女性もリーダーに向いている!女性に求められるリーダーシップとは 3
女性が行うトップダウンのマネジメントは、あまりおすすめしないとお話させていただいた。行き過ぎたトップダウンの一番のデメリットは、『リーダーの顔色を伺い意見を言わなくなる』つまり、リーダーと違う意見を言えなくなりチームが萎縮していくということだ。
下手(したて)に出るだけでもリーダーシップは取れない
では、『女性はでしゃばらない方がいい』『自分はまだまだ実力が伴っていないから』とメンバーの機嫌を伺い下手に出るのがいいのかというと、それもまた違う。特に女性が男性メンバーに対して遠慮してしまうことがよくあるのだが、どんな振る舞いをしても許される、と勘違いをさせチームの秩序がなくなってしまう可能性があるので注意が必要だ。
明らかにチームでNGにしている行為を注意することができなくなると、ルールを守っているメンバーからは間違いなく不満が上がってくるだろう。
リーダーが威厳を持たずにしていると『なんであの人だけはいいの?』『実力主義と違う』とメンバーが離れる原因となる。
以前、チームの中で問題行動をとる男性リーダーがいた。彼の要求はそれでも自分にリーダーシップを取らせろ、ということであったが私は一歩も引かずそれを許さなかった。1人のわがままを聞くことでチームが崩壊することもあるからだ。チームで動く以上、組織の秩序を壊すわけにいかないと衝突覚悟で関わった。結果的に彼は離れることになったが、チームは守れたので今でもそれで良かったと思っている。
このような場面でリーダーがどのような態度を取るのかは他のメンバーがよく見ていると思う。ここを曖昧にしたりお茶を濁しているとリーダーの信頼は失うことになるだろう。
なんでもいいよいいよと迎合することが、女性のリーダーシップでもない。
私が長きに渡ってお世話になっている女性経営者さんは、普段はとっても温和で優しさが全面に溢れている方であるが、いざというときは言いにくい相手に対しても、しっかりと自分の意見を述べリーダーシップを取られる。
身近にモデルとなるような先輩経営者がいることは本当にありがたい。
つづく
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