ニュージランド在住の獣医師がマヌカハニーを考える
マヌカハニーの可能性
皆さんマヌカハニーをご存知だろうか? ニュージーランドで取れる蜂蜜の一種だが、近年大きな注目を集めている。
ニュージーランドに生息するマヌカの花を蜜蜂たちがかき集めて出来た蜜で、ニュージーランドのお土産としては常にNo.1である。実際のお味はというと少し薬っぽい感じの蜂蜜で、パンケーキにかけるというよりは、紅茶にティースプーン一杯という感じで味わうと良いと思う(あくまでも個人的な意見だが)。
薬っぽい感じというだけあってか薬効も色々と報告されている。特に癌や創傷などに効果的だという報告が多数ある。
マヌカハニーを選ぶときにパッケージにアルファベットと数字が書いてあることに気付くと思うが、これはマヌカハニーの抗菌作用の強さである。
例えばUMF5 (Unique Manuka Factor)とかMGO10 (methylglyoxal)である。この数字が高ければ高いほど、抗菌作用が強いのだが、値段も高くなる。また抗酸化作用や抗癌作用もUMFとMGOの数字に比例して強くなる。
このマヌカハニーの驚くべき効果はマヌカハニーに耐性を持つ細菌が今の所存在しないということだ。近年、抗菌薬の乱発により薬剤耐性菌が問題になっているが、マヌカハニーはその複雑な薬効により、耐性という問題を抱えない。
今では日本でもオンラインで簡単に購入できるマヌカハニーだが、健康のために皆さん始めてみてはどうだろうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?