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唯一のヒトになろう!【ORIGINALS】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、「2022年に読んだ本の紹介」をしていきます。

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ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

アダム グラント

著者

アダム グラント(Adam Grant)
・ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。1981年生まれ。同大学史上最年少の終身教授。
・『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、世界でもっとも重要なビジネス思想家50人(「THINKERS50」)のうち一人に選ばれるなど、受賞歴多数。
・デビュー作『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)は31カ国語で翻訳され、全世界で大ベストセラーに。続く『ORIGINALS』も『ニューヨーク・タイムズ』紙でビジネス書の売上第1位、アマゾンUSでも第1位(企業文化)を獲得

引用元:Amazon

本書の概要
・独創性溢れる人になれる方法を知ることができる
・「自分」という人間を簡単に表現することができる方法

今回は、私が読んでタメになった部分を3点紹介します。

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■変化を生み出す「創造的破壊」

オリジナリティの最たるポイントは「既存のもの」を疑い、よりよい選択肢を探すことだ。一〇年以上にわたって研究を続けてきたところ、これは思ったよりもずっと簡単だということがまずわかった。p.25

何かを生み出す時に、すでに既存としてあるものがいつまでも正しいとは限らない。時代の流れによって、できることが変わってくれば当然として淘汰されるものが出てくる。

そのため、常に「既存のもの」を疑い、新しいことに置き換えることができないかという気持ちを持っておくことが、新しい想像を作り出す上で大切になってくる要素だと思います。

そのひとつとして大切なのが、「好奇心」です。

好奇心によって新たな視点でモノゴトを考えることによって、既存のものを冷静に捉えることができ、それに対して適切なアプローチをすることができると考えています。

なんでもそうですが、ある程度潜在意識が植え付けられてしまうと、「あれは高い」「あれはデカい」などといった、固定観念に囚われてしまうことがあります。そうなってしまうと、とても視野が狭くなり、新しい発想を生み出すことができなくなってしまいます。

そうならないためにも、好奇心を使って「新しいことを探す気持ち」で行動することが大切になってくるのです。


■大胆に発想し、緻密に進める

本書では、大ヒット間違いなしと言われていた商品の例として「セグウェイ」を挙げています。電動キックボードのようなものです。ただ、セグウェイは大ヒットしませんでした。

乗る利便性やコストの問題などがヒットしなかった原因です。

反対にヒットしないと言われていた番組の例として「となりのサインフェルド」という番組の例を挙げていますが、この番組は大ヒットします。

では、人はなぜ、大ヒットすると思っていたものがヒットしなかったり、ヒットしないと思っていたものが大ヒットを飛ばしたりするなどの「逆転現象」が起きてしまうのかというと、ひとつは「経験がいきない」ということがあります。

セグウェイはテック界の大御所である、スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどが太鼓判を押していました。しかし、ヒットすることはなかった。なぜこれだけ、IT業界を席巻してきた人でもそれがわからなかったのか?

それは自分のいる分野の知識だけ高かったことが理由としてあります。つまり、分野を絞りすぎてしまっていたことが問題です。

セグウェイはIT業界としては、画期的な乗り物のように見えます。電動でスムーズに動いてくれるのであれば、それだけ便利なものはないです。

しかし、その分野の知識だけに偏ってしまうと、一般人は何に期待をしているのかわからなくなってしまいます。

その部分が露呈したのがセグウェイなのです。

そのため、幅広い分野の人の意見を聞くことによって判断することが大切になってきます。

また、大ヒットしないと言われた「となりのサインフェルド」のヒットの要因としては、上の世代の価値観がいきないという部分が大きいです。

何かを企画した時に判断するのは、自分よりも役職が上の人が過去の経験を用いて判断することがほとんどです。

その経験がいきなかった例がこの番組なのです。

そのため、時として経験がいきない。常に成功することはないのです。超一流の野球選手の打率も3割打てればいい方です。

そのため、完璧などなく、常にどれが当たるのかを量で勝負することが最初の段階では大切になってきます。

作った本人はそれがいいと思うものがダメな時もあります。判断に駄作だと思ったものが大ヒットすることもある。

何が当たるのかはわからない。

そのため、まずは量が大切になってくるのです。そこから質が向上していき、量を減らして質で勝負することができる。

そのプロセスを踏むことが大切なのです。


■”無関心”を情熱に変える方法

人は何もわからなければ、反応はないままです。

そのため、まずは反応をもらう必要がある。ただ、それは人によってそこに興味を持ってもらう回数が異なってくることが関係します。

そのため、まずやらなければいけないのは、何度もその人の関心を引くようなことをすることが大切になってきます。

人は何度も意識の中に入ってくるものを覚えやすい。例え、それが存在しない言葉であったとしても、何回も見たり聞いたりしていたら、覚えてしまうものです。

これを「単純接触効果」と言います。

定期的に会う人がいれば、その人のことを覚えてしまうことがあるだろう。それと同じような効果のことです。

そのため、人に興味を持ってもらうためには「何回も相手の意識の中に入る」必要があるのです。

そして、発言を続ける必要がある。

人は一回で簡単に受け入れてくれることが少ないです。早く判断できる人は以前にもそのような経験があるから判断できているかもしれないが、基本的にはそのようなことはない。

無関心の人を惹きつけるためには、何回も相手の注意をひくしかないのです。それでも、自分の意見が通らない時にはその場所にいても仕方がないため、自分が場所を変える必要が生まれてくるかもしれません。

それを考えながら、自分の意見はどの場所でなら生きてくるのかを考えて行動することによって、自分が価値観を認めてくれる場所を見つけることができると考えています。


まとめ

今回は『ORIGINALS』を紹介しました。

誰もが想像的になるためには、まずはしっかりと「守り」を固めるところが大事。世界的に偉人と言われる人たちでも、しっかりを収入が得るまでは、無理して仕事をやめない人が多いことが興味ある点でした。

そして、何よりも自分の気持ちを発信しつづける気持ちを持つことが必要だと感じました。それがあるからこそ、自分が何かに対して成果を生み出したいという気持ちにつながってくるのだと私は読んで思いました。

そのためには、常に自分が「楽しいと思う気持ち」を持って、「楽しそうな道」に進むことが一番やるべきことなのだと感じています。

それがあるから、その他のことも頑張ることができるし、自分の意見も明確に述べることができる。その部分が一番大切なのではないかと思っています。

何よりも、自分自身がどのように行動を変えたいのかわからないと変化はないです。その気持ちを持ちつつもどのようなことをすれば自分の気持ちが高揚するのかを感じ取りながら、独創的な人になる。

それを教えてくれるのがこの本です。ぜひ、手にとって読んで欲しいです。



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