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very50の社内制度や文化を大公開!

今回は、very50ならではの社内制度や文化についてご紹介します。
 
この記事を執筆するにあたり、2015年からvery50に参画し、現在副代表を勤める谷弘と、人事マネージャーとしてvery50の組織づくりに貢献してきた理事の北野に、現行の制度や文化、それらがつくられた背景を聞きました。

very50を少しでも身近に感じていただければ嬉しいです!


「既成概念にとらわれず、文化をつくる」ことへのこだわり

個々の制度についてご紹介する前に、そもそも、very50が「文化をつくる」ことへ並々ならぬこだわりをもっていることをご説明させてください。
世の中には、社会の常識がなんとなく漂って、それがそのまま社内のルールになっている企業がたくさんあるかと思います。一方very50では、0からルールをつくることは非常に難しいと認識しつつも、そこに覚悟をもち、あえて0からのルール作りにチャレンジしてきました。
世間的には至極当たり前の概念であっても、very50ではそれを当然のものと捉えず、その理由をよく考えて自分たちなりに再定義するようにしています。常識を常識だからという理由で押し付けることは簡単ですが、そうではなく、手探りでも、時間がかかっても、社員が納得する道を見つける、そんな価値観がvery50にはあります。
菅谷という、良い意味で「破天荒」な代表を中心に、世の中の常識を鵜呑みにせず、何事も自分の頭で考え抜くことをポリシーにしているメンバーも多く在籍しています。そのため、設立当初は団体として基本的な事柄を機能させることさえとても苦労したといいます。

これはvery50が掲げるCredo(行動指針)の1つ、Be the 10%という概念にも繋がっています。
Be the 10%とは、多数派の意見に流されることなく、たとえ認める人が少なかったとしても、自分たちが信じる「本モノ」を追求していこう、という意味です。

very50のCredoに関する記事はこちらから:https://note.com/very50/n/n47bf82558715

Johnson & Johnsonの人事を経験した北野が、2017年にvery50に参画した当時、very50には仕組みの「し」の字もなかったといいます。当時は、例えば経費精算のサイクルが運用できていなかったりと、世の中では当たり前の仕組みが定着したのも、very50では最近の出来事です。社内のあらゆる業務プロセスをつくり上げるなかで、既存の常識にとらわれず、0から組織をつくる。組織として確実に守るべきことを当然厳守した上で、目指すビジョンに向け、いかに柔軟に動ける体制を作れるかということに、北野は注力したそうです。
ルールや常識を守るのは苦手だけれど、新しいアイディアや、パッションだけはいくらでも出てくる、そんなメンバーのよさを消してはいけない、とも思ったそうです。

そんな北野や谷弘の想いをもとにつくりあげられてきた組織、very50がもつ面白い文化を、具体的にご紹介していきます。

社員自身がワクワクを感じられる仕事をつくる「やる気ドリブン」

very50を象徴する、仕事に対する考え方のひとつに、「やる気ドリブン」があります。これは、「自立した優しい挑戦者」を育てることを目指す上で、very50の社員自身も「自立した優しい挑戦者」になる必要がある、という考えが前提となっています。
組織のなかで与えられる役割を全うすることはとても重要です。しかしそれだけでは、現実と個人がなりたい像や姿は乖離していってしまう可能性があります。
従って、全うすべき役割+自分のなりたい姿で貢献できる部分を組織として用意することで、社員自身も「自立した優しい挑戦者」を目指して新しいことに挑戦できる環境を目指しています。仕事をやらされているのではなく、自分自身がワクワクするような仕事をして、自分自身がなりたい姿でいられるように。「やる気ドリブン」にはそんな意味が込められています。
実際にこの考え方のおかげで、日頃から「こんなことやってみたい!」「こんなことができたらいいよね!」といった議論が活発に行われています。小さい組織ゆえに、一人ひとりがさまざまな役割を担い成り立っていますが、社員自身のやる気を尊重してくれる土壌があると感じます。

また、そういった挑戦に取り組むなかでの不安やワクワクを組織で共有し、社員全員で理解しあいながら、目標達成を目指すことも重要視しています。

Slackの「〇〇の頭の中(times)」チャネル

very50では、Slackを連絡手段として使用しています。これは現理事の鈴木がプロボノとしてvery50に在籍していた頃、より社内の「オープンネス*」を高めるために、鈴木の推進によって導入されました。
*オープンネス:組織の「オープンさ」を意味するもので、経営陣を含めた組織の全員が、どこまでオープンに情報や体験を共有し、相互信頼の関係を構築・維持できるかを表す。

Slackでは各プロジェクトや業務分野によって複数のチャンネル(掲示板)がありますが、それ以外に、社員とインターンは各人「〇〇の頭の中」という個人のチャンネルを持っています。
今ではSlackを利用している企業の多くが「times」として同様のチャンネルを導入していると聞きますが、very50でもSlackを導入した初期からメンバー間の雑談や個人が頭を整理する場として使用してきました。当時からvery50のわちゃわちゃした空気と相性が良く、現在に至るまで、積極的に活用されています。
「頭の中」という名前も、仕事関係だけでなく、より幅広く、各人が考えている事柄がシェアされるようにという思いを込めて、名付けられています。

