆されただけだと思えば、あなたにいくつかの変化が起こるだろう。第1に、プレッシャーが減り、何かを始める際のハードルが低くなる。第2に、途中で苦しくなったり失敗したりしても、ストレスをあまり受けずにすむ。第3に、解決策を探す能力が高まり、成果に結びつき、人生が楽しくなる。p.131

行動することを「経験」という言葉で表すと、好きなことに関する経験の積み重ねには悪い感じはしないと思いますが、失敗をするかもしれないと思うようなことを、「経験しないといけないのか〜」などと連想してしまうと、そこから行動に移しづらい感じになってしまうことがあるかもしれません。

そのため、「経験」ではなく、なんでも「実験」だと思えば、成功でも失敗でもひとつの収穫になり、では、次にどのようにすればいいのかという思考が広がっていくと思います。

そのように考えられるのがとても大切なことだと私は読んで感じました。私自身も、「なんでも経験だ!」と意気込んでしまい、やりたいくないようなことでも人生経験だと思って、少しネガティブな気持ちのまま、やっていたこともあります。

それだけ、仮にいい経験だったとしても、自分自身のためには、なりにくいと思いました。経験ではなく、実験だと思うことによって、いろんなことを寛容に受け止めることができる。

人生は実験の繰り返しというメンタリティーを持つことはとても大切だと感じました。


■教えることは学ぶことだ

誰かを助け、他人に教えるとき、自分自身に驚くべき変化が起こる。他人を助けながら、助けをもらい、誰かに教えながら、より多くのことを学ぶのだ。p.249

つまり「アウトプットする思考」を常に持ち合わせることによって、それが自分にも相手のためにもなります。

相手に何かを説明しないといけない時は、必ずしも自分自身が理解していないといけません。そのため、どうすれば他人にわかりやすく説明することができるのかを考える必要があります。

その一番の方法と言ってもいいのが、人に教える。または、それに準ずることだと思います。説明や解説などがそのようなことだと考えています。

スポーツ中継などの解説でも、素人からしたときに今のプレーの意味がわからない時があると思います。それを解説者がわかりやすく教えてくれます。

それは、解説者の人も視聴者にわかりやすく説明することを意識しつつ、自分の考えをまとめていることにもなります。そのようなことを繰り返していくことによって、よりわかりやすく、より簡潔に伝えていくことができるのです。

私がやっている本の紹介も、私が本の内容を記憶に定着させるためにやっている裏テーマのようなものがあります。

そのため、誰かのために説明することが、最終的には自分のためにもなっていることを改めて認識することができました。

あなたも、何か覚えたいことがある時は、誰かに説明する意識を持つことによって、簡潔にわかりやすく説明する意識を持つ大切さを知り、それが自分の要約力にもつながってくることを実感することができると思います。


まとめ

今回は『「後回し」にしない技術』を紹介しました。

人にはどうしても、防衛本能的に緊急的なことを回避したいという思考がありますので、めんどうなことはできることならやりたくないという気持ちになるのは仕方ない部分なのかと思います。

しかし、それをすべて受け止めてしまったら、自分のためにもなりませんし、日々の時間をムダにしてしまうことにつながってしまいます。

そうならないためにも、自分がどのような思考を持つことによって、行動することができるのか、イメージを持つことができれば、少しずつでも行動に移していけるのではないかと考えています。

本書は、私が紹介したことのほかにも「後回し」にしない方法が載っていますので、ぜひ読んでいただきたい一冊です。


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