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1分で読める他人の失敗から学ぶ方法

 こんにちは。大手電機メーカーでエンジニアをやっているゆうさんと申します。主に問題解決のための思考法やマインドセットを発信しています。

 この記事では、他人の失敗を自分の問題解決能力に向上につなげる方法を紹介します。1分で読めるようにエッセンスだけ書きました。


「賢者は他人の失敗から学ぶ」
ベンジャミン・フランクリン

 他人の失敗から上手に学ぶことができれば自身の成長の速度が何倍にもなります。

その方法は以下の3ステップから構成されます。

  1. 抽象化する

  2. 概念化する

  3. 具体化する

 他人の失敗から上手くいかないときの要素が何かを考え、そこにある共通性を見つけます。そして、その共通性を分類し、モデル化します。そして自分の行動に応用できる形で具体的な形に展開します。このようなステップを経ることによって他人事と自分事の壁を超えることができ、自分事に変換することができます。

 失敗の分類やモデル化は慣れるまで難しいので、例えば以下の図を参考にするといいでしょう。「個人に起因する要因」「組織に起因する要因」「それ以外に起因する要因」と分けるのはどんな時でも応用できるので便利です。このように分類とラベル付けを行い、自分だけのデータベースが作れたら、あなたの問題解決能力は飛躍的に上がります。また、具体化と抽象化のサイクルを何度も回すことで、物事に対する本質の理解が深まっていきます。

失敗知識データベースの構造と表現 http://www.shippai.org/fkd/inf/mandara.htmlより引用


以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。



 ここからは、より詳しく学ぶための参考文献を紹介します。

①具体化と抽象化のコツや効能を学ぶための本

 
こちらのホームページとあわせてどうぞ。
 コンセプチュアル思考の教室|物事の本質をつかむコンセプチュアルスキルを磨く (conceptualthink.com)

②失敗学について体系的に学ぶ本

 組織の話なのに小説のように面白い。失敗学の決定版です。全ビジネスマン必読です。

 本文にも出てきた、「失敗知識データベースの構造と表現」にも関わっている失敗学の権威、畑村さんの本です。


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