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帝王切開でした3

手術の麻酔にはいくつかあります。

と、無痛分娩の麻酔の説明の時に
麻酔科のドクターが話してくださいました。

無痛分娩に使うのは硬膜外麻酔
術後の痛み止めにも使われるコトもあるもの。

帝王切開は局所麻酔になるコトが多いけど、
本当に1分1秒争う時は全身麻酔になります。
その時は手術着着たお医者さんがメス持って構えてるけど
驚かないでね
といわれました。

うん。
聞いたから驚かないと思うけど、
怖いとは思うなあ。
と思ってました。


最初の帝王切開でした1でお話しした方は
局所麻酔を刺す時と術中を想像すると
怖くて仕方なかったそうです。

それで、
麻酔はどんな感じだった?と訊かれて

急にお腹を切る事になって怖かった私の
覚えている事を話したのですが。

正直パニックになっていたからか、
麻酔を刺した時のことは覚えてなくて役に立たず。
ただ、局所麻酔って
痛みは感じないけど
感覚はあるっていうのが
怖かった事を正直にお話ししました。

あとわたしは
お腹からずぼっと子供が出てくる所見えたら怖いって
怯えていたのですが出てくる所は
見えませんでした。

これに関しては誰かに訊けば良かったんですけどね。
見えちゃいますか?って。
でも、普通の母親ならお腹から出てくる所見たいものかもしれない
なんて思って
訊けなかったんですけど
自分の内臓見たい人は少ない気がするので
やっぱり訊いて良かった気がしてます。
手術中は最初に陣痛らしきものが来てから
24時間近く経ってましたから
疲労と恐怖と興奮でもう正常な思考では無かった気もします。

そう、娘が出てくる約24時間前。
予定日より二週間近く前、計画出産日よりも一週間前の夜でした。

なんだかお腹が痛い。

2日前に検診に行った時はまだ子宮口ほぼ開いてないとの事だったのに
お腹がぎゅーーーって痛くなって、治って、
でも陣痛アプリを使って時間を計っても
痛くなるのと間の時間はまちまちで
これは何なの?!とわからないまま苦しみ
朝5時にもう無理かも?!と思い
病院へ電話した所
お産が近づいているって事だと思います。
念の為に診察開始時間にいらっしゃいますか?と言われて
伺いますと返事をして気が
抜けたものの

やっぱりすごく痛い。

夫は痛い痛いと苦しむ私が横にいるのに
時々目は覚ますものの寝てるし

病院に行くからって起こしたら
そうなの、とのんびり朝ごはんを食べだすし

もう死んじゃう!!と布団に倒れこんで
少し眠ったら
夫がもう少しでタクシーが来るよと。

こういう時に慌てふためいたりしない夫で良かったのか
のんびり朝ごはん食べる夫で良かったのか
悪くはなかったのかもしれないとは思いますが
が!!

それはさておき
タクシーで病院に行って診てもらったら
子宮口が3cm開いていて、
私が痛い時に赤ちゃんも息が止まっているので
へその緒が巻きついて首が絞まっていると

ええええ????
首絞まってるの???

というわけで
緊急入院となりました。

その日の内にお産が進めば自然分娩に、
翌日まで保てば無痛分娩にしましょう

そう言われて
コロナ検査をして
入院する事になりました。

わたしの病院では24時間無痛分娩に対応してはくれなかったのです

夫は入院バッグは持って来ていないのに
私がいつも抱いて寝ているくまのぬいぐるみだけ
紙袋に入れて連れて来ていました

母も駆けつけてくれて
ぬいぐるみも居るけれど
コロナで緊急事態宣言などなどの真っ只中
入院すれば1人になります

半分泣きながらPCR検査に行って
自然分娩が怖いんですと
ドクターにお話ししたら
いやー子宮口3cm開いててこんなにハッキリ受け答え出来てるんだから
自然分娩でも大丈夫だと思いますよ
と、嬉しいのかよく分からないお墨付きを頂き

いよいよ、このドアの向こうからは
ご家族とはお別れですって所まで来たら
なぜか母と夫が万歳し始めまして
泣きながらも恥ずかしくてドアの向こうに進みました

そうこの時点ではまだまだ帝王切開の可能性は
聞いていませんでした。

あと付き添ってくれていた看護師さんが
初めてお会いした方だったけれど
とっても優しくて励ましてくれて
本当にありがたかったです。

どうか無痛分娩になりますように、
そう願っているのみのわたしなのでした。

次につづこうかな。


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