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日常と記憶と記録。 Another Ordinary Day.

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世の中にはいろんな人がいて 世界は痛みに溢れていて 言葉は嘘ばかりだけど音楽は鳴り響いていて なにか文字で表現できないか? そんなおもいで散文的にモノを書いていこうとおもってます. 書いていることは,フィクションです. おもしろいとおもっていただけたら♡をください. そんな感じでやっています. #自己紹介 #profile

    • DISTANCE

      24/7 365/5 約5年ぐらい薬物の摂取を欠かさない日々の中… 自我の意識は本人は正常だと認識している… 他人からみたらどうだったんだろうな? 今振り返って考えてみると,まぁ言えないコトばかり。 はじめはなんだったんだろう? そんなことは,もう忘れてしまった。 WEED吸って,セロハンのような匂いのするコカインをスニッフィングする。 brown moneyがヒラヒラと飛んでいく… あまりにケミカルがとばないから,メタンフェタミンの白い結晶を炙る遊びを続けた。 瞳孔が開い

      • Life Goes On

        ハッキリと覚えてるぜ… 15時の集金. モグラの部屋に入ると. TVに映画のような動画が流れていて… コレはなんなんだよ?って息をのんだ. 2011 3/11 モグラの1人が 「jerryくんコレやばいよ!今だよ今!」 ああ,ヤベェな… 何かが琴線に触れた. 目の前で多くの人が流されてく… Pray for Japan… 世界が母国を祈る… SNSでは人々の哀しみが拡散され… 人々が泣き叫ぶ隣で雑草は美しく咲き, それがたまらなく神々しくて… オレはホテルの1

        • EZY Ryder

          風を切って…波に乗れ… いつか夢みた時間なんてあっと言う間に過ぎていく… 60年代の後半にアメリカで起きたムーブメントのヒッピー達はweedを吸いながら自由を求めて旅をしたのか? 大阪の街で転々と住居を変えながら,そんなことをおもっていた… 気がつけば数人のグループが2つほど出来上がっていた… 2つのグループの売り上げ?のようなモノがオレの手元に届く… 何もしなくてもBrown moneyが届く… moneyを数えるという行為をしなくていい生活がそこにはあった… ど

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          17本

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          IN da HOUSE

          年が明けた… どこか奇妙な感じがあった… 日常は非常で異常な生活… 幾ばくかのbrown money… 数枚のクチ,着信拒否リストの溜まった電話,誰が契約したかわからないWIFI… ネコが仕事を辞めると電話してきたのは,年明けだった… 生活の為の仕事… DARK BANKERs CLUBあがりのネコにとってみたら,日常の生活の為のbrown moneyなんてクソみたいだったに違いない… ATMから引き出すbrown moneyに何かの欲求や願望が刺激されたのかもしれない…

          IN da HOUSE

          RAT food

          「名前は?」 「あー,ヤンと言います」 「えっ?ヤンさんですか?」 「そうですよ,ヤンでいいですか?」 「わかりました」 「で,どのくらいあるんですか?何枚もあります?」 「どのくらいいるんですか?」 「とりあえず,1枚でいいよ,ソレが使えるなら,月に最低5枚は買うよ」 「わかりました,1枚用意します」 「じぁ,そういうことで」 流暢な日本語で喋るヤンはオレだった… ネズミは本名で自分をヤンに紹介していた… イリーガルなモノを買うのにホントの名前を名乗る馬鹿は,この世にい

          Valleys OF Neptune

          コンクリートに照らされた狂ったような暑い夏が過ぎて,気がつけば秋だった… 煉瓦が溶けていくのは,はやかった… 人は疑問におもうかもしれない, どうやったら,そんなにお金が消えていくの? Brown moneyの束をcasinoで溶かす… 日常なんて,あっと言う間に,劇的に変わっていく… その日もGreenの羅紗の前に座っていた. 「shachoどっちやおもいますか?」 そのオトコとの始まりは,コレだった… 「BANKERでしょう」 オレは100$と刻印されたプラ

          Valleys OF Neptune

          Swindle

          そこには,ないものを,あたかも,あるようにみせる…まるで手品師のように… ソレができるのであれば,コレを読んでいる人も詐欺という行為をできるかもしれない. あとは簡単だ. その欲望をカネに変えてしまえばいい… 欲求というものがある. 人はある欲求が満たされるとより高次な欲求を満たそうとする…いわいるマズローが唱えた欲求階層論だ. 人は社会的な生き物であるがために欲求が多岐にわたる. その欲求をあげればキリがない. ソレを満たせてやればよかった. 相手に冷静な判断ができ

