ベトナムへの帰国・帰郷に向けての『愛国勤労文集』と『愛国詩集』
1 挨拶
皆さん今晩は。11月も遂に半月が過ぎ、2022年の終わりを日々実感していると思われますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
自分は、来年の1月2日に帰国することが正式に決定し、8年近くぶりに、こよなく愛する祖国・故郷のベトナムに一時的に帰ることが遂に出来ます。
その帰国・帰郷に向けて、以下の二つの拙作を完成させて、帰国することを決行しております。その二つの拙作を、以下の通り、ご紹介いたします。
2.1『思慕 国家の利益と人民の幸福を謀るもう一つの祖国戦線』
こちらの拙作は、愛国・勤労・哲学に関する文集であり、そして、愛国と哲学を哲学的に融合して発展させることを志したものです。この拙作が、過去の同志達の弔いとなっては、現在にて根本を確立させて、未来の新たな同志達の進展となることを切に願いながら、著述・完成・出版するものとなります。
かつて、ベトナム戦争では、「南ベトナム解放民族戦線」(Mặt trận Dân tộc Giải phóng miền Nam Việt Nam)という民族戦線が存在しておりました。人々は他ならぬ北ベトナムによる南北統一こそが、全国と全人民の独立・自由・幸福となることを信じて、凄まじい貢献や献身に代償や犠牲等を払って、未来への希望と熱烈な愛国心を以て、命懸けで必死に忍耐や逃亡に猛烈な闘争を長年に亘って各地で繰り広げました。
そしてその結末は、北ベトナムによる祖国の統一という悲願の達成であると同時に、「解放」とは真逆の、数多の抑圧・混乱・退廃、そして「報奨」とは真逆の数多の不遇・裏切り・絶望等が、次から次へと襲い掛かって来たのでした。南ベトナム解放民族戦線もまた、その悲惨な不遇を被った組織の一つでした。国の為に尽くした結果、その先には、使い捨て道具の如く、その存在は社会的に抹殺され、そして、北ベトナムの人々に裏切られて冷遇された上に、同胞の周囲の南ベトナムの人々から裏切り者として蔑視され、ある人々は憂鬱な日々を過ごし、ある人々は自殺し、そしてある人々は沈黙し続けながら早死にすることを毎日願い続け、更にある人々は愛する祖国から命懸けで亡命することを決行しました。
上記の「チュオン・ニュー・タン」(Trương Như Tảng)という・元南ベトナム解放民族戦線の上層部の人、そして国士もまた、愛する祖国から命懸けで亡命することを決行した一人です。
自分(夢の中の記憶としての人間)もまた、かつて、祖国戦線(北ベトナム軍)の一員として、南ベトナム解放民族戦線と共闘し、特にテト攻勢(Sự kiện Tết Mậu Thân)では、何度も何度も死に掛け、そして、目前で数多くの戦友達の戦死を経験しました。
戦争が終結し、祖国が再統一されてから半世紀以上もの年月が過ぎました。「格致日新」と言われているように、いよいよ、新しい戦線の新設と進展を立ち上げる時が来たと思います。そうです、「戦線」は何も「戦争」だけではありません。政治活動・社会運動・労働運動・思想運動等もまた、戦線です。
「チュオン・ニュー・タン」(Trương Như Tảng)同志に取材して下さった友田先生、そしてタン同志の力作を日本語訳して下さった吉本戦線、そして中央公論社・原書房の出版社と関係者各位に、深謝致します。
タン同志、ベトナムに帰国後、同志に追悼の手紙を書かせて頂きます。
2.2『人文佳品 剛直な猛省の愛国詩集』
度々ご紹介させて頂いております拙作の愛国詩集です。新たなデザインの表紙に変更し、内容も更に濃密にしました。祖国の同志達や恩人達に戦友達、そして先哲達に顔を誠に向けて献呈できるような愛国詩集として完成させ、出版し、そして帰国して報告いたします。
3 結語
全力を尽くして、以下の拙作『社会善』を今週末の夜までに完成させて出版手続きをし、上記の拙作の執筆の為の研究活動に入ると同時に、一か月以上も止まってしまったサイトの更新を再開いたします。
いつも拙ブログを拝見して下さっている方々に、深謝しております。今後とも、ますます精進して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。