古哲の知恵
本日、文献資料の研究と収集を行ったところ、拙作『フルシーヤ』と『騎士道』を著述するに当たって、極めて有意義な古哲の古典を発見し、参考文献にすることを決定いたしましたので、ご紹介いたします。
1 拙作
以下は著述予定の拙作です。
1.1 『フルシーヤ』
1.2 『騎士道』
2 古哲の古典
2.1 『フルシーヤ』の参考文献
上記は『Mu'allaqat』(المعلقات:ぶら下がりの詩集)と言う古代アラビアの詩集です。
上記は『Mufaddaliyat』(المفضليات:アル=ムファハルの考察)と言う、Al-Mufaddal(アル=ムフャハル)と言う著者であり、そして古代の文献学者・言語学者が蒐集して完成させた詩集です。
古代アラビアでも、詩は知恵を追求するに当たって重要なもの一つとして重要視されていました。
アラビア詩集は以下のようなものがありますので、ご紹介いたします。
日本語文献に、以下のようなものがあります。安価ですので、宜しければご覧くださいませ。
2.2 『騎士道』の参考文献
上記は、『The Sentences of Sextus』(セクティウスの文集)であり、この古典の著者は「Quintus Sextius」(クゥイントス・セクティウス)と言う古代ローマの哲学者と推定されています。この古哲は、ピタゴラス主義とストア主義を融合させた哲学者で、あの有名な先哲の哲学者「セネカ」にしばしば称賛された古哲でした。
この哲学文集の内容は、以下のようなものがあります。
魂は神の追想によって啓蒙されるものである。
必要に応じて、必要なものを負担する。
群衆を喜ばせることを切望しないこと。
悪人があなたから奪うかもしれないが、それほど貴重でもないものは、尊重しないこと。
嘘を吐くことは毒を使うことのようである。
嘘を吐かないこと。 なぜなら、嘘を吐く時、騙した人と騙された人が在るようになってしまうからである。
真実ほど知恵が特有のものは無い。
あなたが自身の敵に利益を齎すことができるかもしれないのを望むこと。
賢明な知性は神の鏡である。
上記のように、確かに、神秘主義や心霊主義に、哲学的・宗教的なものもある一方で、極めて現実的で、日常生活や一般社会の道徳や倫理に実践にも通じるものが多々あります。故に、こちらの文献を拙作の参考文献にしました。そして、哲学者としての心構えに関する箴言にして助言もありました。この箴言にして助言は、解釈や理解が極めて難解であると同時に、極めて有意義なものであり、自分に内省や自信を後押ししてくれました。
3 結語
本日は、予定や計画していたのと大きく変わった一日となってしまいましたが、それで得た成果は意外なものであり、そして大変有意義なものでした。
さて、今月末と来月初旬まで、外勤の方が多忙であり、明日の日曜日、また来週の土日までも終日勤務となっております。奮励努力して確りと業務と責任を善く完遂し、そして文献資料の精読・熟読を確りと行って、『新武士道』の執筆活動に逸早く取り掛かって参ります!
ちなみに、以下のアラビア音楽をご紹介いたします。
ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。