          DARK BANKERS CLUB

          商売の起源は,物々交換に近い自然貨幣がはじまりだ.そこから,人々は貨幣制度を作り上げた. 現在最古の貨幣と考えてられているのはエレクトロン貨といわれている… 金貸しは,貨幣の使用が始まる古代において登場した職業であるといわれているが,その時代から悪しきものとして見なされていた… 事実,各宗教の聖典では高利貸しを批判している… だが,なぜか人の欲望と習慣は古代から変わることなく,金貸しは現在でも多くの人に利用されている. 銀行が利息をとる時代. 不渡りを出した者は借りること

          DARK BANKERS CLUB

          Kickin’

          タクシーに乗って港区のマンションへ向かう. そのマンションではじめて出会った. BJは黄色と黒の模様のトカゲに冷凍マウスをあたえていた. オレはBJからPCの使い方やメールのやり取りすべて習った. 歳はオレよりも若かった. ハッキングとプログラミングとフィシング… 天才的だった. 彼らは,サクッと抜いてサクッとシノギをやめる. そのやめてる間に次の準備を整える. スパンは3ヶ月だったり半年だったり… 4つ打ちの音楽を流しながら… 言い知れない恐怖を感じる時もあった. だ

          Accused

          被疑者は48時間の拘留の後, 拘留請求を経て10日から20日間の拘留が延長される. 拘留の理由として,逃亡のおそれ,と証拠隠滅のおそれがある. この2つがクリアされれば保釈の申請が通る. 証拠隠滅のおそれのある者は接見禁止処分となる. オレは検察庁へ取調へと向かっていた,薄暗い留置所からでれるのは,すこし嬉しかった. 検察庁は綺麗な公園の横にあって,その景色が好きだった. よく考えたら,景色が綺麗だなんて逮捕前に思ったことはなかった… 検察官はすこし恰幅が良いオトコだった

          Investigation

          蛍光灯が鈍く光ってた. 時間は9時を回っていた… 薄暗い面会室だった. 「国選弁護人のKobayashiです」 「ああ,はじめまして」 逮捕されて,次の日の夜に,その弁護人はやってきた. 私選弁護人を雇うつもりはなかった. 有能な弁護士以外はそう判決は変わらないことを知っていた. まず,これからどうなるか?などを尋ねたとおもう. 「自分のわかる範囲で証拠となるものはありますか?」 「ないよ」 押収されたものには証拠となるものは何一つなかった. 「どうして逮捕された

          Investigation

          Ain't no way

          いつかとか,そのうちとか… そんな言葉でお互いが誤魔化し続けてたのかもしれない… 飲めない酒を飲まされていた. テキーラとかそんなやつ. 知らないBARで出会ったオンナは美しかった. オンナとはじめての会話は 「濃ゆいね」 「なにが?」だった… 気がつけばオンナの家で生活していた… オンナがcoffeeを淹れる… オレがいつものcoffeeを飲むとオンナは笑って仕事へ出ていった. 陽炎のような日々が続く… ガラスが割れるような喧嘩が続く… 終わりにしようか? そんな

          Ain't no way

          Juicy

          全てはオレの夢だったんだ. Hustlerに憧れて,StreetでWEEDを捌く. WEEDをBrown Moneyで巻いて吸いまくって… まともなヤツとは正反対の生き方だけどな. カップラーメンがディナーだった頃は忘れもしない. ノートリアスBIGのJuicyの歌詞で言えばこんな感じかな? 東京へ行った… はじめての食事は焼肉を喰ったのを覚えてる… Brown Moneyが,かるく飛んでいく. そんな印象. いままでとはぜんぜん違った. PCの使い方から教えてもらった

          Night Bird Flying

          2億の詐欺事件でジミヘン君達は執行猶予の判決が下っていた. 「なにもしてないよ」 よく,ジミヘン君が言ってた言葉だった. 「Jelly君,元気してんの?」 ジミヘン君は笑っていた. 「大丈夫だったんですか?」 「まぁ,大変よねぇ〜,これからさ.それよりJelly君最近なにしてんの?」 「なにもしてませんよ」 「あははは」 ジミヘン君はホントにあはははと笑う. 「あのさ,ちょっと家具運ぶの手伝ってくれない?」 言われた場所は,どこか静謐な雰囲気があるマンションだった. 部屋

          Night Bird Flying

          $20 FINE

          「スコアは?」 「えー,8」 「8ですね…」 ゴルフは紳士のスポーツだ. 数字を誤魔化すことなどは紳士たるものできないことだとおもってた. そのオトコは明らかに,その数字を真摯な顔をして間違えていた. 間違えていた…? そこは今でもわからない,誤魔化していたのかもしれない. ただ,明らかに数ラウンドのスコアは間違えていたし,誤魔化していた. ジミヘン君と初めて会ったのは,友達に紹介された店で会った. 日に焼けてイケメンだった. 「コイツ,ジミヘン.明日ゴルフ一緒に回る