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脳科学的 紙のチラシ広告の効果を最大化させる作り方

こんな写真を使ったチラシを渡されたら、スムージーが美味しそうに感じませんか?

この記事では紙媒体のチラシを作成する際に、脳科学から見るおさえるべきポイントをご紹介します。このポイントを知ることで顧客の反応率が上がり、売り上げをあげることができるようになります。

今の時代、WEB広告の方がいいに決まってるでしょ!という意見もありますが、使い方次第では紙媒体のチラシもまだまだ効果的に活用することができます。

デジタル広告にはない良さが紙媒体にはあるので、その理由をお伝えします。


■■■  こんな人にオススメ  ■■■

●起業したての人

●どんな広告・チラシが効果的なのか知りたい人

●実店舗ビジネスをしている人

●自社商品をアピールしたい人



■■■  メリット  ■■■

●脳科学で実証されたチラシ作りのポイントがわかる

●チラシの反応率を上げることができる

●”伝わる”広告・チラシが作れるようになる

●どうして紙のチラシが良いのかがわかる



紙媒体は脳を活性化させる


ブランド戦略を専門とする大手広告代理店ミルワード・ブラウン社の調査で下記のようなことがわかりました。

人間の脳が「紙媒体の広告」と「デジタル広告」を見る時にどのような反応をしているかを脳波スキャンを使った実験があります。

すると「紙媒体の広告」と「デジタル広告」では脳内の処理方法が違うことがわかりました。

印刷された広告では、脳内で感情的な処理が行われていて、脳が特に活性化していると実証されました。

印刷広告の方が脳に「より深い印象を残す」ということです。


理由は、視覚だけでなく、におい、触覚なども刺激されることで感情もわき起こり、デジタル広告よりも記憶に残るからです。

記憶に残ると、お客様に覚えてもらいやすく、購入されやすくなるのです。



印刷する紙の質感で印象が変わる


画面で見るよりも、紙に印刷された情報の方が脳が活性化するとお伝えしました。

その理由の一つに紙の【重さ】や【質感】があります。

紙の質を変えることによって印象をコントールすることができます。


紙の重さで重要性や信頼感が伝わる

・高額な商品(家・高級化粧品・ブランドバックなど)

・信頼感が重要な業種(職人や高級エステなど)

紙の厚み(重み)があると高級感や信頼性が高い印象を持ってもらえます。

■印刷物の硬さ、質感、エンボス加工、型抜き加工も効果的


印象づけたいなら厚く重くする。広告とは関係ないもの(レンガなど)を持ってもらい、チラシを見せると印象が強くなるという実験結果もあります。



シンプルな書体を使う


読みやすい文字(書体)と、複雑な文字を見たら人の反応がどうかわるか?という実験がありました。

複雑な文字を見たときは、シンプルな書体を見たときよりも2倍も面倒だと感じるということが判明しました。


【ポイント】

・シンプルで読みやすい書体を使う。

・見やすい大きさの文字にする。

・シンプルな書体のほうが行動をうながすことができる。

・伝えたいことが沢山あっても、ポイントだけを明記する。


シンプルな書体で説明を読んだ人のほうが、内容にそった行動をしてくれる確率がたかくなる。



臨場感あふれる写真の使い方


【ポイント】

・より鮮明な画質の写真を使う。

・赤ちゃんの写真を入れる。

・美人モデルの写真を使う。

・モデルの目線を商品やキャッチコピーに合わせる。

上記のポイントを1つずつ解説していきます。


■より鮮明な画質の写真を使う

「しずる感」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

例えば、キンキンに冷えたビールをジョッキに注いで、キレイにできた泡に口をつける。そこから一気にゴクンゴクンと飲み込んで、喉越しを楽しむ。

最後にプハーーっと言いながらグッと目を閉じる。

こんなCMを見たことがありますよね。

これをみると、あたかも自分が体験しているかのように感じて、欲しくなってしまう。これがしずる感です。

荒い画質の写真よりも、鮮明でキレイな写真の方がこの「しずる感」が大幅に増すという研究結果が出ています。


■赤ちゃんの写真を入れる

広告業界では赤ちゃんの画像はどんな画像よりも人の注目をひきつけると昔からいわれています。

これは脳の活動を測定する機器をつかった実験でも証明されています。

赤ちゃんを使ってもおかしくないジャンルの商品にはどんどん活用しましょう。

さらに赤ちゃんの目線の先には自社商品がくるように配置するとより効果がアップします。


■美人モデルの写真を使う

美人モデルの写真を使うことで、反応率が上がるということが実証されています。

男性モデルの写真や、人の写真がない場合よりも2倍の効果があると実験でわかりました。


■モデルの目線を商品やキャッチコピーに合わせる

アイトラッキングという視線の動きを測定できる機器をつかった実験でこんなことがわかりました。

赤ちゃんの写真をつかった広告を見てもらい、被験者がどこを見ているか確かめるという実験です。

被験者は赤ちゃんの顔を見ることはもちろん、顔の向き(視線の先)に誘導されると判明しました。

→赤ちゃんが正面を見ている写真は顔を見ているだけ。

→赤ちゃんが商品やキャッチコピーを見ている写真は、そちらに目線が移動した。

これはモデルが赤ちゃんだけでなく、大人の男女モデルでも同じでした。



女性モデルの使いかた メリット・デメリット


綺麗な女性モデルを使ったり、セクシーな写真を使うときのメリットとデメリットを解説します。

【メリットのある使い方】

・男性に向けた商品にはセクシーなビキニの女性モデルを起用すると売れやすい。

 ➡️男性の判断力が落ちて高額でも購入してしまうと実証されています。

・大きな瞳の女性を使う。さらに瞳孔の開いた目は魅力的に感じる。

・大々的な広告ではなく、ポスターや商品パッケージなどに使う。


【デメリットになる使い方】

・ブランドイメージに合わない場合は女性モデルは起用しないこと。

 ➡️ブランドイメージが安っぽくなってしまう可能性がある。

・あまり過激な写真は女性客に嫌われてしまう。

・セクシーな広告はブランドを覚えてもらいにくくなるという実験結果もある。



まとめ


■印刷広告の方が脳に「より深い印象を残す」

紙の重さで重要性や信頼感が伝わる

■印刷物の硬さ、質感、エンボス加工、型抜き加工も効果的

■重みのあるものを持っている状態で広告を見ると重要な印象が残る

■シンプルな書体を読んだ人のほうが、行動をしてくれる確率がたかくなる

■臨場感あふれる写真を使う

■より鮮明な画質の写真を使う

■赤ちゃんの写真を入れる

■美人モデルの写真を使う

■モデルの目線を商品やキャッチコピーに合わせる

■女性モデルの使うときのメリット・デメリットを気を付ける


以上が、「脳科学で紙のチラシ広告の効果を最大化させる作り方」です。

脳科学を取り入れることで、人の無意識な部分にうったえることが可能になります。

ぜひ活用して売上をあげれるようになってくださいね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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