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【インターン紹介】管理・事務部門担当:松井理紗

こんにちは!note運用担当のくまこです。
このシリーズではvery50のインターンをご紹介する記事をお届けします。
今回は、管理・事務部門で、経理や営業サポートの仕事を担当している松井さんです!

簡単な自己紹介をお願いします!

はい! 群馬大学共同教育学部理科専攻4年の松井理紗です。
大学では理科教育を専攻しており、ゼミでは物理系の研究室に入ってプログラミング教室のサポートをしたり、STEAM教育に関する研究をしたりしています。物理とプログラミングは一見関係性が低いように思われるかもしれませんが、プログラミングには物理学がたくさん隠されているんです。

そのほかには、ネパールに住む学生とのオンライン交流会に参加したり、縦の繋がりを作るためにGFL(群馬大学のグローバルフロンティアリーダー)の同窓会を企画したり、さらに先日は、中華人民共和国駐日大使との懇談会にも参加させていただきました。
そのため、私のキーワードは「子ども」と「国際」です!本日はよろしくお願いします。

very50と出会ったきっかけを教えてください。

very50と出会ったきっかけは大学2年次に参加したLiD(大学生向けの「新興国のような複雑な環境下でリーダーシップを発揮する」人材を育成するための実践型プログラム)です。コロナ禍で、地方大学出身ということもあり、どこか大学生活にもの足りなさを感じていたころ、高校の時に参加したグローバル人材育成プログラムで同期だった大尊敬する先輩がInstagramでLiDを紹介しているのを見つけたことがきっかけでした。ケーススタディ中心のプログラムであるということと、very50の掲げる「自立した優しい挑戦者」に大きく惹かれて参加を決めました。私のチームは、very50スタッフの遼さんが運営されているN’s base(アジア、アフリカを中心に、世界中のにローカルな社会問題にビジネスの力で挑戦する「社会起業家」を支援することを目的とした事業)をテーマに取り組みました。

ソーシャルビジネスはともかく、ビジネスに関して1ミリも学んだことがなかった私にとって、ブランディングやマーケティング、アイディエ―ション等、全ての学びが新鮮でした。印象に残っているのは、「コンビニもカフェの競合になる」という話です。カフェの競合は、他のカフェを運営する大手チェーンだと考えていたのですが、コーヒー市場という広い枠組みで考えるとコンビニやファストフード店、ワークプレイス市場で考えるとコーワーキングプレイスをも競合になることを学び、驚きと納得感がありました。

売れる仕組みづくりや、選ばれる仕組みづくり、良いアイデアの出し方など、どうすれば売れるか、どうすればいいアイデアが出るのか、そこにはしっかりと理論があることを初めて知り、ビジネスの面白さに気づきました。
チームでN’s baseの認知拡大などの課題に本気で取り組んだ約3か月の日々は、他の活動や勉強との両立も含めかなりハードでしたが、大変さよりも楽しさが勝るほど充実し、やりきった達成感も得ました。

一方で、成果の量と質を振り返った時、「1年後も残るような成果が残せたか?」という問いに対しては自分たちがもたらすことのできた変化は一時的で意外とちっぽけだったかもしれない、と気づきました。理想とのギャップや持続的な成果を残すことの難しさから、ビジネスの厳しさを痛感した機会でもありました。

スタッフの皆さんや代表の菅谷さんからも大きな刺激を受け、LiD期間中は心躍る瞬間の連続でした。スタッフの皆さんからは、ビジネス以外でも、プロジェクトマネジメント力・論理的思考力・伝達力・行動力などを学び、菅谷さんからは、政治経済の講演を通して、ESG投資の増加から、国際支援とお金を稼ぐことは決して二律背反の関係ではないことや、自分の思いを貫く生き方を学びました。LiDでは忘年会も開催され、同期やチームのメンバーをはじめ、世界に飛び出し活躍する歴代のLiD生との繋がることができた経験は、今でも宝ものです。

