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世界に誇る、日本の贈答品の文化

海外と比べ日本は、贈り物をする機会が圧倒的に多いといわれる。
中元・歳暮に始まり、節句や子どもの成長の節目にも贈答は欠かせず、つきあいの多い人なら年中贈り物をしているといっても過言ではない。

お土産や誕生祝いのような贈り物の場合は、どんなものが喜ばれるか、相手の顔を思い浮かべながら品定めしたりして、なかなか奥が深い。
一方で入学祝いや結婚祝いなどでは現金が贈られることが多いが、海外の人の目には奇異で生々しく映るらしい現金贈答の風習も、日本人にとっては当たり前で、なんら失礼なことではない。

しかし考えてみれば、現金を贈り、相手からも現金を贈られると、実質プラマイゼロとなって経済の上では何も起きなかったことになる。
具体的な物を買って贈り物にすることで消費が発生するのとは違って。

この日本独特といわれる現金を贈る習慣がなければ、この国ももう少し早く不況から脱することができた?
…なんていったらバチが当たるか。

(2015/10/16記)

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