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1年半で広告代理店を辞めないために。vol.2-1

やった!やったよみんな!
ついに「続きます」と言っていた記事の続きを書くことができたよ!!

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前回ひらたーい文章を書いたまま終わってしまったのですが、みんなに伝えたかったのは本当はこっちの記事です。

私は1年半で広告代理店を辞めました。
辞めるときに、「もう少しいたらきっと1人で仕事も回せるようになったしもっとスキルも身についたんだろうなぁ」と思いながら辞めていきました。(ただし何度も言いますが、転職という決断に対して後悔は全くしていない)

なので、今後前職の同期や後輩たちが会社を辞めたい…と思った時のために、まとめて(?)みました。
(個人的意見で代理店に向いてない人の話をまた続編するので何卒そちらも最後まで目を通していただければ…)

入社して2年以内の若手が広告代理店を辞めないほうが良い理由


⒈ 「やりたいことを見つける」のに最適な場所である
⒉  仕事をしているだけである程度マーケティングの知識が身につく
⒊  とにかく”売る”ことが学べる

⒈ 「やりたいことを見つける」のに最適な場所である

正直、学生時代の就活時に「これを私は仕事で絶対に実現させるんだ!!」なんてことわかってる人なんてだいぶ少数派だと思うんです。

広告代理店はどの役職も少なからず複数クライアントを担当する(私は⒈年半で6社、全て業界・ジャンルが違いました)ので、同じ場所にいながら違う業界の製品・サービスや社員の働き方、少なくとも担当中のキャンペーンはどういうフローで製作していくのかが割と見えるのです。当然ネガの部分もわかります。

さらに同一クライアントだとしても様々な仕事があり得ます。
TV、デジタル、雑誌、ラジオ、新聞、屋外広告…
同じクライアントの同じプロモーションでも、媒体が違うだけで仕事内容がガラッと変わるので、代理店の仕事は本当に幅が広い。”何でも屋さん”と呼ばれるだけのことはある。

つまり、「やりたいことがわかんない、見つかんない」という理由で広告代理店を辞めるのはとても勿体無いのです。

⒉ 仕事をしているだけである程度マーケティングの知識が身につく

これに関しては将来的な転職を考えた上での、広告代理店に一旦留まるメリット。

まぁこれに関しては「当然じゃろ」って話なのですが。
先ほど書いたいろんなメディアの仕事が経験できる、っていうところがもうほぼ言い切っている形に近いのですが、広告代理店は”クライアントの製品”を、”ターゲットにどう売るか”をいう、そもそもマーケティングの部分を生業としている業界です。

制作側(営業の制作進行、クリエイティブ、ストラテジックプランナー)の人たちは、どういったクリエイティブがターゲットにウケているのか、好感度はよくても売り上げが低いクリエイティブの分析とか、そういった戦略部分を実際の広告に落としていきます。
これは”マーケティングの仕事”としてイメージつきやすいかと思います。

媒体担当も別の視点で、マーケティングを考えています。
費用対効果であったり、視聴率やインプレッションのシミュレーション、どの時期にどうターゲットに広告を当てていくなど、そういった仕事です。ざっくり。

私は営業だったので、主に進行管理とクライアントとの窓口、お金周りの管理が仕事でしたが、当然各担当者との橋渡しを行うので、制作もメディアもある程度知識が必要になってきます。覚えざるを得ないのです。

そして、どの企業にいっても当然マーケティングって確実にやります。そうなった時に、広告代理店での経験は相当貴重なはずなのです。
私も、現職ですでにたった1年半の知識が役立っているくらいなんです。もうちょっと戦力になるくらいきっちりわかってる人の方がそりゃいいだろうなぁと思います。

⒊ とにかく”売る”ことが学べる

これは後述する、広告代理店の悪いところと紙一重ではありますが、
代理店にいる限り、自分たちが売るのは”クライアントの製品”で、クライアントが「売れ」と言えば売らなくてはいけないのです。

もちろん「企業広告を作ってくれ」とか「ブランドの好感度をあげる広告を作ってくれ」という依頼もあります。
でも、まず大半は”製品の売り上げ”がメインです。

そうなった場合、製品の良し悪しとか、全く関係ないのです。
マーケティング手法に関しての反論は聞いてくれるクライアントもいますが、「この製品よくないと思います!」なんて意見、当然受け入れられない、というかもうその製品出来上がってる(or完成の目処が立っている)から広告の依頼がきてるんだよね?!

なので、悪い商品だったら悪いなりにどうよく見せるか、どう多くの人に買ってもらうかを考えなければいけない。
”商品がよければ売れる”という生産者の考えとは全く逆をいきます。

でもつまり”売るためのプレゼンテーション”は相当身につく仕事です。
そして自分が”嫌だ”と思った製品が案外世に受け入れられた時は、世の中にどういった需要があるか改めて気づくきっかけにもなるのです。

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ここで、”入社して2年以内でも辞めた方が良い人、そもそも入社しないほうが良い人”みたいなことも書こうとしていたのですが、いかんせん長くなってしまいそうなので、またこれも記事を分けさせていただければなぁと思います。

とは言え私も若手社会人でわからないことだらけですし、これもテーマ置いてしっかり書いているようで私自身は思ったことを日記に残しているくらいの感覚なので、さらっと「ふーん」くらいに思っていただければ幸いです。

明日は月曜日!

応援いただけると嬉しいです。これからも頑張ります。