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「関ジャニ∞」さんに『なんぼや』のイメージキャラクターに就任してもらうまでの話とリユース業界の一大アップデート

今日はうれしい報告です。

すでに正式なリリースも発表しましたが、このたびブランド買取『なんぼや』の新イメージキャラクターに関ジャニ∞(エイト)さんをお迎えすることになりました。

「関ジャニ」といえば、横山裕さん、村上信五さん、丸山隆平さん、安田章大さん、大倉忠義さんからなるジャニーズ事務所所属の超人気アーティスト。大阪出身の私としては「関西」というキーワードもありながら、その他にもさまざまなご縁を勝手に感じています。

今回の関ジャニ∞さんの起用は、単に人気者をキャラクターにしたというだけでなく、『なんぼや』ならびにリユース業界全体をさらにもう一段高いものにするための大きな挑戦の始まりでもあります。

イメージキャラクター誕生秘話も含め、ここだけの話をみなさんにシェアしようと思います。

「質屋」のイメージを払拭したい

何度かお話していますが、私が父の会社に入りビジネスの道に足を踏み入れた頃のリユース業界は、昔ながらの「質屋」のイメージが根強く残り、ブランド品の買い取りに関してもどこか“夜の匂い”がする、「特別な人たちが行くところ」でした。

時がたち、ネットオークションの普及などもあり、不要品を他に必要としている人に譲ること、それによって対価を得ること、不要になったブランド品を買い取りに出すことがだいぶカジュアルになってきました。

ここには、出店の場所、内装、雰囲気づくり、買い取り金額提示のプロセス、接客対応に至るまで細かいところにまでこだわり、ブランド買い取り専門店のまさにリブランディングを続けてきたという経緯があります。

そんな流れもあって、『なんぼや』では2016年から関根勤さんをイメージキャラクターに、テレビCMを含めたPRを展開してきました。

「テレビ離れ」がいわれている昨今ですが、やはりテレビの影響力は大きく、自分たちの事業、サービスを集約したCMがお茶の間で流れることには少なからず「世間のみなさまに知っていただける」という感慨がありました。

関根さんのユーモラスでありながら実直なイメージもあって、私たちのPR活動の第一段階はまず目的を達成できたと考えています。

イメージ改善から、リユース自体の価値向上フェーズへ

次はどんな手を打つか?

幸い世の中の流れは、サステイナブル、SDGs、エシカルと、リユース=いいこと、価値のあること≒おしゃれ、という方向に傾いています。

イメージを変える段階から、リユースが価値のあるものだという段階へ進むに当たって、イメージキャラクターを一新し、PR戦略も新たな段階へ進むべきだと判断したのです。

『なんぼや』、リユースの価値を高め、私たちの思いを代弁してもらえるキャラクターにはどんな人が相応しいのか? 検討を重ねるなかで、候補としてあがったのが、私と同じ関西出身であり幅広い年齢層に人気のある関ジャニ∞さんだったのです。

実はイメージキャラクター選定については、初めから関ジャニ∞さんに絞って企画を進めていたわけではありませんでした。私の中のひらめきで、「ジャニーズ事務所所属のタレントさんを」という思いはあったのですが、どの広告代理店に相談しても「御社の事業内容からジャニーズ事務所所属のタレントさんは難しい」という返事しかもらえていなかったので、具体的にどのグループ、どなたにお願いするかというところまで話が行かずに止まっていたというのが実情でした。

芸能界最強のブランディング戦略を持つジャニーズ事務所

イメージの変化はあるものの、やはりブランド買い取り専門店である『なんぼや』は、お金とモノを交換するという基本的な機能は旧来の「質屋」と同じ。代理店の懸念もよくわかりますが、そのイメージを打破し、次のステップに進むためには「無理」や「難しい」ことを通していかなければ、本当の意味でブランドを高めるような施策になりません。

そう思った私は、あらゆる人脈、つてを活用してジャニーズ事務所のキーパーソンになんとか直接お会いする機会をいただきました。

ランチに同席する中で、私たちの事業展開、いまの世の中の流れとリユース業界の未来はどうあるべきか、その事業がサステイナブルな社会をつくることにいかに貢献するか……。経営者として自分の事業を説明したり、プレゼンしたりすることには慣れていますが、自社のタレントの価値を高め、ブランドを守ることにかけては超一流のジャニーズ事務所さんですから、「わかってもらえれば」という思いはありつつも、正直絶対にうまくいくという確信はありませんでした。

結果としては、同じ関西にゆかりを持ち、音楽やダンスだけでなく各メンバーがドラマでの俳優活動やバラエティ、MCなどにその才能を発揮している素晴らしいグループを新イメージキャラクターに迎えることができたというわけです。

モノとココロにつながる、関ジャニ∞と歩む未来とは?

今回設定したキャッチフレーズは、

“モノとココロでつながる未来へ。”

お客さまのモノとの出会いと別れ、そこにあるストーリーに寄り添い、おもてなしの心を込めて接客、接遇をさせていただく『なんぼや』がお客さまに提供するのは、従来のブランド買取店が行う「お金とモノを交換する機能」だけではありません。

不要になったモノを捨てるのではなく、次に必要とされる人につなげる。

今後ますます重要になってくる循環型社会という概念の中で、お客さまに新しいリユースの価値をご提案する『なんぼや』の新しい挑戦への意気込みを含んだキャッチフレーズになっています。

関ジャニ∞さんのエイトは、8を横にした無限大を表す記号です。実は、なんぼやのロゴにもこの無限大を表す記号が隠されています。

これは本当に狙っていたわけではなく、関ジャニ∞さんの起用が決まった後からいろいろな共通点、運命を感じるようなことが判明していき、リユース業界をアップデートする試みへのお手伝いをお願いするのは関ジャニ∞さんしかいない! という思いを強くしています。

この出会いは、採用に至るまでのプロセスも含め(「無理」っていわれて諦めなくて本当によかった!)一企業のイメージキャラクターが決まったという以上の意味があると一人で勝手に大満足しています。


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