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京都の一乗寺ブックアパートメントさんでひと棚本屋の棚主を始めました。屋号は【Versi…

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京都の一乗寺ブックアパートメントさんでひと棚本屋の棚主を始めました。屋号は【Versionマルメロ】「厳選!大人に贈る絵本。もちろん子どもにも。」

最近の記事

【すわってみた#4】〈歌う人のための声のワークショップ〉@知多半島のライブハウス

 「緊張しているような状況で子どもが突然大きな声を出すことがありますね。これは、大きな声を出すことで緊張を解こうと、無意識にしているんです。」と船津先生が仰った時、内側の暗闇にパッと光が瞬いたような気がした。一瞬、光って照らされたものを見たことから、紐解けて来たことがあった。 私の「声を出したい」欲求は「緊張を解きたい」ことから起きていたのか。 「声を出したい」より先に、緊張している身体があったんだ。 わたしが見ていなかった、見たくなかった、見なかった、見られたくなかっ

    • 【すわってみた#3】青春18きっぷで琵琶湖一周(後編)

      青春18きっぷは改札機非対応。最初の入場時に日付のハンコを押してもらい、次から出入りする時は有人改札口で駅員さんに切符を見せるアナログ式です。駅員さんに青春18きっぷを見せる時、自分がVIPになった感じがするのは私だけなんでしょうか? 実際の自分は(他の人は違うと思うけど)青春18きっぷ一日あたり2410円の交通費を絶対に下回ることがないよう誓いを立て、そればかりか、いかに2410円を上回る乗車を実現し"得した感"を向上させるか、元を回収して得を増したい!という、セコ根性起

      • 【すわってみた#2】長浜市立長浜図書館の背もたれの低い椅子に座って司書勉強を振り返り論ずる

        長浜で降りた目的は、長浜市立長浜図書館。 なぜか。 こちらの図書館で去年(2023年)「お話を書いて、電子書籍にしよう」という講座が開催されたことが気になっていたから。 対象は小中高校生。8月の土日。一日目の午前中はショートショート作家の田丸雅智さんが講師で、パソコンを使って短い不思議なお話を書く、という講座。二日目の午後は電子書籍出版アプリの会社の方が講師で、前日につくったショートショート作品を電子書籍にする講座(こちらは大人も参加可能)。参加費無料であった。 自分の作品を

        • 【すわってみた #1】青春18きっぷで琵琶湖一周(前編)

          職場が滋賀になって10年。 年々滋賀を好きになり、琵琶湖を好きになり、 今では「琵琶湖は愛だ」と思ったりする。 琵琶湖を見ると安心する。 計り知れなく大きくて、見ていると心が静かになる。 その大きな大きな水面に空を映して 琵琶湖はいつも、ただ、ある。 「いま ここにある意識」って、琵琶湖のことなのでは…。 琵琶湖を見て心の奥底がじーんとする。 好きだー。という微熱。 畏敬と恋慕の念。 日常抱えている荷物を運ぶことに持っていかれてるから、その小さい愛の花を片隅に追いやって

        【すわってみた#4】〈歌う人のための声のワークショップ〉@知多半島のライブハウス

        • 【すわってみた#3】青春18きっぷで琵琶湖一周(後編)

        • 【すわってみた#2】長浜市立長浜図書館の背もたれの低い椅子に座って司書勉強を振り返り論ずる

        • 【すわってみた #1】青春18きっぷで琵琶湖一周(前編)

          Slow slow slow living in a pool

          自分の名前のうしろに「耳だけ」と加える、毎朝Zoomの読書会に入るとき。入力更新をしないまま、0.5秒選択の余地と、ひと手間を繰り返している。 Zoomで話すのは好きなのに。オンライン上での発言。それは大なり小なり自分を包んでいるベールを破る行いであり緊張があり勇気を要する。言語化に取り組む機会が巡ってきたとき、限られた時間という圧の力も借りて自分の中の霧から言葉を引っ張り出したり構築を試みて、私の場合、大体が予期しない有様が出てくる。思うようにいかずたどたどしく足りておらず

          Slow slow slow living in a pool

          「生まれてくるぞ!」とぷくたんは宣言した

          妊婦さんに出会うと「わたし人生で妊娠中が一番幸せやった」と打ち明ける。期間限定の最高の幸せを、お母さんになるあなたを、ちいさな赤ちゃんを、特別なこの時間を、どうぞ、どうぞ大切に、と願ってしまう。 ホルモンの作用だったのだろうか。期間を通して湧き続けた完全な多幸感。にまにまとこみ上げてくる笑い。 つわりがまったくなかった。もちろん、貧血とか、足がつるとか、しんどいことはあったけれど、それも妊娠が体に及ぼす作用と思うと、こういうことになるのか、と面白くて、今まさに妊娠真っ最中

          「生まれてくるぞ!」とぷくたんは宣言した

          ゆたんぽこどもが受け継がれた話

          毎日毎日、寒い、寒い冬だった。けれどわたしの布団はいつもホカホカ。 とっても。ものすごく。この世で最高に気持ちがいい! それはなぜかというと、ゆたんぽ子どもがいるから。 布団乾燥機で温めておいた布団に先に子どもが入る。 妖怪ウォッチの攻略本を持って。 後からわたしが寝室に行くと子どもは腹ばいになって 攻略本を読んでいるか、その本の上に突っ伏して寝入っている。 そこにわたしも入る。ホカホカ~~~~!!! 布団乾燥機+ゆたんぽ子ども最強! 夏は別々に寝るようにな

          ゆたんぽこどもが受け継がれた話