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関ジャニ∞さんに『なんぼや』のCMに出てもらったら、経営者がすっかり彼らのファンになってしまった話

昨日公開となった関ジャニ∞さんにご登場いただいている、ブランド買取専門店『なんぼや』の新CM『なんなんなんぼや」篇、多くの方に見ていただけたようで、多くの反響をいただいています。

TVCMに関する思いや企画段階のプロセスについては前回noteでお話ししましたが、

今日はCM制作の裏話を少しだけ、これを読んでいるみなさんだけにお話ししようと思います。

「ドラマみたい」なCM撮影現場で思わぬ緊張

企業の経営者って、ドラマでよく見るみたいにCM制作の現場に立ち会うものなんですか?

これ、気になる人もいるでしょう。

はい、私も制作には立ち会ったのですが、たしかにドラマっぽい、なんか見たことある光景ではありました。

CM撮影中、私の立ち位置は、映像監督のチェアの近く、大きなモニターの前です。

「どうですか?」

撮影が終わると、監督から私に映像のチェックを求められるのですが、もちろん私は映像に関してはまったくの素人。コンセプトの決定や制作段階でこだわるところにはこだわりましたし、他人ごとと思っているわけではありませんが、この「どうですか?」がエグいんです。

カットがかかり、映像のチェック、現場は一時停止状態。

監督の「どうですか?」の一言で、監督、カメラマン、全スタッフはもちろん関ジャニ∞さん全員の視線が一気に私に集中します。

「.……いいと思います」

よほど変なことになっていない限り、私にこれ以外の言葉が言えるでしょうか?

プロフェッショナルが集まってつくっているわけなので、クライアントへの確認は儀礼的なものなのでしょうが、想定外の緊張を強いられた場面でした。

スーツの質感が違った……垣間見たプロフェッショナルの現場力

意思決定の話でいうと、今回、関ジャニ∞のメンバーに着てもらったブルーのスーツは、もちろん特注なのですが、このスーツをめぐって「ものづくりのプロの凄み」を垣間見ることがありました。

ブランド買取店という業種の性質上、着用するスーツやCMに登場するバッグやアクセサリーなどがどこの何とわかってしまうとマズいという制約があるなか、メンバーに着用してもらったのがなんぼやのイメージカラーでもあり、水、地球、自然を感じさせるブルー一色のセットアップでした。

私もファッションは嫌いではないので、スーツのディテール、選定にもちょっとだけ加わったのですが、撮影1週間前にでき上がってきたスーツの現物を手にしたとき、「ん?」という違和感がありました。

素材のサンプルももらっていたので、単に私のイメージの問題なのですが、ジャケットの質感がもう少しハリやツヤ、コシがあるものを想定していたのです。

そのことは制作陣には伝えましたが、撮影までは1週間と時間がなく素材の説明は十分に受けていたこともあり、そのときは私の従来持っていたイメージを伝えるにとどめました。

「仕方ないよなぁ」と思いつつ、映像になったときの映え方に若干の不安がありつつ撮影当日を迎えたのですが、なんと! スーツの素材は私のイメージ通りのものに改良されていたのです。

これはうれしかったですし、制作チームの妥協しない姿勢に改めてどの業界、仕事でもこうした姿勢が大切だと改めて思いました。

謙虚で、責任感をもって仕事に取り組み、そして何よりメンバーの仲の良さがダダ漏れの関ジャニ∞

もう一つ、みなさん気になるのが関ジャニ∞メンバーとの絡みでしょう。

印象を聞かれて真っ先に出てくるワードは「とにかく謙虚」

メンバー全員が、私だけでなく弊社スタッフ、撮影スタッフ、ありとあらゆる人に気配りをしているのがわかる。しかもアピールや儀礼的なものではなく「さりげなく」「よく見ている」。これは本当にさすがだと思いましたし、彼らに直接会うのはスチール撮影の時が最初で今回が2回目ですが、もうすっかりファンになってしまっています。

村上さんとは彼が司会をするスポーツ番組で一度ご一緒したことがあったのですが、そのことをお伝えしたときも「もちろん覚えていますよ」とあの人懐っこい笑顔で応えてくれました。

横山さん、丸山さん、安田さん、大倉さんも単に「CM撮影の仕事こなしている」という感じではなく、私たちのコンセプト、制作、撮影チームの意図をしっかり把握した上で、「よりいいものをつくろう」という姿勢で取り組んでくれていました。

CM撮影のメイキング&インタビュー動画も公開しているのでそちらもぜひ。

制作の意図を聞き、時にはちょっとした動きを提案するような場面も見られたのですが、傍から見ていて感じたのはメンバーの仲の良さ。真剣に、でも楽しそうに撮影に臨んでいるだけでなく、お互いに言葉を交わしたり、言葉は交わさなくても阿吽の呼吸でタイミングを合わせたり。

メイキング映像に出てくるメンバー同士の会話も、求められているから仕方なくコメントしているという「お仕事モード」ではなく、自分たちの持っている知識、感じていること、身近な例を普段の関係性のまま話してくれているのがよくわかりました。

そんな光景を見ていたら、いい関係性、素敵なグループなんだなぁとなんだかこちらまで幸せな気持ちになりました。

なんぼやCMの公開日だった昨日は、7月に日産スタジアム、ヤンマースタジアム長居で行われる、デビュー18周年記念ライブ「18祭」開催や、47枚目! のシングル『喝采』の発売発表があったりとまさに“関ジャニ・デー”
4月14日は、たまたま私の40歳の誕生日という節目の日だったこともあり、テンション爆上がりでファンのみなさんの喜びが溢れるSNSの反応などを拝見していました。

イメージキャラクター就任の交渉からこれまで、いろいろなことがありましたが、改めて関ジャニ∞さんとお仕事ができること、リユース業界の新たな可能性を世に問うタイミングで出会えたことに大きな手応えを感じています。

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