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ボイトレは、声帯を維持する、格好のトレーニング法

8月31日に、声帯を太くする注射を打ってから、1ヶ月と10日が経った。

1ヶ月後に、注射を打ってから初めての診察を受け、無事に声帯が太くなっていることを確認、どんどん声を使うようにと主治医の先生から言われ、11月に再度診察を受けることになった。

ボイスクリニックから帰宅後、すぐに声を出してみた。

それまでは、声を出すのが怖くて、実際、掠れてもいたので、上っ面の声しか出せなかったのだが、お墨付きをもらったおかげで、大きめな声を出せるようになった。

数時間しか経っていないのに、この変化はなんだろう。やはり大丈夫と言ってもらったことで、安心感が得られたのだろう。

それから毎日、声を出すだけでなく、発声練習をしている。

トレーナーさんのレッスンを、毎回、録音していたのを、パソコンに取り込んでいたのを聴きながらの、発声練習。

一般的に知られている、あーあーあーあーあー♪から、エッジボイス、リップロールなどなど、いくつも練習する方法があるので、結構な時間をかけられて、やっぱり録音しておいてよかったなと思った。

父がうちにいるせいか、なんとなく歌う気になれず、ずっと発声練習だけをしていたが、今週から、またボイトレを再開することになったので、もういい加減取り組まないといけないと、数日前から、練習し始めたばかりで中断してしまった、星野源さんの「不思議」を歌ってみることにした。

キーはそのままで、歌ってみる。
この曲は、音域が意外に広い。

前回までは、高音が出にくく低音が出やすかったせいで、そのままのキーで歌うのがちょうどよかったのだが、注射を打ったおかげか、高音部分が出やすくなり、高音部分の音域も広がったおかげで、逆に出だしの低音部分が、ちょっと出しにくくなった感じ。
YouTubeのカラオケで、女性キーの不思議を見つけたので、それで歌ってみることにした。

驚くことに、それが一番歌いやすかった。
ただ、地声で歌えているのか、ファルセットになっているのかが、よくわからない。
もちろん、喉の感覚では、地声で歌うときの感覚に近いのだが…

おかしなもので、最初、裏声で歌っていると指摘され、地声で歌う練習を始めた時は、はっきり、地声と裏声の喉の使い方の違いがわかったのに、地声で普通に歌えるようになってから、音域が高い声で歌っていて、果たしてこれは地声の高音か、それとも裏声で歌っているのかが、よくわからない。

歌ってみて、裏声になっていますね。地声ですねと言われると、なるほどとわかるのだが、歌っている最中は、あまり意識しないで歌うようになってしまったのだろうか…

今回経過観察の1ヶ月は、不安もあったれど、結果的に声帯を太くする注射を打ってよかったと思っている。
あとは、この声帯を維持すること。
主治医の先生によれば、通常、一年半は維持できるのだそう。
でも、たくさん声を使っていれば、声帯の太さは維持されて、再度注射を打つ必要はないとも教えてもらった。

なので、これからずっとボイトレは欠かせない。
ボイトレのスタジオで歌う前には、発声練習をしていかなければ声が出ないし、毎日、発声練習をしていないと、音域の広さは確保できない。

父がいるときでも、あまり会話がない上に、ロングステイ、ショートステイで入所すると、会話は皆無。
誰とも話をしない日が続く。
ボイトレは、格好の、声帯の太さを維持する、トレーニング法なのだ。

明日から、父はショートステイに出かけていく。
朝から夜まで、ずっと歌っていられる。
ボイトレの当日まで、がっちり練習しよう。

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