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犬と猫の麻酔(鎮静薬)による死亡を考える

犬と猫の鎮静薬について

精神安定剤もしくは鎮静薬と聞くとネガティブなイメージがあるかもしれない。もしくは薬で落ち着かせようとか眠らせようなんてとんでもないと思うかもしれない。薬で眠って起きなかったらどうしようと思うかもしれない。でも安心してください、これらのお薬はしっかりと使い方を知っていれば非常に安全な薬なのです。

お薬が効いていれば意識が少しとろーんとして不安や嫌なことは起きるまでに全て終わってる。

怖がっている犬・猫ちゃんを無理やり押さえつけようとすると逆にどうぶつは暴れるし、抵抗するし、時には引っ掻いたり、噛んだりすることだってある(当たり前と言えば当たり前だよね💦)。

さらに精神的なトラウマになって噛み癖がつく子だっている(僕ならぶん殴る✊)。でもお薬がこのような格闘を全て消し飛ばしてくる。さらに獣医さん側もどうぶつが動かないから正確に早く作業ができるの。

因みに海外の動物病院では、少しでも暴れる犬・猫ちゃんがいたらお薬を使って不安を軽減させることは一般的なんだよね。特に手術前ではほぼ間違いなくお薬を使って落ち着かせる。

とは言えやはり薬の副作用が怖いと感じる人が多いと思う。

文献による鎮静薬の死亡率

ある文献を元に計算すると鎮静薬の死亡率は犬と猫で0.001~0.0025%となる、1年間で交通事故に会う確率が0.9%だと考えると非常に低いし、どちらでも細心の注意を払っていればさらに低い確率になる。

僕の経験でも今まで鎮静薬が原因で死亡した例はない。

要するに薬どうのこうのというよりは獣医さんが適切に薬を使用しているかが重要なんだ。

不安軽減・ストレス軽減のためのお薬としては色んなものがあるが、病院に行く前に飲むタイプのものから、病院で飲むタイプ、病院で注射を打たれるタイプまで様々ある。

かかりつけの獣医さんと相談しながらみんなの不安やストレスを最小限にしてあげてくださいね。

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