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書評『最後の40日~あなたと過ごした最後の日々』

「あなた」とともに過ごした「最後の40日」。
1年の時を経て同じ日付がやってきて、 画家 ゆめのさんの胸に迫る作品とリアルタイムに毎日投稿した拙き詩で「1年前の今日」という追体験をしながら過去に向き合いました。
ここに詰まっているものは、誰も知らないふたりの生きた証です。

1 書評

 この度は、まつお様⦅著者⦆・ゆめの様⦅挿絵⦆・THE NEW COOL NOTER事務局⦅編集⦆が出版して下さった上記の作品を拝読させて頂き、その書評を著述させて頂きます。

 「死」。それは、私達の絶えることの無い活動であり、現象である「生」が、途絶えて、消滅する終着点の現象である。
 そんな「死」と「生」を、私達は、無視あるいは忘却しがちではないだろうか?
 故に、この「生死」について、改めて深く見つめ直して、学び問う原動力を、有り難く頂戴したい次第でございます。

 そして、全てを通読させて頂いた後、原因は、病死ではなく、窒息や凍死でしたが、技能実習生達という外国人労働者が一斉に多く亡くなられた事件で、死に向かないながらも、愛する大切な人達と、もう二度と無い残された最後の貴重な時間の中で、交流する瞬間瞬間について、どんなものであるのかを、本当に考えさせられました。

 最後に、後書きに、

ご覧いただいた方が「大切な人と生きること」をお考えいただく機会となれば幸いでございます。

というまつお様からの御言葉がございましたが、「大切な人」という存在を、さらに広げていこうと、決意しました。

「一期一会」「仁は万物と一体化すること」という先哲の格言を、まつお様の作品と共に、改めて深く実感させて頂きました。

 自分は、誠に残念ながら、力不足で、医者や薬剤師の方々のように、病気の治療や人命の救済は決して出来ませんが、医学も努めて学び尽くして、生命哲学や臨床哲学等に貢献していきます。

2 謝辞

 末筆となりますが、この度、まつお様⦅著者⦆・ゆめの様⦅挿絵⦆・THE NEW COOL NOTER事務局⦅編集⦆のおかげさまで、素敵な作品と出会うことが出来たことと、皆様方のご苦労に、一読者として、謹んで深謝を申し上げます。


ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。