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2021年3月の記事一覧

獣医師解説!現役臨床獣医師がおすすめする、いい病院の選び方!かかりつけ動物病院の決め方

獣医師解説!現役臨床獣医師がおすすめする、いい病院の選び方!かかりつけ動物病院の決め方

最近、犬や猫が家に来て、健康診断をしたい・・・

どこの病院がいいんだろう・・・

引っ越したけど、いい動物病院がわからない・・・

本記事では、獣医師視点から、飼い主が選ぶべき動物病院と選ぶポイント・判断基準についてお話しします。

ネット上にも様々な情報が溢れていますが、そのほとんどが科学的根拠やエビデンス、論文の裏付けが乏しかったり、情報が古かったりします。

中には無駄に不安を煽るような内

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犬に殺虫剤、駆虫剤は危険!カルバメート系殺虫剤の怖さとは?!獣医師が解説!

犬に殺虫剤、駆虫剤は危険!カルバメート系殺虫剤の怖さとは?!獣医師が解説!

カルバメートを含む駆虫剤製品が多くあります。

カルバメート系殺虫剤は、庭園や家庭用の殺虫剤として、また農業用としても広く用いられます。

液剤、スプレー、粉末があり、供給された状態のままか希釈して使用されます。

通常、家庭用品に含まれる物質の濃度は低いですが、農業製品より危険度が高いです。

農薬系薬剤は非常に多く、農水省に登録された農薬のみでも7600を超える製品があります。

いくつかの農

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犬に殺虫剤、駆虫剤は危険!ピレスリン・ピレスロイド中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

犬に殺虫剤、駆虫剤は危険!ピレスリン・ピレスロイド中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

ピレスリンやピレスロイドを含む駆虫剤製品は多くあります。

園芸用品は、最も危険な殺虫剤や駆除剤などが区分されており、またこれら薬物には家庭内や庭、散歩コースなどに溢れています。

ノミ製品や、家庭用スプレーの多くにはピレスリン、ピレスロイド、有機リンやカーバメイト、そして昆虫発育阻害剤が含まれます。

農薬系薬剤は非常に多く、農水省に登録された農薬のみでも7600を超える製品があります。

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【飼い主向け】愛犬、愛猫が肥料を食べた!?その危険性とは【分かりやすく獣医師が解説!】

【飼い主向け】愛犬、愛猫が肥料を食べた!?その危険性とは【分かりやすく獣医師が解説!】

最近はガーデニングが流行っていますね。

ご自宅で肥料を用意しているご自宅も多いのではないでしょうか?

また室内の、観葉植物に肥料をあげている飼い主様もいると思います。

肥料を、愛猫や愛犬の手に届くところに置いていると、仕事や留守から帰ると、肥料を荒らした跡があり、ぐったりしてしまっている危険性もあります。

当記事では、室内に観葉植物などの植物を置いている方や、肥料をお持ちの飼い主へ、愛犬、

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犬に人の市販薬、鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

犬に人の市販薬、鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

イブプロフェンとは非ステロイド系抗炎症薬(Non-steroid antinflammatory drug:NSAIDS)の1種で、一般大衆薬の解熱鎮痛薬の70%以上の製品に含まれている物質です。

多くの鎮痛薬、解熱薬、抗炎症薬はこの種類の薬に属します。

しかし、犬、猫では安全域が狭く、小動物領域では処方されることはなく、誤食による中毒がほとんどです。

誤食以外にも、医療従事者や、鎮痛剤とし

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