【LiD6期Cチームのメンバー】

学業、部活、バイト、インターンと多様な選択肢がある中で、very50のインターンに応募した理由を教えてください。

私がvery50のインターンを決めた理由は大きく分けて3つあります。

1つ目は、学校教育を外から見たかったからです。
LiD卒業後にメンターという形で京都の私立高校の総合の時間、探究の時間のサポートをする機会がありました。認定NPO法人が学校の授業を1年間受け持っているということは、私にとって大きな驚きであり、群馬以外でどのような教育が展開されているか知らなかったことに気づきました。また、ちょうどキャリアに悩んでいたタイミングだったので、教育に関わるさまざまな形を知りたいという思いもありました。

【メンターフェローの集合写真】

2つ目は、社会勉強がしたかったからです。
私が教員になったとき課題になると感じたことのひとつが「教員以外のキャリアを語れない」ということでした。教員として、生徒に将来の活躍の場やキャリアの積み方を伝えられるようになりたいという思いがありましたが、大学2年の終わりには教育自体への理解が深まった実感はある一方で、自身含めキャリアの視野が広がっていないことに気づきました。「社会勉強がしたい」とありきたりな言葉を使ってしまいましたが、very50ではさまざまなキャリアを積まれたスタッフとの出会いがあり、自分の世界が広がっていく感覚を得られました。

3つ目は、very50が大好きすぎたからです!
LiDで出会った、新たな挑戦をし続けるキラキラした仲間から刺激を受け、上記のようなキャリアへの悩みを解決するためにも“インターン”という私にとっての新しいチャレンジをすることに決めました。インターン先として、たくさんの選択肢があったなかで、私がvery50を選んだ理由は特に「プロジェクト」と「ヒト」に魅力を感じたからです。

very50のプロジェクトには、私が大学で教育への知見を深める過程で見えてきた、児童生徒の自己肯定感の低さや、キャリア教育の課題、教員の過重労働問題等の教育課題を解決する大きな力があると感じました。例えば、前述のvery50における探究の時間では、生徒の提出した課題に対して大学生メンターが一つひとつ丁寧にフィードバックをします。教員以外の人からも自分の良い点を伝えられることで、個人がしっかり見られているという実感を生み、それが自己肯定感の向上に繋がると感じました。

また、探究の時間の最終アウトプットとして行われる現地プロジェクトでは、販売体験や起業家へのプレゼンを行い、ビジネス課題にも取り組みます。現地プロジェクトには、大学生だけではなく社会人もサポートに加わっているため、高校生の段階でビジネスを体験し、さまざまなキャリアの人と出会える貴重なキャリア教育の機会が与えられています。このように学校教育に教員だけでなく、認定NPO法人が携わり教育を支えていく姿に、教育の質の向上と労働問題解決への希望も感じました。

なにより私もvery50を通して、その課題解決の力になりたいと強く思いました。LiDやメンター活動を通して尊敬する大好きなヒトにたくさん出会ったことは、私が挑戦し、頑張るモチベーションにもなっています。

【LiD忘年会に参加した同期と撮った写真】

現在インターンで担当されている仕事を具体的に教えてください。

管理・事務部門の業務は主に2つあり、経費精算管理とメッセージカード作成です。

経費精算管理について:
very50のプログラムには多くの大学生メンターが関わっています。私は、全体の経費管理をするスタッフとメンターとの間に入り、経費申請の案内や、申請内容の確認等をしています。

メッセージカードの作成について:
現地プロジェクトの実施期間中には、メンターやフェロー、スタッフが一日の終わりに、高校生に向けて毎日コメントを書き、共有します。そしてプロジェクト終了後にはこれらのコメントを一枚にまとめ、メッセージカードというかたちで生徒に贈っています。私は、このコメントをまとめる業務やメッセージカードを作成する業務を受け持っています。

上記以外には、これらの業務を効率化する改善や、業務の体系化など、自分で業務・組織の課題を見つけ、改善案を提出するかたちで仕事を進めていています。
管理・事務部門担当ではあるものの、最近は他部門の仕事に関わる機会も多く、色々な業務を担当できることも嬉しく感じています。

【オフィス出社時の様子】

インターンを通じて「成長したな」「身についたな」と感じるスキルや意識はありますか?