具体的に頭の中チャンネルでは、各人が気になったニュースや、映画の批評、今日食べたもの、今の体調、仕事に関するつぶやきなど、ありとあらゆる情報が投稿されています。very50の中で働いていると感じる、部活動をしているような楽しい空気感も、「頭の中」で各人の個性が発信されていることが理由かもしれません。
仕事とそれ以外の時間が明確に切り離されていない組織のため、それぞれが仕事外で考えていることをオープンにシェアすることで、お互いのことを慮ることができる、そんな仕組みとなっています。

喜怒哀楽を記載する「日報」

very50では、業務終了後にその日の出来事を書く、というタスクがあります。
日報への記載内容は、以下の4項目です。
・今日、成果としてアウトプットしたものは何か。
・今日の業務を通じて主観的に感じたこと、考えたことは何か。
・明日の業務でのアウトプットを改善するために何に挑戦するか。
・今日のCredo(be the 10%、act very50、1 for Nだなと感じたエピソードがあれば教えてください!)(任意)

こちらでご紹介したいのは、2番目の「今日の業務を通じて主観的に感じたこと、考えたことは何か。」という項目です。
まずは各人が感じたこと(喜怒哀楽)を記載し、その後、考えたことを記載する順序になっています。これは、感情があった上での思考であり、まずはその日に抱いた感情からシェアすることにより、よりオープンネスが活性化されることを狙いとしています。

従って日報には、「嬉しい/楽しい」といったポジティブな感情のみならず、「イライラ/不安/焦り」といったネガティブな感情も躊躇なくシェアできる場となっています。

前項目でご説明した「頭の中」チャンネル以外にも、いかにvery50が社内のオープンネスを大切にしているかがわかる制度かと思います。

【こちらが日報のテンプレート】


ランチに全力投球!毎日全員で美味しいものを食べる!

個人的にとても好きなvery50の文化です。タイトル通り、ランチは基本全員で、どんなに忙しくてもコンビニでは済まさず、毎日美味しいものを食べに外に出る、という習慣があります。
小さい組織だからなせる技だと思いますが、ランチを社員・インターン含めた全員で食べるという文化は、意外と珍しいのではないでしょうか。
従って、全員が座れる席を確保するため、very50のお昼休憩は混雑時を避けた13時からが通例です。

これは谷弘の言葉ですが、「同じ空間で、同じ飯を食うことに価値がある。表面的な部分ではなく、より肉体的に、五感に近いところで、美味しいという感性を共有することが大切」なのだそうです。
また、出張が多いメンバーが多数いるなかで、ランチを必ず全員で取ることは、社内のコミュニケーション活性化にも繋がっています。

【食べログ(カレー)の百名店にも選ばれた、やっぱりインディアにて、ある日のランチ。大塚には隠れた名店が多く、毎日どこに行こうか悩みます・・・!】


眠い時は寝ればよい!お昼寝もOK!なメリハリのある働き方

very50のメンバーは皆、いつでも自由に昼寝をする権利があります。形式的なものではなく、実際に「ちょっと疲れているので休んできます〜」といった光景は日常的にみられます。ちなみにオフィスには仮眠室のようなスペースもあります。

就業時間という概念に縛られるわけではなく、各人が自身の業務に責任をもった上で、最大限のパフォーマンスを発揮し、メリハリのある働き方をするための制度です。特にvery50では事業運営に関わってくれている大学生の都合上、夕方以降にミーティングをする機会も多くあります。各スタッフが働く時間にあわせ、職務を遂行するため、裁量権をもって働き方もコントロールしています。
これは、代表の菅谷が以前勤めていた企業でのストーリーが起源となっています。そこではお昼過ぎによく眠い目をこすりながら仕事をしていた社員がいたそうです。それだけならまだしも、なんと男子トイレでは、個室で明らかに寝ている社員もちらほら。その光景を見た菅谷が「そんなに眠いなか仕事をしても効率はあがらない。眠いなら寝て、自身のパフォーマンスが最大限発揮される時に仕事をしたらよい」と思ったそうです。そのためvery50では「眠い時には寝たらよい!パフォーマンス向上のためならお昼寝もOK!」というお昼寝制度が導入されています。なお、この制度を一番利用しているのは菅谷自身かもしれませんが……。

さて、very50の特徴的な制度や文化をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
読んでくださった方が、少しでもvery50を身近に感じていただけていれば幸いです。

very50では、より多くの高校生に価値を届けるため、正社員だけでなく、学生インターン・プロボノ・高校教育プログラムの社会人・大学生運営スタッフを随時募集しています。ぜひ、まずはお気軽に話を聞きにきて頂ければと思います。

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