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新刊のあの子と手を伸ばしてしまったあの子

とうとうこの日が来た。           好きな作家さんの新刊発売日。

発売日は今日だという情報だけを持って、仕事終わりに大型本屋へ。

ある程度行き慣れてる本屋だし、お目当ての本がどこにあるかぐらいわかるわ!そう意気込んで歩いていってもどこにも見当たらない。

あんだけ注目もされてるのに置いてないことなんてあるの?と疑問に思った私は、禁断の物に触れてしまう。

禁断の物とは検索機。

あれは私にとっては楽しみを奪ってしまうもの。自分で見つける喜びを奪ってしまう。だからどうしても見つけられない時にしか使わない。

今日は見つけられなかったので、仕方なく検索。そして検索結果は「在庫20」

「あるんかい!」

でも、場所は見つけられなかったから印刷しておこう。そしてその印字を見てみたら

「発売日8月12日」

「あれ、明日やん?、そりゃ置いてないわ」

でも、待てよ。昨日からTwitterとかで明日発売みたいなのも見てたし、在庫ありって書いてあるから聞いてみよ。

意を決して店員さんに「明日発売って書いてあるんですけど、在庫はありって書いてあるんです。今日買えますか?在庫あったりしますか?」

ふと我に返って「この本ありますか?だけでええやろ、そんなに情報店員さんに与えんでもええねん!」とツッコミを入れつつも、こんな聞き方しかできない私を直そうとも思わない自分がいる。

そしてとうとう手に入れた!

「アイアムマイヒーロー!」

もう気持ちがルンルンすぎて、早速帰りの電車で読んでいた。もっぱら私はブックカバーは付けない派。何読んでるんだろ?って勘づかれるのも嫌やし、「こんな本ありますよー」って少し宣伝できてたりするかなーとか思ったり。この行為はもはや「私、これ読んでます!ってドヤってるだけかもなんて」最近は思ったりもする。


本当に楽しみだったんです。

鯨井あめさんのデビュー作。「晴れ、時々くらげを呼ぶ」

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タイトルからして「なんか凄そう!」って思ったし、ジャケットは綺麗だし、手触りめちゃ良さげだし、帯に武田綾乃さんの文字あるし。って思って買ったのが最初。そして作者の経歴見たら、「大学生!!!えー!!!」ってなって歳が近いこともあって勝手に親近感を覚えたのを今でも印象に残っている。

小説現代で、鯨井あめさんと日向坂46の宮田愛萌さんの対談企画があると知った私はそのためだけに小説現代8月分を購入。鯨井あめさんと日向坂46の両方のファンでもある私にとってこれ以上ないスペシャル対談企画だった。そして、その対談相手も本が大好きな宮田愛萌先生って。どんだけ凄いねん!ってなった。

そんなこんなで待ちに待った新刊の発売日だったのだ。

早く読み終えたいと思う気持ちとこの小説の世界に浸っていたいという気持ちがぶつかり合う。

これを幸せと言うのだろう。


ウキウキでレジに持っていく前に見つけてしまったのだ。

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「ライティングの哲学」

Twitterでも言ってたし、私最近書き方とかの勉強したいなーって思ってたこともあって購入。

もはや本の所有欲は恐れを知らない。









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