私は群馬在住なので、基本的にはリモート勤務、そして月1で東京のオフィスへ出社をしています。リモートでは文章でのコミュニケーションがメインになるので、スタッフや先輩インターンの方の議事録やSlackの文面から、文章の粒度の揃え方や見やすさなど、わかりやすい文章のまとめ方を日々勉強しています。また、仕事をするなかで文章力は、論理的思考力との関係も強いことが分かりました。そのため論理的なコミュニケーションで大切とされている、結論ファースト(結論を先に述べて理由を補足すること)、大から小(大きな全体像から具体的な話をすること)、「空(事実)・雨(解釈)・傘(判断)」で短く正確に伝えることを意識して、文章を考えています。

その他、責任をもって計画的に物事を進めていく力も鍛えられています。もちろん、私が欠けても業務が成り立つような仕組み作りはしていますが、現状私ひとりが請け負っている業務もいくつかあり、それらを責任持って計画的に進めていくことは、小さな組織では特に大切なことだと理解しています。各タスクの規模感を早めに把握して、見積もりをつくり、スケジュール管理を徹底するよう心がけています。

また、先輩のインターン生と一緒に進めた業務を通じて、複数人でプロジェクトを遂行するノウハウも勉強させてもらいました。全員が納得するまで方向性を話し合い、その後タスクの洗い出しと分担を決めることなど、very50にいるとこのスムーズさが当たり前のように感じてしまいますが、別のコミュニティで複数人でのプロジェクトを行うと、全体で決めることと個別で決めればよいことの区別がついておらず、会議時間が長く非効率的になってしまったり、共通認識が図れていないがために個人でのアウトプットが全体の想定と異なったりしてしまうこともあり、このプロジェクトマネジメントがいかに重要なものであったのか気づかされました。

【インターンの先輩の送別会の時の写真】

インターンを検討中の方に向けて一言!

very50でのインターンの魅力は本当にたくさんありますが、私は以下のふたつを挙げたいと思います。

1つ目は、very50がとても素敵な組織であることです。高校生から社会人まで、多様なメンバーがvery50に関わり、「自立した優しい挑戦者」との出会いもあります。very50で働くなかで、ミッション、ビジョンに共感し、very50に携わってくださる人の多さを知ると、いかに私達が愛されているかも日々実感でき、そんな組織でインターンをしていることを誇りに思います。

2つ目は、インターン生が成長できる環境が揃っていることです。大きな組織ではないからこそ、インターン生でも大きな裁量権を持つことができ、またスタッフとインターン生との距離も近いです。各業務に対する丁寧なフィードバックに限らず、スタッフの方が順番で開催するインターン生向けの勉強会などもあり、私たちインターン生の成長を一緒に真剣に考えていることが分かる、愛のある組織です。

私自身、学業が忙しいなかでのインターン活動ですが、それでもインターンを続けたい!と思う魅力がvery50にはあります。これからも自分自身のキャリアや教育課題などと向き合うなかで、very50から多くの刺激を受け、学んでいきたいと思っています。少しでも興味を持ってくださった方と一緒に働ける日を楽しみにしております!!

【初出社日、代表・菅谷と教員というキャリアについて話した時の写真】


very50では、より多くの高校生に価値を届けるため、正社員だけでなく、学生インターン・プロボノ・高校教育プログラムの社会人・大学生運営スタッフを随時募集しています。ぜひ、まずはお気軽に話を聞きにきて頂ければと思います。
[正社員]
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[教育プログラムプロボノ]
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