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2021年1月の記事一覧

猫がADHDの薬飲んじゃった!メチルフェニデート中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

猫がADHDの薬飲んじゃった!メチルフェニデート中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

メチルフェニデートは、中枢新規刺激役であり、人では注意欠如、多動性障害(ADHD)の治療に用いられます。

猫ではナルコレプシーと多動の治療に用いられることもあります。

○ペットに害を及ぼした危険なお薬トップ10

ASPCAが2007年にペットが間違って処方薬や一般用医薬品を飲んでしまった89000事例を調査した結果です。
数が多い順ですが、

消炎鎮痛剤
抗うつ剤
アセトアミノフェン(解熱・

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犬に人の市販薬、鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

犬に人の市販薬、鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

イブプロフェンとは非ステロイド系抗炎症薬(Non-steroid antinflammatory drug:NSAIDS)の1種で、一般大衆薬の解熱鎮痛薬の70%以上の製品に含まれている物質です。

多くの鎮痛薬、解熱薬、抗炎症薬はこの種類の薬に属します。

○ペットに害を及ぼした危険なお薬トップ10

ASPCAが2007年にペットが間違って処方薬や一般用医薬品を飲んでしまった89000事例を調

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猫に人の鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

猫に人の鎮痛薬は危険!イブプロフェン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

イブプロフェンとは非ステロイド系抗炎症薬(Non-steroid antinflammatory drug:NSAIDS)の1種で、一般大衆薬の解熱鎮痛薬の70%以上の製品に含まれている物質です。

多くの鎮痛薬、解熱薬、抗炎症薬はこの種類の薬に属します。

○ペットに害を及ぼした危険なお薬トップ10

ASPCAが2007年にペットが間違って処方薬や一般用医薬品を飲んでしまった89000事例を調

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猫にニンニクは絶対にダメ!ニンニク中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

猫にニンニクは絶対にダメ!ニンニク中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

ニンニク中毒は、飼い主様の中でもかなり有名で、ご存知の方も多いかもしれません。

猫がニンニクを食べると、場合によっては中毒を起こし、様々な症状が出ることがあります。

本記事では、猫のニンニク中毒の病態、症状、中毒量、治療法に至るまでを獣医師が徹底解説します。

この記事を読めば、猫にニンニクを与えていけない理由と対処法が分かります。

猫にとって危険な物を知りたい飼い主必見です。

限りなく網

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猫にニラは絶対にダメ!ニラ中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

猫にニラは絶対にダメ!ニラ中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

ニラ中毒は、飼い主様の中でもかなり有名で、ご存知の方も多いかもしれません。

猫がニラを食べると、場合によっては中毒を起こし、様々な症状が出ることがあります。

本記事では、猫のニラ中毒の病態、症状、中毒量、治療法に至るまでを獣医師が徹底解説します。

この記事を読めば、猫にニラを与えていけない理由と対処法が分かります。

猫にとって危険な物を知りたい飼い主必見です。

限りなく網羅的にまとめまし

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猫に殺虫剤、除草剤は危険!有機リン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

猫に殺虫剤、除草剤は危険!有機リン中毒の怖さとは?!獣医師が解説!

園芸用品は、最も危険な殺虫剤や殺鼠剤、除草剤などが区分されており、またこれら薬物には家庭内や庭、散歩コースなどに溢れています。

これらの薬系薬剤の中で、特に注意が必要な薬剤は、動物や昆虫が好むように誘引剤が入っている、いわゆるベイト剤と言われるもので大量摂取になりやすく重篤な中毒に至る場合が多いです。

代表的な薬剤として有機リンやカーバメイトが存在します。

農薬系薬剤は非常に多く、農水省に登

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