見出し画像

小競り合いには負けておけ

最近もやもやしたこと

彼の掃除機が動かなくなった。
電源すら入らない。
「バッテリー切れじゃない?」
と言う私に、
「いや、フィルターを掃除した後、濡れたまま戻したからじゃない?」
と彼。
フィルターを掃除したのは私。 
二年間も手入れせずに使っていたのを見兼ね、良かれと思ってやったことだった。
戻す時、十分に乾かせてなかったのかもしれない。
壊れたのは私のせいなのかな。

でも、それは一週間前の話。
フィルターの掃除をした後、彼は2回掃除機を使ったらしい。
その時、問題無く使えたのだから、フィルターのせいではないと思うのだが。
と思いつつも、
「私が壊したのかも。ごめん。弁償させて」
と言うと、
「それは大丈夫!」
と断る彼。

結局、掃除機は壊れたまま置いてある。
見ると悲しくなる。
彼は、考え得る理由を挙げただけなのかもしれないけれど、私のせいだと言われたようで。
最近、入籍前の出費が多い中で、彼も心に余裕が無いのかもしれないと思いつつ、彼らしくない言葉だったから、正直がっかりしている。
もう、彼に対して余計なことはしないでおこう。
そう思わせるには十分なほどに。

私だったら、相手を不安にさせないために
「長いこと使ってたから、バッテリー切れだね」
と言う。
たとえ、頭の隅にフィルターのことがチラついても、決して口にしない。
だって、それを口にして何のメリットがある?
弁償してほしい訳でも無いのなら、相手に責任を感じさせる必要は無い。
しかも、善意でやってくれたことに対して、ケチをつけるようなことを言える訳がない。
そして、後々、実はフィルターのせいでしたと分かったとして、事前に、ちゃんと乾かしたか確認していなかった自分にも責任があると捉え、
「次からはちゃんと乾かして入れればいいんだね。勉強になったよ。ありがとう」
と伝える。



彼に、人生の岐路における選択を任せたい。
でもそれは、細かいところで、いちいち正論を言って言い負かして欲しいという訳じゃない。
寧ろ、日常の細々したことは私に一任してもらっていい。
プレイヤーというよりもマネージャー寄りのイメージ。
プレイもするんだけど、気持ちの持ち方はマネージャーみたいな。
普段は、寛容な心で口を出さず見守り、責任を負うような大事な場面で、口を出して欲しい。
勿論、危ないと思った時も言って欲しい。
いざという時、頼れる貴方でいて欲しい。


私は、彼に精神的支柱になってもらいたい。
それは、安心させて欲しいということ。
「貴方が居れば大丈夫。貴方は私を理解し、守ってくれる」
と思わせて欲しい。

「いつも家事をしてくれてありがとう」
と彼はよく伝えてくれる。
手抜きのご飯しか作らないし、部屋だってごちゃごちゃなのに。
私の至らなさも、まるっと肯定して感謝を口にする。
そういう貴方の大らかさが好き。
「どんな〇〇ちゃんでも好きだよ」
と言ってくれる愛情深さが好き。
私がハウスダストアレルギーだからと、埃をシャットアウトするベッドカバーをすぐに買いに行ってくれた。
私のために、迷いなく動いてくれる。そんなところを凄く頼もしく思っている。

私は無鉄砲だし浅はかで、彼に迷惑をかけてしまうことがたくさんある。
許してもらっていることもたくさん。
彼には心から感謝をしている。
それでも、貴方に求めたい。
貴方に完璧を目指して欲しい訳ではない。
貴方が何を言っても何をしても嫌いにならない自信がある。
ただ、期待し続けてもいいだろうか?
それとも自分だって反省することがあるくせに、求めすぎている?
彼に、この気持ちを伝えて良いものかとぐるぐる悩む。
人生の先輩である皆様に、是非ご意見を頂戴したく存じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?