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2022年の疲れを寺と温泉がどこかへ持っていってくれた

昨日、太山寺に行った。
神戸にある唯一の国宝。

小6の頃、明石駅から太山寺まで歩いたことがある。
学級代表だった僕は、秋のある日曜日、担任や副代表とともに遠足の候補地だった太山寺まで行ってみたのだ。
しかし、あまりの遠さにヘトヘトになってしまい、寺の記憶はまるでない。

結局、これは遠足のレベルではないと太山寺は候補地から外された。
地図を見るとおよそ10km、往復20kmはたしかに小学生の遠足ではない。

でも僕は楽しかった。
日曜日に数名の選抜メンバーだけで歩く特別感にワクワクした。
そして何より僕は、副代表のことが好きだったのだ。
好きな子と松田聖子の「野ばらのエチュード」を大声で合唱しながら畦道を歩いたことは、今も強く記憶に残っている。

それからちょうど40年の時を経て、昨日、太山寺へ行った。

仁王門(重要文化財・室町中期)
仁王・吽形は何を想う
仁王門をくぐると三重塔が見えてくる
本堂(国宝・鎌倉時代)
三重塔(県指定文化財・江戸時代)

神戸には国宝がここしかない。
神戸に歴史がないといわれる所以だ。
でも、たった一つかもしれないが、その一つに足を運んでみれば、なるほどと思わせる空気が心をすっかり洗ってくれた。

太山寺
716年、中臣鎌足の子・定恵の開山、孫・宇合の建立。元正天皇(在位715~723年)の勅願寺。建武中興(1334年)では朝敵・北条討伐に加担して寺運栄え、支院41坊、末寺8寺、末社6社を従え、僧兵も養った。今は5坊。

寺伝より抜粋

寺に漂う霊気を存分に浴びたあと、すぐ横にある温泉に入った。
全国的にも珍しい自噴型の天然ラジウム温泉。
施設は古く、あちこちにガタがきていたが、湯は最高に心地よかった。

湯上がりに館内の食事処で唐揚げと酎ハイ

2022年の疲れを寺と温泉がどこかへ持っていってくれたようだ。

今年はnoteへの取り組みをあれこれと考える1年だった。
2020年にnoteを始めて以来、趣味としてnoteを楽しんでいたが、今年無職となり、たまによそで報酬を得て記事を書いたりするようになると、noteに書く意味がよく分からなくなったのだ。

まだ自分の中では解決していないし、悶々と書く日もある。
でも仕事として書くのと違って、このnoteはSNSだということに尽きる。
書けば、スキをいただきコメントをいただく。
読めば、スキをつけコメントをつける。
読者との距離の近さがnoteの最大の特徴だろう。

だから僕は、より読者と関係性を深めるためメンバーシップを開設した。
オンライン会、オフライン会をたびたび開き、リアルな関係を求めた。
書くだけ、読むだけではない、noteならではのつながりを大切にしたい。
温かい人とのつながりのきっかけにnoteがなればいいなと。

そして僕はこのnoteで何人もの大切な友達ができた。
記事を通じていつもやりとりをさせていただく皆さまのことが大好きだ。
スキやコメントがなくても、読んでいただくだけでも本当にありがたい。
これからもどうぞよろしくお願いします。

年明け1/7にオンライン会開催します。
お好きな飲みもの片手に、ユルユルふんわり、お話ししませんか?
嬉しいことに昨日来、さらに数名の方が手を挙げてくださって。
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日常のシーンをおもろい記事に詰め込む名手・まいまいままさん。
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(2022/12/31記)

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