夫婦別姓について考える 2
番組後半に、夫婦が夫婦別姓に以前から反対していた元議員に話を聞きにいくシーンがあった。この記事に書かれていたように当時から今も意見は一切変わっていない様子。それはいいのだが、途中顔を真っ赤にして夫婦に対して、『自分勝手』だとか、『本当の意味で愛し合ってないんだろ』などと暴言を吐き、怒り出した。夫婦の気持ちを考えると、見ているこちらが悲しくなった。
銀行、クレジットカード、パスポート、免許証、年金、生命保険、健康保険、携帯、利用サービス、サイト、契約書などなど。
氏の変更に伴い、変更しなければならないものは本当にたくさんある。私は会社の登記簿の変更もしなくてはならなくて、お金も確か1万円くらいかかった気がする。
また、離婚後、すぐに氏を変更すると仕事に支障があったためしばらく戸籍を変えずにいたのだが、旧姓に戻す時はわざわざ家庭裁判所まで出向き『氏の変更の申立て』の手続きを行い、受理されるまで約2週間くらいかかった。
サイボウズの青野慶久社長は、株式や証券の名義変更で300万円ほどコストがかかったそうだ。どちらか一方にコストがかかりすぎるのは、やはり不公平感が否めない。
氏が同じでないと家族として機能しないなど、反対派の声があると聞く。しかしながらすでに3組に1組が離婚する時代。もはや氏が同じかどうかが問題なのではない気がする。
近い将来、選択的夫婦別姓が認められ、多様性を受け入れる世の中になったらいいなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?