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「休めるときに休む」では休めない現実

落ち着いたら休もうとか、別にいまは無理して休まなくてもいいかな、というスタンスの方は大いにいるのではないでしょうか。私もその一人です。
でも「休みたい」と思っている時に限って、仕事が忙しかったりしますよね……(苦笑)。
ここでの大事なポイントは、「計画的に休みをとる」ということです。
「仕事に合わせて休むのではなく、休みを前提とした仕事の計画立案」することが先決だと最近思うようになりました(今更ですが...)。
そうすれば無駄な残業もなくなりますし、体調管理もしやすくなります。
それに有給休暇を消化しやすい環境作りにも繋がります。職場に余裕が生まれると、結果的に従業員満足度も高まります。
そしてそのことが巡り巡って業績アップにつながるのですから、まさに一石二鳥ですよね! 最後に 今回は「疲れた時にどうするか」について述べてみました。

人間は機械ではありません。疲労を感じれば休みたくなるものです。それを責める人はいないはずでしょう。
でも「疲れているんだから仕方ないよな」「今日くらいは許してくれるだろう」なんて思っていると、いつまで経っても改善されません。
まずは自分の身体の声をよく聞いてあげてください。そして自分で自分のことを労わってあげることです。
それができない人は他人任せになります。そうなると余計に負担が増えるだけです。
つまり他人に迷惑をかけるだけになってしまいます。自分を大切にしない人に他人を大切にすることなどできるわけがないのです。
私はこれからも自分がやりたいことを優先しながら、自分の健康には気をつけていきたいと思います。

疲れたときに休むのか? それとも仕事をするのか? これは経営者にとっても永遠のテーマかもしれません。
前回述べたように、休む時はしっかり休むべきなのですが、どうしても休めない事情があるときはどうすればよいかを考えていきましょう。
疲れたら休むのが一番だ あなたがもし社長なら、社員にどんな指示を出しますか。
おそらく「とにかく頑張ってくれ!」とか「みんなで乗り切ろう!」といった類いの指示を出す方が多いのではないかと思います。
しかしそれは間違っています。
確かに頑張ることも大切ですが、頑張りすぎると身体を壊してしまいます。だからといって手を抜くと業務効率が悪くなり、会社としての利益が減ってしまうのです。
だからこそ「頑張りすぎず、適度に力を抜く」ことが大切なのです。

では具体的にどのように力を抜いていくのかをお話し致します。
まず「時間配分を考える」ことから始めましょう。
「残業を減らすためにタイムスケジュールを組む」のではなく「残業をしないための時間配分」をするのです。
そのためには普段から「一日の仕事量を把握する」必要があります。また残業が発生しやすい時間帯を把握しておくことも大事です。
たとえば朝早くから出勤している方は、始業時間が早ければ早いほど残業が発生しやすくなります。逆にお昼前から出社している方は比較的定時に帰れることが多いはずです。
この方法の良いところは、「仕事の質が上がる」という点です。
残業すると作業が雑になったり集中力が散漫になったりするなど、良い影響はあまり見られません。
ですがそのぶん質を上げることができれば、それだけ成果も上がるはずです。
そしてそのやり方は、決して難しいものではありません。
たとえば毎日のタスクを整理し、優先順位を決めておきます。そうすればやるべきことに漏れなく着手できますし、その分だけ処理スピードも上がります。
その積み重ねによって、やがて「いつもより仕事の進み具合が良いな」という感覚が得られるようになるはずです。
この流れを日々繰り返すことによって、自然と残業時間は減っていくでしょう。
ただしここで注意したいことは、「ただ漠然と時間を減らす」だけでは意味がありません。
なぜなら「時間を減らした=減った」ということにはならないからです。
つまり単に労働時間が短くなっただけで、生産性が低下していたら本末転倒です。
残業代が減るかわりに人件費が増えてしまったり、あるいは業務効率が落ちたりしていては、むしろマイナスの影響のほうが大きいでしょう。
そこで必要になってくるのは「仕事の量そのものを減らす」ことです。
いくら残業時間を削ったところで、仕事そのものが少なければ一人当たりの負担も少なくなります。結果、残業自体が発生しないことになります。
もちろんこれは簡単なことではありません。
一人ひとりの仕事の仕方を見直す必要があるからです。
ただ見直せばいいといっても、それは「効率化」ではなく「最適化」です。無駄な部分を省くことで、本来すべきことだけに時間を費やせるようになります。

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