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【792】もう褒めて注意するテクが効かない!?

人を注意したり、叱ったりするとき
まず褒めてからとよく言われます。

「ここは本当にすごいね!
でも、こっちは…」

そして、その次にくる言葉は

「こうしてくれたら嬉しいな」などの
アドバイスのような形をとりつつも
こちらの要望を伝える内容が多く、
単なる小言や否定のこともあります。

最近の子供たちはよく分かっています。

例えばボクは
学習塾で教えている生徒たちを褒めます。

褒めたときはまだ得意げです。

しかし「でもね…」と続けた瞬間、

すぐに表情が曇ったり、
なかには耳を塞ぐ子も。

褒めてから注意する。

有名すぎて周りの大人も
よく使ってるんでしょうか。

褒めてから注意しようにも、
注意を聞いていなさそうです。

なんなら褒めたことも
お世辞だったのかと思われかねません。

この問題に対して『人を動かす』では
こう提案されています。

逆接ではなく、
【順接】で繋いでみてはどうか。

「でも」ではなく
「そして」にしてみる。

例えば、

「この成績の伸びはすごい!鼻が高いよ!
そして、この調子で勉強を続ければ
きっと数学も伸びてくるだろうね。」

「でも」であれ「そして」であれ
言っていることはほぼ同じですが、

「そして」などの順接でつなぐことで
【遠回しの注意】になっているのが
ポイントだそうです。

まあ、必ず効果があるとは言えないですが、

話を聞いてもらえる可能性が
10%でも5%でも上がるのであれば
試してみる価値はありそうです。

■■今日の教訓(ポイント)■■

褒めて注意するテクニックは、

ただ叱るだけよりは効果があっても、

褒めた後に「でも」と続けた瞬間に、
注意されると身構えられることがある。

逆接ではなく、順接でつなぐことで
「遠回しの注意」をしてみると
聞いてもらえる可能性が高まるかも。

■■以上■■


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