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動物の麻酔って?

全ての外科手術には麻酔が必要で、人と違って歯科処置する時、内視鏡を行う時、画像診断の時も麻酔を必要とする。

“お口開けて〜”って言ってもどうぶつ達はお口を開けてくれないし、“じっとしててね〜”って言っても動いちゃう💦

また凶暴な動物(過度のストレスや不安で凶暴になってしまう動物)もいるので強力な鎮静薬を使うことも少なくない。

つまり、獣医の世界では麻酔や鎮静を使用する頻度が人医の世界よりも圧倒的に高いのだ。

動物の麻酔の専門医として

僕は動物の麻酔の専門医として今まで色んなどうぶつ達の麻酔や鎮静を行ってきた。

多くのどうぶつ病院では犬と猫だけ診ることが一般的だと思う。でも中にはねずみーマウス、うさぎ、モルモット、チンチラなどのポケットペットと呼ばれる小さなどうぶつの麻酔を行うこともある。

小さい動物の麻酔は非常に死亡率が高くて大変だ。何よりも全て小さいので適切な道具がないし、高い技術を必要とする。

少し大きな動物となると馬、牛、羊などの麻酔を日常的に行う。ここらへんの子らは比較的大人しい(舐めてかかると危ないが💦)。

しかし、動物園に行けば虎、ライオン、キリン、オラウータン、象などの麻酔を行うが、こいつらに限っては何をするにも麻酔が絶対に必要となる。

下手するとこちらが殺されちゃうからね・・・・💦 またアメリカに住んでいた時はペットの熊、トナカイ、シマウマとか来てたけど正直ペットって意味がわからなかった・・・・。💦

人の麻酔と動物の麻酔の違い

人の麻酔と違って何が大変かというと、それぞれの種について勉強しないといけないことだ。

同じ哺乳類でも解剖や生理が全然違う・・・。牛とか胃が4つもあるからね💦 しかも、鳥類、爬虫類、両生類、魚類となるとさらに違うし、脊椎どうぶつ以外となるとまさに別次元。

聴き慣れないどうぶつの麻酔を行う時はまずは図鑑からって場合もね。動物の麻酔って大変なんだよね💦

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