鎮静薬について解説しました。
ペットを飼っている人に知ってほしい「麻酔」について解説しました。
マヌカハニーの可能性皆さんマヌカハニーをご存知だろうか? ニュージーランドで取れる蜂蜜の一種だが、近年大きな注目を集めている。 ニュージーランドに生息するマヌカの花を蜜蜂たちがかき集めて出来た蜜で、ニュージーランドのお土産としては常にNo.1である。実際のお味はというと少し薬っぽい感じの蜂蜜で、パンケーキにかけるというよりは、紅茶にティースプーン一杯という感じで味わうと良いと思う(あくまでも個人的な意見だが)。 薬っぽい感じというだけあってか薬効も色々と報告されている。特
麻酔記録とは?人間社会で生きていく犬や猫の最初の試練は避妊もしくは去勢手術だと思うが、皆さんは麻酔記録をしっかりと貰っているだろうか? 麻酔記録とはどのような麻酔機器を使用したのか、どのような鎮静薬・麻酔薬を使用したのか、また彼らが薬にどのように反応して、麻酔中のバイタルはどのように遷移したのか、そして大きな問題はなかったのかをしっかりと記録したものである。 麻酔記録の意味〜獣医療と人医療〜もちろんこのような専門的な記録を読み解くは素人では非常に難しいので、一見貰っても意
獣医師の麻酔の経験と実務人の病院で麻酔を行う時は必ず麻酔科医が行い、その麻酔科医は他の科の医者と違って医師免許取得だけでなく、麻酔科研修を義務付けられている。 ところが獣医の場合はそのような制度はない。獣医師免許を取得したら、麻酔の経験がなくても、麻酔を行うことが出来る。 前にも言ったように獣医麻酔学を勉強していなくても、実際に麻酔を行うことは可能なんだよね。つまり、実は制度上獣医麻酔医というのは存在しない。 動物病院における麻酔の課題通常は一般の獣医さんが麻酔を担当し
全ての外科手術には麻酔が必要で、人と違って歯科処置する時、内視鏡を行う時、画像診断の時も麻酔を必要とする。 “お口開けて〜”って言ってもどうぶつ達はお口を開けてくれないし、“じっとしててね〜”って言っても動いちゃう💦 また凶暴な動物(過度のストレスや不安で凶暴になってしまう動物)もいるので強力な鎮静薬を使うことも少なくない。 つまり、獣医の世界では麻酔や鎮静を使用する頻度が人医の世界よりも圧倒的に高いのだ。 動物の麻酔の専門医として僕は動物の麻酔の専門医として今まで色
ニュージーランドの動物と言えば?ニュージーランドと言えばやはり羊を想像するのではないだろうか❓ そして、実際どうかというと・・・・羊だらけだね💦 実際、数え切れないほど羊がいる さらに言えば牛の数も尋常じゃない。日本で例えるなら、北海道の風景か❓ もしくはLord of the Ringの風景かな❓ あとは飛べない鳥のKiwiが有名だね。 元々ニュージーランドはコウモリ類とクジラ類以外の哺乳類がいない島で、まさに鳥の楽園だったらしい。 Kiwi以外にもたくさんの飛べない
動物病院って怖いところ?大好きな動物と一緒に暮らす事で、僕らは大きなエネルギーを貰っている😀毎日家に帰ると楽しい、癒される、疲れが吹き飛ぶ。ウチにも3匹のニャンズが毎回ドアの前でお出迎えしてくれる(ご飯くれと・・・・)🐱。 でも残念なことに、時には避けては通れない問題が起こる。それは病気になって嫌な動物病院に行くことだ。中には動物病院が好きな動物もいるだろうが、大半は好きにはなれないはずだ。 正直僕自身も(人の)病院には行きたくない。あの独特な匂いと雰囲気で不安が募る。で
犬と猫の鎮静薬について精神安定剤もしくは鎮静薬と聞くとネガティブなイメージがあるかもしれない。もしくは薬で落ち着かせようとか眠らせようなんてとんでもないと思うかもしれない。薬で眠って起きなかったらどうしようと思うかもしれない。でも安心してください、これらのお薬はしっかりと使い方を知っていれば非常に安全な薬なのです。 お薬が効いていれば意識が少しとろーんとして不安や嫌なことは起きるまでに全て終わってる。 怖がっている犬・猫ちゃんを無理やり押さえつけようとすると逆にどうぶつは
米国獣医麻酔疼痛管理専門医Hiroki Sano, BVSc, Diplomate ACVAA Senior Lecturer in Veterinary Anaesthesiology, School of Veterinary Science, Massey University, New Zealand 佐野 洋樹 獣医師、米国獣医麻酔疼痛管理専門医 マッセイ大学、獣医学部麻酔科上級講師 マッセイ大学獣医学部で麻酔科上級講師日本獣医生命科学大学を卒業し、翌年は同大学
動物(犬と猫)の鎮静大好きな動物と一緒に暮らす事で、僕らは大きなエネルギーを貰っている。毎日家に帰ると楽しい、癒される、疲れが吹き飛ぶ。ウチにも3匹のニャンズが毎回ドアの前でお出迎えしてくれる(ご飯くれと・・・・)。 でも残念なことに、時には避けては通れない問題が起こる。それは病気になって嫌な動物病院に行くことだ。 中には動物病院が好きな動物もいるだろうが、大半は好きにはなれないはずだ。正直僕自身も(人の)病院には行きたくない。 あの独特な匂いと雰囲気で不安が募る。 でも